Return to site

大西つねき れいわ新選組 参議院選個人演説会/希望とワクワクを配るツアー@7/8 神戸

· 講演録

1.(00:01:44)《日本から世界を変えよう、本気です!》

https://youtu.be/ixH5ylEx-2A#t=1m44s

2.(00:09:43)《大西つねきが政治をやる理由》

https://youtu.be/ixH5ylEx-2A#t=9m43s

3.(00:23:50)《世界一のお金持ち国なのに》

https://youtu.be/ixH5ylEx-2A#t=23m50s

4.(00:29:47)《300兆~600兆円ぶんのただ働き》

https://youtu.be/ixH5ylEx-2A#t=29m47s

5.(00:41:36)《間違いだらけの国家経営》

https://youtu.be/ixH5ylEx-2A#t=41m36s

 

(00:58:28~01:07:47 休憩)

 

6.(01:07:47)《お金の発行の仕組み》

https://youtu.be/ixH5ylEx-2A#t=1h7m47s

7.(01:19:27)《実際のお金の量の推移》

https://youtu.be/ixH5ylEx-2A#t=1h19m27s

8.(01:31:33)《政府通貨を発行する》

https://youtu.be/ixH5ylEx-2A#t=1h31m33s

9.(01:38:07)《本物の国家経営》

https://youtu.be/ixH5ylEx-2A#t=1h38m7s

10.(02:03:46)《金融資本主義の正体》

https://youtu.be/ixH5ylEx-2A#t=2h3m46s

11.(02:15:29)《今、本当にすべき政治とは》

https://youtu.be/ixH5ylEx-2A#t=2h15m29s

12.(02:21:08)《一緒に世界を変えにいこう!》

https://youtu.be/ixH5ylEx-2A#t=2h21m08s

13.(02:22:51)《皆さんにお願いしたいこと》

https://youtu.be/ixH5ylEx-2A#t=2h22m51s

(配信開始 00:00:00)

 

(00:00:00〜00:01:44 準備中)

 

(00:01:44)《日本から世界を変えよう、本気です!》

司会 お時間なので始めたいと思います。それでは始めさせていただきます。大西つねきさん、よろしくお願いします。

大西 よろしくお願いします。

司会 登場します。

会場 (拍手)

大西 ありがとうございます。ちょっと待ってくださいね。皆さん、改めましてこんばんは。

会場 こんばんは。

大西 れいわ新選組から今回の参議院選挙に比例区で立候補してます、私、大西つねきです。今日、皆さんに僕がお伝えしたいのは、もう本当に日本から世界を変えようと、子どもたちの未来のためにと、本当にでっかいことを言って、でっかいことを、本当、皆さんとやろうとしてます。今回のれいわ新選組の新しいムーブメント、これ何かというと、結局、今までの政界っていうのはもともと政治家だった人たちがばらばらになって、くっついて新しい政党を作るということをずっと繰り返してきたわけですね。全く外からバッジをつけてない人たちが入っていって国政政党を作るなんてことは基本的にやったことないんですよ。だから、それを初めてやろうとする試み。なぜかというと、今までの政界にいる人たちではもうだめだっていうふうに皆さんわかってるんですね。だから支持政党なしが40%。一番多いです、支持政党なしが。つまり、もうそこには選択肢がないってみんな言ってるわけですよ。選択肢がないんなら選択肢を作んなきゃいけないんですね。だから新しい選択肢を作る必要がある。国会にないんだったら外から作ってく必要がある。もちろん僕はそれを考えて自分が政治団体を2011年に設立して、それを選択肢にするためにずーっと活動してきました。今回、山本太郎氏が4月10日に新しい自分の旗を立てて、それで独り立ちして、小沢さんから一本立ちして、新しい固まりを作るんだっていうふうに立ったときに、そう、それこそが本当に今やらなきゃいけないことだって僕も思いました。僕もそれをやるつもりでずっとやってきたので、これはもう自分がやるとか誰がやるとかいう、そういう話じゃないんです。誰かが必ずこのタイミングでやらなければいけない、そういう時期だったんですね。で、彼が一番最初に立ったときに、僕は、これは複数の旗を立ててバッティングしたって何にもいいことはないと。おおむね大体方おんなじ向性だったんならもうそれに乗って一緒にやるほうがはるかに皆さんのためになると思ったから、僕は4月10日の1日後か2日後にすぐ、公募してたんで応募をしたというかたちで今回始まってます。今日皆さんにお話しするのは、じゃあ大西つねきがれいわ新選組に入ってどんな意味があるのか、それによって何が変わるのか、そういったことを、こういう人間、僕の考えを聞いてもらうことによって、わかっていただく。そして、それをわかっていただいたうえで、こいつは本当に国会に必要だっていうことを理解していただく。これが入っていけばおっきな、本当に何か根本的な動きが起きるな、すごい大きな変化が起きるなっていうふうに思っていただいて、もうワクワクしていただきたいと思ってます。今回のツアー、「希望とワクワクを配るつねきツアー@神戸」、名古屋から始まって昨日大阪、今日神戸、明日岡山、あさって広島、福岡まで行ってきます。本当に皆さんには希望があるんだということを伝える、そのために今回のツアーをやってます。僕は「子どもたちの未来のために」という副題をつけてます。何でこれをつけているのか。実は僕が政治団体を始めたのは2011年です。2011年に、震災の年に政治団体を作って、そのときに一番最初に何をやったかというと、2年間かけてこの本を書きました。まさに『希望』という本です。ここには何が書いてあるかというと、今の金融システム、今の金融経済、資本主義とか、それがいかにおかしな仕組みであるか、それをどうやって変えたらいいかという、そのことを書いてあります。もちろん、そのほかにもいろんな政策を書いていて、これを書くのに2年ぐらいかけました。何で2年もこれにかけたかというと、結局、これが今の政界に一番不足してると思ったからです。結局、今の政界、何がないかというと、アイデアがないんです。何をしたらいいかっていう、わかんない人たちがずっとやってます。わかんないまんま、ただひたすら国会議員がばらばらになって、くっついて政党でございますということを毎回の選挙のたんびにとか、それから年末ごとにやってます。政党助成金のためにですね。その中心にアイデアがない。こないだの衆議院選挙、2017の衆議院選挙も結局、選挙の1カ月前には影も形もなかった希望の党とか国民民主党とか立憲民主、これが選択肢っていうふうにマスコミが報道したから我々がそう思って、選んでるだけのことなんですけど、もともと1カ月前には影も形もなかったから、要するに、理念もなければ政策も別になくて、まとまった何かがないからばらばらになったわけですよ。ばらばらになったところで結局何にもないまんま、そのまんま選挙に突入して、だから結局選べないって話になったんですね。だから本当に選んでもらうためには、何を選んでもらうのか、それはもちろん政策、理念、哲学、思想です。だから2年間かけて僕はそれをこの本にまとめました。政治団体を設立したときに、これがなかったらそもそも仕事にならないと思ったんですよ。当たり前です。それを、どうですかって皆さんに提示して、おまえ、その考えいいからやってみろって言われて初めて仕事になるのが政治家、政党です。それがないまんまバッジだけつけたって何にもできないに決まってるんですよ。逆に、この考えを皆さんに示して、おまえ、その考えだめだと、別にやんなくていいよって言われたら仕事になんなくていいです。別にバッジつける必要ないんです。職業政治家みたいにバッジをつけるのが目的になるから根本的におかしくなっちゃうんですよ。だから、まともな方法をやろうと思って、2年間かけてこの本を書きました。ただ、2年をかけて、あんまり、最後のほうは少し混乱してきたのもあって、で、わかりにくくなってしまったので、あまり読んでもらえませんでした。で、改めて書いたのが去年の12月、『私が総理大臣ならこうする』という本を書きました。これは基本的に同じアイデアをベースに、はるかにわかりやすく洗練しました。だから、もうもっと短い時間で書いてありますし、皆さんが読んだときもものすごくわかりやすいと思います。もう「日本と世界の新世紀ビジョン」、そういう本当におっきなビジョンをここに書いてます。2017年に僕がこの『希望』という本を書いたときに、「日本から世界を変えよう」という副題をつけてます。今やそれがメインタイトルですね、「日本から世界を変えよう」。何でこんなこと言ってるか。おまえ、ばかみたいなでかいこと言ってんじゃないと思うかもしれませんが、本気でこの中に書いてあることをやろうと思ったら世界は変わります。何でかっていうと、今の金融システムっていうのはほぼ世界共通で、それを変えてしまったら、日本だけで変えてよかったねで済む話じゃないんですよ。世界変わっちゃうんです。本気でやるつもりだから、当然、これは日本から世界を変えることになるっていう、そのつもりでこの副題をつけてます。今やこれがもうメインタイトルです。本当にそれを今やろうと思ってますね。

