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お金を配る

更新日:8月26日

 今の日本で(というより30年前から)一番効果的な経済政策は国民全員に一律にお金を配ることです。なぜなら、日本経済停滞の最大の原因は行き過ぎたコストカットと広がり続ける格差だからです。もちろん所得に応じてきめ細かく配る手もありますが、スピードを重視するのと、大人も子どもも一律に配ることにより、子育て世代を支援するためです。場合によっては配った後一定期間は贈与税の控除額を上げ、不要な人から必要な人への所得移転を認めてもいいでしょう。とにかくあまねくお金を届かせること。お金を使う主体が多ければ多いほどお金は回ります。それがあまりに偏り過ぎたことがこの国の問題なのです。


 多くの人は知らないかもしれませんが、この国は世界一の対外純資産を持っています。つまり、金融的には世界一のお金持ち国なのにもかかわらず、なぜ多くの人の生活が苦しいのか?その答えの一つが格差です。政府の借金は周知の事実ですが、その93%は日本の民間に借りています。そして対外資産を持っているのも大部分は民間。つまり、日本の民間は政府に1200兆円もの金を貸し、なおかつ海外に10兆ドルもの投資をしているのに、大多数の国民の生活が苦しい。ということは、それだけ民間の中で格差が激しくなっているということです。それを持っているのは大企業、その株主、一部の富裕層で、その他大勢の労働者はコストカットの対象という構図です。全員に配ることにより、富裕層にもお金が行きますが、マイナス効果は微々たるものであり、使ってくれればお金は回ります。配ったお金はなるべく回った方が皆の所得を増やすのです。同じ量のお金でも、二倍早く回れば所得も二倍になります。この30年の最大の問題は、あるはずのお金が回らないことにより、いわゆるカネ余り現象となって所得が増えなくなった。その根本の原因は富の偏在であり、それを是正するためには、お金を配るのが一番効果的なのです。

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