(00:09:43)《大西つねきが政治をやる理由》

大西 大西つねきが政治をやる理由。そもそも日本という国は世界一のお金持ち国なのにもかかわらず、何でこんなにみんなが苦しい思いしてんのか。それは、多分、この30年間すごい間違いを犯し続けてきた。今の自民党政権が根本的な国家経営の間違いを犯し続けてきた。だから、世界一のお金持ち国なのにこんな苦しい状態になってる。残念ながら、世界一のお金持ち国と言われてもぴんとこない人が多いんですけど、これ事実なんですね。あとで説明します。その世界一のお金持ち国なのにもかかわらず、7人の1人の子どもたちが貧困状態。世界一のお金持ち国の中で、子どもたちが7人に1人も貧困状態なんてあり得ないです。何かが根本的に間違ってます。僕は最近、地元の神奈川県のある県立高校で、毎週、校内カフェという場所で、図書館の中でカフェをやってるんですけど、そこでボランティアをしてます。そこはどういう高校かというと、いわゆる教育困難校といわれていて、神奈川県で一番勉強が得意ではない子たちが集まってくる、そういう高校ですね。そういう高校に集まってくる子たちは何でそういうふうになってるかというと、そもそも子どもの頃から手をかけられていないとか、十分なケアを受けていない。だから、頑張んなかったんじゃなくて、頑張る理由も見つかんないんですよ。自己肯定感がものすごい低くて、自分なんか生きててもしょうがないとか、僕なんかっていう、そういう、「なんか」っていうのが一番最初についちゃうような子どもたちで。そういう高校に行くと、もう3人に1人の子どもたちが生活保護だったりします。これ、そういうふうに集中しちゃうんですね。何でかっていうと、これは環境の問題なんですよ。頑張る以前に頑張る理由が見つかんない、自分を大切にすることすら、多分、ちゃんと身につけられない、そのぐらい手をかけられてない子たちが現実にこの日本にはいて、たくさんの子どもたちが今、生まれる場所が悪かったっていう、ただそれだけの理由で苦しんでます。運が悪いと、今、本当に簡単に貧困状態になってしまうんですよ。何でかっていうと、子どもたち何が悪かったかというと、たまたま生まれた場所が悪かっただけです。運が悪かっただけなんですよ。それで本当にとんでもない目に遭わされてしまっている。これ、もちろん、こういう高校とか子どもたちだけの話じゃないんですね。今、日本では簡単に、病気とか、けがとか、失業とか、離婚とか、それから、これから災害なんかも増えるでしょう。ちょっとしたことでバランスを崩すと一気に貧困に突き落とされてしまうような状況がもうそこにある、今そこにある危機があるんですね。皆さんも、多分、薄々感じてると思います。僕がそもそも政治団体を設立したのは、さっき言ったとおり2011年です。もちろんきっかけは東日本大震災です。あのときに僕はよく石巻に通っていました。石巻で何をしていたかというと、もともと僕はそれをやる前の段階で、ある国会議員の事務所で復興支援室っていうのをちょっとやってたんですね。民主党の議員だったんですけど、民主党の物資倉庫にある物資をやり取りしたりとか、そういうことをやってました。そんなことをやっていた5月の末、石巻のあるボランティア団体から電話がかかってきました。石巻で1500人ぐらいの人たちが食うに困ってるからカップラーメン2万食送ってくれという、そういう電話を受けたんですね。僕は違和感があったのは、これ5月の末です。もちろん皆さん避難所に行ってるはずだし、避難所には食料もあるし物資もあると。で、食うに困ってるっていうのはどういう状態だろうなと思って、あんまり想像ができなかったので、とりあえずその2万食は送ってみたものの何か違和感が消えなかったので、その翌日に車に布団を積んで石巻まで走っていきました。そうすると、石巻インターっていうのはインター降りるとすぐ左側に巨大なイオンが営業してるんですね。まずそこに入ってみた。これ土曜日だったんですけど、そしたら人でごった返していて、ものであふれてたんですよ。あれ?と思って、何かおかしいな、これ被災地なのか?と思って、そっから沿岸部に向かう道路を車を走らして、沿岸部に向かう最後のところに女川トンネルっていうのがあるんですけど、そのトンネルを抜けた瞬間に景色が一変したんです。それこそ、ぐちゃぐちゃになった車が積み重なってたりとか、その電話をかけてきたボランティアとはガソリンスタンドで待ち合わせたんですけど、その支柱には車が刺さった状態で宙に浮いてたりとか、そういう状態だったんですね。その中を、僕が案内されたのはそういう食うに困ってるっていう人たちの代表のお宅でした。避難所じゃなかったんですよ。そういう方たちの自宅は天井ぐらいまで水に浸かってしまって、家電もみんな水でやられてしまって、もう一部ぶち抜かれたりもしていて、だけど避難所にいるよりはましだと。避難所っていうのは限界状態の人たちがたくさんいて、プライバシーもないし、それだったら壊れた自宅に戻って住んでいたほうがましだということで、石巻では大体1万世帯ぐらいがいわゆる在宅被災者というかたちで在宅避難してたんですね。実はこの方たち、いまだに壊れた自宅に住んでます。つい2カ月ぐらい前ですかね、NHKの特集で、石巻の渡波(わたのは)というエリアの在宅被災者の特集が行われてました。家直せないんですよ。何でかっていうと、家直すんだって1000万、2000万かかるんですよ。もちろん支援金、義援金合わせたって600万しかないです。仕事もできなくなってしまいました。貯金がある、でもだんだん減らしていきます。それから、もちろん住宅ローンを抱えてます。そもそもお金がないんですね。そういう人たちの話を聞いたときに僕が思ったのは、これは震災とか津波の問題ではないと、巨大な経済問題であると。たまたまそこには津波とか震災というきっかけで貧困に落とされてしまってる人たちがたくさんいるけれども、多分、全く違う理由で、全国津々浦々で貧困に突き落とされてしまう人たちがおそらくいるだろうなというふうに、簡単に想像できてしまった。それは今の金融システムが、今の金融経済の仕組みが、お金は基本的にもうかるところにしか行かないんです。困ってる人のとこには基本的には行かないんです。おかしいです、基本的に、何かが。あれだけの災害を生き延びた人たちが、最後に、そのあとに何に困るかっていうと、お金ですよ、たかだか。で、困って、それからはい上がれないような状況が起きてしまってる。これは例えばほかの理由、もうそれこそ、病気とかけがとか、失業とか離婚、それから災害ですね。あと、僕はこれから大きな問題に必ずなるだろうなと思っているのがご高齢者の貧困問題です。今、年金が足りないとかいわれていて、2000万の貯金がないともう足りないみたいなことがいわれていて。そんなこといったって、2000万の貯金なんてそうそうためられるもんじゃないんですよ、大抵の人は。それで、もしご高齢になれば病気にもなりやすいし、けがもしやすいです。で、ちょっとしたきっかけでそういう目に遭って貯金が足んなくなったときに、そして年金が足んなくなったときに、もうどうしようもないんですよ。誰も助けてくれないです。で、悲観して自殺をしてしまったり、知らず知らずの間に、今、本当にご近所づき合いもないですから、お向かいとかお隣で、おじいちゃん、おばあちゃんが孤独死してるようなことは、多分、全国津々浦々でいっぱい起きるだろうなっていうのは結構簡単に想像できてしまう。あと、僕はこの石巻に通っていて決定的にぶちっとキレた瞬間がありました。それは何かっていうと、そういった政治家事務所の名刺を持って、結構、市役所との行ったり来たりで情報のやり取りとかはしていたので、市役所とか結構入ってたんですよ。そうすると、そういう被災者の方々のいろんな要望、街灯が倒れてて真っ暗で夜怖いから街灯を早く建ててくれみたいな、そういうお話を聞いて、何とかなりませんかねみたいな話を持ってったり。そのまさに街灯の話をしたときに、担当者は、いや、今、お金がまだ、予算が下りないんでできないんですみたいな話を聞いた。僕、石巻に通いだして一つ気がついたことがありました。本当に通いだしてごく間もない頃、6月とかそのぐらいですよ。本当にでっかい建物が二つ、2棟、沿岸部からちょっと離れた内陸部の被災してないエリアにおっきな建物が二つ建設始まったんですよ。何でこんな被災地にでっかいこんな建物建つんだろうなと思って、何かきっといいものができるに違いないと思ってワクワクしてたんですよ。病気とかボランティアの拠点とか。ボランティアは当時泊まる場所もなかったんで、そういう宿泊所とか、何か絶対いいものができるに違いないと思ってワクワクしてたら、それから何カ月かたって初めてそこに看板がついた。ちょうどその街灯の話をした帰りにそこを通ったときに、初めてそれが何だったかわかったんです。本当に巨大な、2棟ともパチンコ店だったんですよ、看板がついて。うそだろ!?と思いました。だけどちょっと考えてみればわかるんですよ。何でかっていうと、お金はもうかるとこにものすごいスピードで行きます。宮城県っていうところは全国でも有数のパチンコが盛んな土地で、そうやってお金も集まってくる、人も集まってくる、もうかると思ったんでしょうね。だからお金はすぐに動きます。でも困ってる人のところにはお金は行きません。何でかっていうと、それでもうかんないからです。困った人にお金を渡したところで別に大してもうかんないんですよ。だから結局そういう仕組みだよねって僕もよくわかってます。もともと僕はアメリカのJPモルガンという銀行でずっと金融システムの中にいました。だから、お金がいかに残酷で、本当にいかに自己を増殖させるためだけに動くのかっていうのをよくわかっていて、その中にずっと我々が浸かってやっていれば当然そういうふうになるだろうなっていうふうにわかった瞬間に、僕が思ったのは、これは根本的にやっぱり変えなきゃいけないと思いました。その仕組みがどうしてもおかしい。だから、その巨大パチンコ店の看板を見た瞬間に、僕の中で何かがぶちっとキレました。絶対これは根こそぎ変えてやると思って、で、その年に政治団体を設立したんですね。じゃあ何をやろうとしてるのか。僕はお金に支配される社会とか経済を根こそぎ根本的に変えようと思ってます。皆さんもわかってるんです。本当に一人一人、自分が持ってる貴重な時間、人生で持ってんのって基本的に自分の体と時間だけですよ。それをひたすらお金のために奪われ続けて、週5日間、お金のために上司とか株主に言われてることをやり続けて、残りのほんのちょっとの時間を自分のために使えるなんていう、そんな経済、社会は根本的に何かが間違ってるんですよ。これだけ効率化して、たくさんのものを効率的に作れるようになって、そしたら本当は我々の仕事が減ってるはずなんですよ。そんな働かなくていいんですよ、本当は。だけど全然働く時間は減らない。何でかっていうと、ごく一部の人たちがその成果を搾取してしまっていて、持ってってしまってるからです。根本的に仕組みが実は間違ってる。だから、それを本気で変えようとしてます。何で僕がそれをやろうとしてるかというと、僕の政治信条として一番大事なものは何かっていうと、個人の心の自由だと思ってます。それはどういう自由かというと、一人一人が、さっき言ったみたいに、持って生まれたもんは自分の体と自分の時間なんです。それをいかに自由に自分の思うとおりに使えるっていうのは、実はもう本当に最も基本的な人権なんですよ。ところが、それを奪われ続けてるんです。自分の心のままに生きられないっていう、そういう社会、経済になってるんです。だからそれを取り戻すために、そういう個人の心の自由を取り戻すために何をしなければいけないかというと、それを奪い続ける今の金融経済の仕組みを変えなければいけないっていう、そういうふうに考えを持ってます。だから何をしようとしてるかっていうと、皆さんの奪われてしまった時間を解放しようと思ってます。どんどんどんどん皆さんの時間が奪われ続けてるんですよ。それを解放するために僕は政治をやってます。これはもちろん皆さんだけのためではないんですよ。もちろん今の金融資本主義っていうのは皆さんの時間を奪うけど、それ以外のこともしてます。例えば未来の子どもたちのためにこれをやんなきゃいけない。結局、今の金融資本主義に従って、ひたすら作って、売って、消費して、捨ててなんてことをやってると、環境がどんどんどんどん破壊されます。子どもたちの未来が刻一刻と壊れていくんですね。それから、もちろんそんなことをやっていれば、ほかの生物に対してもとても重大なアンフェアを犯すことになります。どんどんどんどん種が絶滅してってます。だから、そういうほかの生物とか未来の子どもたちのためにも、どうしようもなくなった金融資本主義は本当に変えなきゃいけない。だからとどのつまり何をしようとしてるかっていうと、今の金融資本主義を根こそぎ変えようとしてます。で、もう一つ。本来あるべき国家経営をやろうとしてます。結局、何で政治なのか。今までの政治がひどすぎたんです。特にこの30年間の自民党与党の失政っていうのがもう本当に目に余るんです。結局、それを今の野党もちゃんと指摘できてないんです。何がおかしいのかとかが言えないから、ちゃんとそれがしっかりと指摘できれば、わかってる野党だったら、じゃあ、あとやってみなっていうふうになるんですけど、結局おんなじようなもんだから、全くそこに選択肢があるように見えないんですね。でも、今日、皆さんに我々が何を間違い続けてきたかっていうのをちゃんと僕が説明します。そしたら、おまえやれと、れいわ新選組やれっていうふうに多分なると思うんですね。それを説明するために、皆さんに今日貴重な時間を使って集まっていただいてます。

(00:23:50)《世界一のお金持ち国なのに》

大西 世界一のお金持ち国ってさっきから大西言ってるけど、それどういう意味だ?と。世界一のお金持ち国なんて聞いたことないし、もう国の借金一人頭850万っていってるじゃないかと。大手新聞は確かにそういうこといってます。大うそですけどね。大手新聞が、一人頭850万の借金みたいな、そういう大うそを垂れ流してるんです。国の借金、国っていうのは何かっていうと、日本国っていうのは政府だけでできてるんじゃなくて、政府と民間、両方でできてます。一人頭850万の借金って何かっていうと、政府の借金です。その政府の借金誰が貸してるかっていうと、日本の国民です。だから国家として見れば、日本国として見れば国内で貸し借りチャラの話です。国家として見れば、日本は実は世界一のお金持ち国で、それはこのデータを見ると一発でわかるんですよ。これは財務省のホームページです。主要国の対外純資産っていう、このキーワードでGoogle先生に聞いてもらうと、この財務省のPDFファイルがおそらく一番上に出てきます。そこには何が書いてあるかっていうと、日本、すげえ、プラス341兆円。もう不動の1位です、日本は。ほぼ不動の1位です、この何十年の間。2位がドイツ、3位が中国、まあそこそこ彼らも持ってます。で、ずらずらずらっと一番下を見ると、何とアメリカ合衆国、マイナス1076兆円ってあります。アメリカ合衆国という国は、世界中からお金を借りまくってる世界一の借金大国です。だからトランプが日本に来て、何を言ってるかというと、日本に対して、もうひたすらアメリカ製品を買えと、もう何でも売りつけようとしてます。それこそもう、ポンコツオスプレイとか、ポンコツF-35とか、それからGMO(遺伝子組み換え)食品とか、ばかっ高い医薬品とか、とにかく何でもいいから日本にアメリカ製品を売りつけて、この日本の持っている世界一の資産を奪ってこうとするのがトランプのディール外交です。中国にもプレッシャーかけてますね。中国に25%の関税をかけるって言ってプレッシャーをかけてるのは、結局、中国もプラス236兆円っていうふうに3位のとこにいます。中国もこれだけの黒字を稼いでるから、結局、もう中国人に対して、それ以上アメリカに売るなと、逆にアメリカ製品を買えというふうにプレッシャーをかけてんのがトランプのディール外交です。じゃあ何で日本が世界一のこんな資産を持ってんのか。これは結局、日本がずーっと戦後、輸出主導型で黒字稼ぎ続けてきた結果です。日本っていうのはずーっと輸出主導型、要するに貿易立国みたいなこといって、ずっと黒字を稼ぎ続けてきたんですよ。戦後復興期はまあそらしょうがなかったでしょう。戦後まもなく、資源もなくて、焼け野原の状態で、とにかく資源を輸入して加工して輸出して、黒字を稼がないと国が立ち行かなかったんで、それをずっとやってきました。その結果、ずーっとやった結果、こんなに稼いでしまったんですね。ただ問題は、これは実は、341兆円って書いてありますけれども、341円の円を稼いだわけじゃないんですよ。何でかっていうと、国際決済っていうのは基本的にドルで行われます。だから輸入の代金も、原油もドルで払って、輸出の代金もドルで受け取るんで、差し引きドルがたまっていくんです。実際に341兆円っていっても、たまったのは約3兆ドルの外貨です。ほとんど外貨なんですよ。何で円になってるかっていうと、ここにあるとおり財務省資料だからです。財務省資料だから、日本人向けに全部円換算してるだけの話です。だって考えてみれば、アメリカ合衆国マイナス1076兆円ったって、アメリカ人が1076兆円借りるわけないじゃないですか。円借りたってしょうがないでしょ、そんなに。円借りて何すんの?って話なんです。これ10兆ドルの、やっぱドルなんです。この10兆ドル誰が貸してるかっていうと、こういう上の資産国が貸してるわけですね。3兆ドルだから、結局、日本は3兆ドルを稼いだところで、その3兆ドルの札束をここに置いといたって何の意味もないですよね。札束積んだってただの紙切れでしかないんで、何もしないです。間違って火なんかつけちゃったら大変なことになりますよね。だから当然、これは貸しますよね。投資するんですよね。どこにかっていうと、もちろんその通貨を使ってる国です。ドルだったら当然アメリカに貸してるわけですね。そうすると、その3兆ドルはアメリカで使われて、アメリカ人の給料を払って、そこで買ったものはアメリカ人に提供されて、結局何にも日本には入ってこないです、そこでぐるぐる回ってるだけなんで。投資なんで、3兆ドルが3.1兆ドル、3.2兆ドルって増えていきますよね。だけど増えたところで、そのドルがずーっとそこで増え続けるだけで、全く日本には入ってこないんです。だから、全くその世界一の黒字の恩恵を皆さん受けられてないんですよ。これ例えて言うなら、世界一のお金持ち家庭があったとします。お父さんお母さんが子どもに言うんです。うちはね、世界一のお金持ちやで。だけど、そのお父さんお母さんはそのお金を貯金していて、全く使ってくれないんです。何にも買ってくれないです。そうすると、そのうちの子どもは、うそだね、うち絶対貧乏だよって言うじゃないですか。だって何にも買ってこないんだから。何にも入ってこないんだから。皆さんその状態です。世界一のお金持ち国家なのにもかかわらず、それを使って何かを買ってきて、皆さんに提供されるみたいなこと、そういう恩恵を皆さん受けられてないので、全くその実感がわかないっていうことですね、世界一のお金持ち国なのに。

(00:29:47)《300兆~600兆円ぶんのただ働き》

大西 それどころか、皆さんはこの30年間とんでもない働き方を強いられ続けてきました。それはこのグラフを見ると一発でわかります。これはドル円の為替レートです。僕、まさにJPモルガンでこの為替の仕事をしてました、為替ディーラーだったんで。ちょうどこの1986年のところからずっと為替ディーラーやってたんですけど。これは1971年から2016年までの為替のドル円のチャートです。一番左、1971年見ると、360円の固定相場だったんですよ、ドル円の為替は。それが変動相場になって、今、大体110円ぐらいになってます。何でそんな3倍の、逆に、ドルが3分の1の円高になってしまったかというと、きっかけはこのプラザ合意です。1985年。これぜひ覚えといてください。試験に出ます。(笑)。

会場 (笑)

大西 社会だったら絶対出るとこです。これ何かっていうと、アメリカにプラザホテルっていうのがあるんですよ。ニューヨークにプラザホテルっていうのがあって、そこでG5が集まって、みんなでドル下げよって決めたんです。みんなで協調介入してドルを下げよって決めたのがこのプラザ合意です。何でそういうことをしたかっていうと、当時レーガン政権だったんですけど、レーガンはああいう強いアメリカのイメージで売ってたんで、多分、それでかどうかわかんないですけど、強いドル政策をやってたんですね。強いドル政策やると何が起きるかっていうと、その強いドルで自分たちの国の労働者に給料を払います。その労働者たちが作ったものっていうのは高いですね、海外の人たちにしれみれば。だから買えないんですよ、海外の人たちは。逆にドルが強いと、海外から買ってきたものは安くなりますね、安く買えるから。だから、いっぱい輸入して輸出が少なくて、要するに赤字になっちゃったんですよ。大赤字になっちゃうんです。これはもう大変だということで、逆にしよう、ドルを下げよう。かたや日本とか西ドイツっていうのは戦後復興をずっと黒字主導型でやってきて、たんまり黒字をため込んでたんですね。だから、逆に日本の円とか西ドイツのマルクを高くしてドルを下げれば、それが逆転するだろうというもくろみのもとに、このプラザ合意っていうのはやったんです。これで何が起きたかっていうと、1985年、プラザ合意前夜は大体ドル円のレートが230円ぐらいだったんですよ。それがもう本当に一気に真っ逆さまに落っこって、2年以内に120円まで落ちました。簡単に言うと、200円が100円になったようなもんです。これは日本の輸出企業にとってみれば大変な話で。簡単に言うと、200円が100円になった。1ドル200円のときは、今まで200円国内のコストで作っていたものは、海外に持ってったときにいくらになるかっていうと、1ドル200円なんで、200円で作ったものは1ドルですね。でも、おんなじ200円のコストで作ってるのに、いきなり為替が100円に落っこっただけで何が起きるかというと、おんなじ200円のコストで作ってしまえば、1ドル100円なんで2ドルになりますね。同じコストで同じものを作ってんのに、海外の人にしてみれば、同じものを買わされてんのに倍の値段で買わされるってことです。いや、高くて買えないじゃんかって、当然買わなくなりますね。売れなくなっちゃいますね。そうするとおそらく輸出が減ります、売れないんでね。逆に、1ドル200円が100円になったときに、今まで1ドルで買ってきたものは200円だったんですよ、国内で。でもそれが1ドル100円になると、100円、半額になりますね。お、安いじゃん、海外から買ってきたほうがって輸入が増えます。輸出が減って輸入が増えるんで赤字になっちゃうかもしれませんね。いや、赤字にしなさいっていうのがアメリカからのメッセージだったんです。いいかげん黒字ばっかり稼いでんじゃなくて赤字にしろっていうふうに、その明確なメッセージを、警告を食らったのがこの1985年のプラザ合意です。で、我々日本人は何をしたかというと、バブルの3年間だけちょっとそれやったんです。内需拡大って覚えてると思うんですけど、内需拡大っていうのはみんなが消費して輸入を増やせって話です。それをバブルの3年間だけは金融緩和をして、みんな結構いい思いをして、消費をして、それをやったんですけど、バブルが崩壊しちゃった。景気が悪化しちゃった。で、これは大変だと。また景気を回復させなきゃいけないっていうときにみんなが何をやったかっていうと、一生懸命売んなきゃいけないと思って、売ろうとしたわけですね。でも輸出企業が中心の経済で、ドル円が1ドル100円になっちゃった。だから今までどおりのコストで作っていては売れないわけですね。じゃあ何をするか。そうだ、200円のコストで作ってるのがいけないんだと。これ100円のコストで作ってしまえば、1ドル100円になってもまだ1ドルで売れるじゃん。って思ったか思わなかったかわかりませんが、結局、輸出企業中心の経済でみんなが必死になって売ろうと思うと何をするかっていうと、値下げしますね、買ってもらうために。コストカットします。皆さん覚えてると思いますが、この30年間ずーっとコストカットし続けたじゃないですか。それがさもいいことかのようにね。でも、コストってもちろん、必ず誰かの売り上げまたは給料です。それをずーっとみんなして削り続ければ、お金回んなくなるに決まってんじゃないですか。みんな受け取れなくなっちゃいますよね。それで稼いだ3兆ドルです。3兆ドルもそれで黒字を稼いでしまった。それは全部どこ行ったかっていうと、海外に貸しっ放しで、皆さん全く受け取れてないんですよ。要するに、皆さん、本当はですよ、100円のコストで作るんじゃなくて、200円のコストで作り続けていて、今までどおりちゃんと売り上げと給料を受け取っていれば、そんなに売れなかったはずなんですよね。だっていきなり輸出価格が倍になっちゃうんだから、海外高くて買えないよ。だから、その3兆ドルもの黒字は本来はなかったはずなんですよ、皆さんがちゃんと売り上げと給料を受け取っていれば。円高によって売れなくなってたはずなんで。だけど、それを売るために我々は自分たちの身を削ったんです、売り上げとか給料を。そうやって稼いだ黒字が3兆ドル。要するに、じゃあその3兆ドル何かっていうと、皆さんのただ働きぶんだっていうことです。皆さん、ちゃんと働いてんのに実は受け取ってないんですよ。胸に手を当てて考えてみてください。サービス残業って何なのさ。働いてるのに給料もらわないっていうのは、それは働いてることなのか、何かのプレーなのか、よくわかんない。でも我々はそれを当たり前のこととしてやっていて、ほかの国からしてみれば、ほかの国の労働者からしてみれば、あり得ないことをやってるんです。全く意味不明のことをやってる。だから、我々はこの30年間そんなただ働きを強いられ続けていて、3兆ドルですからね、どのぐらいの金額かっていうと、ドル円が今110円だったと考えると、330兆円です。200円だったことも考えれば600兆円です。だから、300兆から600兆円ぶんのただ働きを、皆さんはこの30年間、ずーっとプラザ合意以降、強いられ続けてきたってことです。今、だから、いかに我々が給料を受け取れてないかっていうのを、これを見ると本当にわかるんですけど、賃金偽装疑惑、アベノミクスの間に。アベノミクスの間の賃金偽装疑惑で、実は賃金が0.何%低かったとか、細かーい話してるじゃないですか。どうでもいい細かい話です。もっと本当に俯瞰で、大局で見ると、いかに皆さんが給料を受け取れなかったっていうのは、もっとおっきなデータを見ると簡単にわかります。それがこのデータ。これは1980年から2018年までのグラフです。ここに4本線がありますけど、ここではこの一番上の青い線だけ見てください。あとの線はあとで説明します。この青い線何かっていうと、マネーストックM2っていいます。要するに、日本中の現金、預貯金、合わせて全部でいくらっていう数字です。それが1980年当初は200兆でした。それが2018年になったらいくらになってるかっていうと、1000兆超えてます。200兆が1000兆超えてるんです。5倍にお金増えてます。1986年、この年のマネーストック340兆円でした。この年何があったかわかる人います?1986年。さっきちょっとヒント出しました。いないですね。大西つねきが就職しました。

会場 (笑)

大西 (笑)。言ったじゃないですか、為替、僕こっからやってますって、翌年からって。で、僕がもらった初任給っていうのは20万円だったんです。じゃあ2017年、この年何が起きたか。もうわかる人いますよね?勘のいい人はわかります。

参加者 息子さんの就職。

会場 (笑)

大西 はい。うちの長男が就職したんですよ。2週間で辞めました。大阪にいたんですけど、研修で。僕んとこに2週間後に電話かかってきて、父さん、辞めていいかなあ?って言うから、いや、好きにしたらいいんじゃない?っつったら、即行でやめました。だから、やつは、まあもらい損ねたんですけど、この年、2017年のマネーストック、990兆円です。日本中の現金、預貯金全部合わしたら990兆円。つまり340兆から3倍に増えてるんです。600兆ものお金が生まれてるんです、日本に。じゃあ、うちの息子がもらい損なった初任給いくら?全くおんなじ20万だったんです。全く同じ金額を聞いたときに、うそだろ!?と思いました。(笑)。いろんな、この31年間のことが走馬灯のように僕の頭を巡って、

会場 (笑)

大西 あれもあった、これもあって、こんなこともあったのに、え?全くおんなじなんだと思って、ちょっとショッキングでした。要するに、じゃあ600兆円どこ行っちゃった?って話ですよ。その600兆。皆さん知ってますよね?日本の大企業の内部留保が400兆とか500兆ってなってます。どうやって内部留保ってたまるかっていうと、皆さんに給料払うのをやめて、安い法人税を払うとたまる仕組みになってます。もちろん内部留保って、お金、現金ばっかりじゃないですよ。でも何でそれが資産としてたまるかっていうと、お金があって、お金を使って買ったからそういう資産がたまってるんですね、基本的にね。おんなじ話ですよ。それから、さっき言ったみたいに、300兆から600兆円ぶんのただ働きを皆さんはさせられ続けてきたってことですよね。要するに皆さんが受け取れてなかったぶんです、それは。結局、この30年間、日本の企業は労働者に給料払うのやめちまったんです、600兆ため込んで。何でか。それでいいというふうに、いつか、多分、我々自身が、まあ皆さんその意識はないかもしれないけど、答えを出したんです。かつて、企業は誰のもの?っていう議論があったと思います。覚えてると思います。竹中平蔵、それから小泉改革の頃ですかね。で、答えを出したんですよ。企業は株主のもの。いや、違う違う。全然違ったはずなんです、日本の企業っていうのは。三方よしっていう、そういう経営者がいたわけですから。だから、企業は株主のものだけじゃなくて、もちろん労働者のものでもあり、それから社会のため、お客様のためのものでもある。みんながよくなれるような、そういうのが本来の日本の企業経営だったはずのものが、いつの間にか、株主のために利益を挙げるのがいい経営者、結局、だから利益を挙げ続ける。結局、労働者は全部コストでしかない、削んなきゃいけない。そういう頭でずーっとやり続けた結果がこうなってる。根本的に我々は国の運営の仕方を間違い続けてきた。

(00:41:36)《間違いだらけの国家経営》

大西 この30年間、本当に我々は国家経営を間違ってきたんです。国家経営が何なのかわかってない人たちがこの国を動かし続けてきたからです。国家経営、普通の人は、言われたって何のこっちゃ?ですよね。普通の人は考えません。でも政治家とか官僚はわかっててもらわないと困るんです。今、あの人たちに国家経営って何なの?って聞いたら、どんな答えを返してくるかっていうと、おそらくこんな間違った答えを返してきます。GDPを上げることとか、経済成長をすることが国家経営だ。とんでもない大間違いです。専門家とか一般の人でもこういう答えを出す人がいるかもしれません。ただ、これは結果にすぎません。みんなが幸せになった結果GDPとか株価が上がるんだったら、それはそれでいいでしょう。ただ、これを目標にした瞬間に本当におかしなことになります。残念ながら、この国の首相は就任した瞬間に何を言いだしたかというと、GDP600兆というふうに言いました、確か。滑舌が悪くてよく聞こえなかったんですけど、

会場 (笑)

大西 確かそんなこと言ってたと思います。それは結局、それを上げることがみんなの幸せだっていうふうに多分信じて疑わないって、思い込みの結果ですね。まだそこかと思いました。GDPってどうやって上がるかっていうと、今までお金の交換じゃなかったものをお金の交換にすると上がる仕組みになってます。例えば、子育てを保育サービスにするとGDP上がります。で、余計に保育料を払わなきゃいけないから、お母さんはそのぶん稼がなきゃいけないんで、働きに出るとGDP上がります。時間なくなっちゃったから、今まで自分で手づから作っていたご飯を外から買ってくるとGDP上がります。それから、介護も子どもが親にやっていたのを介護サービスを利用するとGDP上がります。そうしたい人はそうすればいいですよ。ただ、それで本当に幸せになるかどうかっていうのはまた別の話です。そのお母さんはもしかしたら保育料を稼ぐために外に出て働きたいんじゃなくて、その時間と労力を子どもたちにダイレクトに、直にかけたいかもしれない。でも、それをやっていたらGDPっていうの上がんないんです。本来、我々の幸せっていうの、多分そういう、いくらお金を動かすかじゃなくて、自分の時間を何に使うか、自分の人生を何に使うかっていうのは本質なんですよ。ところがひっくり返ってしまって、お金を動かせばGDP上がります、それが国家の目的になったら完全におかしなことになるんですね。お金を稼ぐために、一億総活躍って何すか、あれは。一億みんな金稼ぎまくれっていう話ですよね。いや、それで本当幸せになんの?って。違うんですよ。そんなことしたいんじゃないんです。自分の時間を大事に、好きなように使いたいんです、みんな。考え方が完全ひっくり返ってるんです。何でこんな勘違いが生まれたかっていうと、戦後復興の思い込みです。GDPってどうやって計算するかというと、消費した金額と、政府が使った金額と、投資した金額を足して、純輸出を足したもんです。で、純輸出って何かっていうと「輸出」−「輸入」です。だから、黒字になればプラスです。赤字になったらマイナスです。日本の戦後復興、何かっていうと、まずこの純輸出、黒字を稼ぐことが最優先課題だったんですね。何でかっていうと、戦後焼け野原で、資源もなくて、何にもなかったからね。だから、まず生産するにも資源を輸入しなきゃいけなかったんです。輸入するための外貨もなかったから、まずドルを借りて、で、資源を輸入して、それを加工して、海外に輸出して黒字を稼げば、それを使ってもっと資源を輸入できたから生産が増えました。まず黒字を稼がないと国が立ち行かなかった。で、黒字を稼いだらたくさん生産できるんで、消費も増える。これがプラスだったらね。輸入たくさん増やせて生産増やせると、みんなものが欲しかったんで買いました。だから消費が増える。それから、もちろんたくさん作るための投資も増える。もちろん消費が増えれば税収が増えるんで、また政府支出も増える。要するに、何のことはない、これ全部プラスだったんです、戦後復興期は。だから当然GDPプラスになるに決まってますよね。これを戦後30年、40年、ずーっとやり続けたんです。そのうち、多分、考えなくなっちゃったんでしょうね。GDPが上がってれば大体うまくいってんだなと。子どもでも成長期に、体重が増えていればまあ大体健康だっていうときがあるじゃないですか。国家も一緒です。国家も成長期はGDPが増えてれば、まあ大体おそらくうまくいってたんでしょうけど、これは成人すると人間でも違うじゃないですか。体重が増え続けると何か病気です、おそらくね。国家もそれをずーっと増やし続けるっていうのは無理なんだけど、それをずっと目指し続けて、GDPが上がれば政治家がうまくやったみたいな、そういう思い込みに捉われると、ひたすらGDPを上げるために何をするかっていうと、要するに、これをプラスにするためには、このどれをプラスにするかって話です。それから、例えば経団連みたいな大手輸出企業の固まりみたいなところが巨額な献金を自民党にすると、輸出企業主導型の、要するに、そのまんま今までやってきたことをやり続けるための政策になります。その結果何をしたかというと、さっき言ったみたいに、1985年で、いいかげんもう黒字を稼ぐなって言われたのに、我々はこれをずっとやり続けてるんですよ。ひたすら輸出をするために何をしたかっていうと、皆さんの売り上げ、給料を削ったわけですね。何が起きるかっていうと、当然、消費が伸びなくなるに決まってんじゃないですか。皆さんのとこにお金が行かなくなるんだから。だけど、これ(消費)が伸び悩んだって、輸出をして、これ(純輸出)プラスで、その輸出品を作るために投資をして、政府が借金まみれになりながらお金を使い続ければ、差し引きGDPプラスになるわけですよ。毎年それがプラスになってれば経済成長です。大手新聞が報じるわけです。経済成長率何%、何年連続。もう戦後最長の経済成長。何の実感もないですよね、皆さん。何でかって、こんな数字がいくら上がったところで、もし皆さんの消費が、要するに、皆さんのお金が十分配られずに、自分の時間とお金を好きなように使えずに、ひたすら身を削り続けたら幸せになるはずないじゃないですか。皆さんの幸せっていうのはこの消費、自分の時間とかお金を好きなように使うとこからきてるわけですね。だから完全にひっくり返っちゃってるんです、ずっと思い込みできてるから。戦後復興期の官僚とか政治家はおそらく国家経営わかってたんですよ。何でかっていうと、戦後復興期は何にもなくて、焼け野原で資源もなかったから、まず最初に黒字を稼いで、外貨を稼がないと何にも買ってこれないから国が立ち行かないよね。だから、こいつをまず稼ぐことが一番大事だったから、そうやり続けてきたんだけど。戦後復興が終わって、それこそプラザ合意があって、根本的な政策の転換を迫られたのにもかかわらず、全く思考停止したまま、何の変化の起こさないまんまやり続けてきたのが今の自民党政権です。これ思考停止です、完全に。もしかしたら脳死しちゃってるかもしれません。

会場 (笑)

大西 そういう状態です。そもそも何を間違っちゃったかっていうと、もう考え方が違うわけですよ。黒字は使わなきゃ意味ないんです、いくら稼いだところで。さっきも見たとおり、世界一の黒字を稼いだって皆さん全く幸せになれないどころか、7人に1人の子どもが貧困状態っていう異常事態が起きてるんですよ。間違ってるからね、黒字の使い方が。黒字の使い方っていうか、黒字を使ってないから。黒字は本当使わなきゃ意味がない。で、どうやって使うか。これ簡単なんですよ。どうやるかっていうと、お金作って配れば黒字を使えます。1人100万円作って配るんですよ。これ、言っときますけど、今回の参議院選のれいわ新選組の公約ではないですよ、念のために言っときますけど。これ僕の考えで、もちろん、れいわ新選組の公約ではないし、ただ、僕がもし皆さんの後押しを受けて国会にいって、れいわ新選組の一員として国会議員のバッジをつけたら、その政策がれいわ新選組の中に入ってくかもしれないし、それがでっかくなったら、これはもしかしたら実現できるかもしれない。1人100万円配ると何が起きるか。もうこれすごいですよ。1人100万円だから、子ども2人、お父さんお母さん、4人の家庭だったら400万行きます。さすがに使いますよね。特に現役世代は今すぐお金が必要です。子どもたち毎日毎日大きくなっちゃうんだから、今すぐお金と時間をかけてあげたいんですよ。もう今しかないんだから。だから当然使うでしょ。そうすると、例えば週5日パートに出ていたお母さんがもう働かなくてよくなりますね。もう週2日でもいいかもしんない。この際お父さんもフリーランスになっちゃいましょ。週休3日にしちゃいましょ。何が起きるかっていうと、お金配ることによって、お金のために働いてた人たちが働かなくてよくなって、生産が減ります。働かなくなるんだからね。逆に余計な時間とかお金を手にすると遊びますね。余暇とか、休んだりとか。そうすると何が起きるかっていうと、資源がない国でみんなが遊びだしたら輸入が増えるんですよ。余計にドライブするぶん原油が余計に必要になったりするでしょ。輸入は増えて輸出が減るんで、赤字になっちゃうかもしれませんね。でも赤字にしなきゃいけないんです。何でかっていうと、赤字にするのが唯一黒字を使う方法だからです。当たり前ですよね。黒字を使うために、世界一のお金持ち家庭がお金を使うためには、稼いでるより多く使わないと貯金減らないじゃないですか。だから、やんなきゃいけないのはそこなんですよ。こういうこと言うと、よくばらまきばらまきって言われます。いや、ばらまきゃいけないときには、ばらまかなきゃいけないんです。もうとっくの昔にそういう状態になって30年以上、実はたってるんですね。僕はそういう人たちに対して何を言い返すかっていうと、いや、これはそもそも皆さんが稼いでいたもの、稼いでいて、ただ働きさせられて受け取れなかった3兆ドルありますよね。300兆から600兆円ぶんのただ働きをずっとさせられ続けてるから、それを返すって話です。これ黒字還付金って呼んでます。

会場 (笑)

男性A 皆さんが稼いだ黒字を返すんです。1人100万円配ったってたかだか130兆円です。皆さんのただ働きぶん、300兆から600兆からすると、まだ3分の1ですよ。まだまだ足んない。それで全然大して黒字が減らないようだったら、大して赤字になんないようだったら、もう一回やればいいんですよ。例えば100万円配りました、2年間たちました。まあ2年ぐらい、僕は様子を見る必要があると思います。2年間たちました。いや、大したことないな。じゃあ1人8万円のベーシックインカムを2年ぐらい出そう。で、また様子を見てどれだけ黒字が減るかって見てればいいです。一向に減らないようだったら、どんどん配ればいいんですよ。それやって初めて皆さんの黒字っていうのは使える。これ日本だからできるんですよ。だって世界一赤字にしていい国ですよ。何でかって、世界一黒字の国だから世界一赤字にしなきゃいけない国なんです。もうこれ、イタリア人から言わせると、日本人狂ってる、働きすぎだ、おかしい、おまえらって言ってるんです。しかも、おまえらが働いてんのに働いてないふりをして、サービス残業なんかして(給料を)受け取らないから、安くいいものを作ってしまうじゃないかと。俺たちちゃんと給料をもらって働いてるから、俺たちが作ったものは高くて売れないじゃない。だから赤字になってるし、君らは黒字になってる。要するに、日本の黒字ぶんっていうのは誰かの赤字ぶんなんです。これやっぱり、みんな平和に共存するためにも皆さんは働くのをやめなきゃいけないんです。それ三十数年前にやんなきゃいけなかったんです。働きすぎなんです、そもそも。そういう方向転換を34年前、1985年にプラザ合意をきっかけにやらなければいけなかったのにもかかわらず、全く思考停止して、どういう変化を、今何が起きてるのかもわかんない人たちがずーっと同じことをやり続けた結果です。いまだに同じことやってます。何でオリンピックやるの?あれは巨大なインバウンド政策ですね。インバウンド政策っていうのは、日本に観光客を呼んでお金を落としてもらう政策です。何が落ちてくかって外貨なんです、国内輸出だから。お客さんが日本に来てるだけです。外国人に売ってんだから。アメリカ人が来るときにはドルを持ってきて、円に換えて、円を使って、それを買って出てくんだけど、残るのドルなんですよ。全くそんなことやっても我々のためにはならない。でも、いまだにそんなことやってます。何でTPPやるっていうか、それで日本の輸出が伸びるっていうんですよ。日本の輸出なんか伸ばしたって、皆さん全然幸せになんないんです。もう全然正反対なんです。だから、いまだにそういう思い込みに捉われて同じことを、戦後70年のうち最初の30年40年はよかったかもしれないけど、後半の30年はもう決定的に間違っちゃったんです。それが今の日本の現状です。こういう考え方をすると、財政金融の考え方も根本的に変わってきます。財政金融の考え方も、皆さん思い込みをずーっと刷り込まれ続けてるんですよ。例えば、税金を集めなきゃいけないって皆さん思い込まされてるんです。何でかっつうと、税金集めないとお金がないからって思わされてますよね。(笑)。当たり前でしょと思ってるよね。でも、別にお金なんて集めなくたってあるんですよ。集めなきゃないのは年貢米の発想です。年貢米は集めないとないです。だから最初に集めますね。でも、お金って別に集めなくたっていくらでも作れるんですよ。実際、日本の政府っていうのはこの五十数年間、前回のオリンピックの翌年ぐらいに初めて建設国債を発行してから、ほぼほぼ毎年、まあ数年バランスしたときはありますけど、ずーっと赤字なんですよ。つまり、毎年赤字だから今まで作った借金1円も返してないです、五十数年間。足りないぶん何やってるかっていうと、ずーっと借金でお金を作り続けて使ってるんですよ。それができるんだったら、じゃあ税金ゼロにして最初から全部借金でお金を作ったらできないの?できますよ、別に。できるんですよ。だから、お金を集めないとないとかっていうのも実は思い込みだし、そもそも税収の範囲内でやってしまったら何が起きちゃうかっていうと、今の金融システムっていうのは実は崩壊するんです。実は税収の範囲内ではやっちゃいけないんです、今の金融システムっていうのは。例えば、政府の借金は税金で返さなきゃいけないとか、プライマリーバランスを達成しなきゃいけないから、大手新聞とか財務省は平気で書いてますよね。全部うそです。断言します。全部うそです。今度の選挙をきっかけに、このうそを本当に暴きましょう。そのために、僕、れいわ新選組から今回立候補してるんです。多分、誰もこれは反論できません。財務省も大手新聞も、これをちゃんと説明すれば。政府の借金は何が原因なのか。政府の税収が足りないせいなのか、無駄遣いのせいなのか。違います。今のお金の発行の仕組みです。政府の借金の本当の原因っていうのは、今のお金の発行の仕組みそのものなんです。今の金融システムを続けてる限り、必ず政府は借金まみれになります。これ論理的な帰結です。だから、本当に日本の政府の借金の問題を解決したかったら、やるべきことはたった一つなんです。お金の発行の仕組みを変える以外ないんです。僕はこれをずーっと2011年から言い続けて政治活動をしてます。そして今回、山本太郎氏の英断でしょうね、こいつを国会に入れたら面白いことになる、多分。そうすると何が起きるかっていうと、パラダイムががらっと変わります。おそらく天動説が地動説にひっくり返るぐらいのおっきな変化が、今、起きようとしてるんですね。じゃあお金の発行の仕組みって何なの?ちょっと興味を持ったでしょ。僕、前半はお金の発行の仕組み説明しないことにしてるんですよ。ここで10分間休憩入れて、

会場 (笑)

大西 あとから、何それ?って思ったときに説明することにしてます。だから、10分間ここで休憩入れます。

(00:58:28〜01:07:47 休憩)

(01:07:47)《お金の発行の仕組み》

大西 では、後半始めたいと思います。よろしいですかね。じゃあ後半、こっから本題に入りますね。お金の発行の仕組みです。お金の発行の仕組みってどうなってるのか。そもそもお金って何なのかっていうことですね。お金って、今、どのくらいあるかっていうと、さっきのグラフで説明しました。1980年のときは200兆だったものが今は1000兆超えています。1000兆円以上の現金、預貯金があるってことですね。大体、皆さんお財布の中に入ってるのだけ、現金だけがお金だと思ってるんじゃなくて、自分のお金として認識してる中には、もちろん自分の預金も含んでます。それも全部入れると約1000兆円以上になってるってことですね。じゃあ、お金の発行、お金は誰が発行してるんだ?これを日銀が発行してると思ってる人たちがとても多いです。ただ日銀はお金は発行しません。お札を作ってんのが日銀、日銀券って書いてあるからそうだろうと思うかもしれないですけど、実はそうでもないんですよ。もし日銀があの日銀券を作ることがお金を発行することなんだとすると、じゃあ例えば、今、どのくらいのお札があるかっていうと、日本中の紙幣を全部引っかき集めても100兆にもなりません。皆さんの現金、預貯金は全部で1000兆円以上あるのにもかかわらず、紙幣は100兆しかないんですよ。1980年に200兆だったお金が1000兆を超えてるんですね。いくら増えてるかっていうと、800兆以上増えてますね。お札が100兆しかないんだったら、あれ?お札刷ったんじゃないの?800兆もお札ないとおかしいですね、お札がお金なんだとすると、800兆増えるってことはね。違うんですよ。どうやって皆さんの預金が増えちゃってるのか。別に日銀がとか、お札が増えたとかいうはではなくて、要するに皆さんの預金が増えたってことですね、それだけ。どうやって皆さんの預金が増えたか。実はそれがお金の発行の仕組みの本質なんですね。預金を増やすこと。多分、これはどうやってそれが増えたのかを説明したほうがずっとわかりやすいです、簡単なんで。例えば100万円を嘉向徹(かむきとおる 大西つねきサポートスタッフ)が、嘉向徹です。

会場 (笑)

大西 100万円を嘉向徹が、まあ多分持ってないですけど、

会場 (笑)

大西 (笑)、A銀行にそれを預けに行ったとしますね。銀行はそれを預金として預かったら金庫に入れて。ただ、銀行はそれを金庫に入れっ放しにしてるんじゃなくて、当然、それを誰かに貸したりして運用していいという、そういう商売してますね。ただ全部貸していいわけじゃなくて、銀行っていうのはお金を預かったらその一定割合を日銀に預けなきゃいけない。預金準備制度っていうのがあって、預金準備率ぶんは日銀に預けなきゃいけないっていう、そういう仕組みです。仮に預金準備率が1%だったとすると、100万円の預金を預かったA銀行はそのうちの1%の1万円を日銀に預けなきゃいけない。だけど、ここまでです。あとは何してもいいんです。99万円貸してもいい。僕が99万円をA銀行に借りに行ったとしますね。そうすると何をするかっていうと、必ず銀行に口座を持たせます。口座必要なんですよね、お金を貸すのに。何でかっていうと、A銀行は僕に99万円を貸すときに、99万円っていうふうに通帳に書くだけです。それで終わりなんです。その瞬間に僕は99万円の預金を手にすることになります。嘉向徹の100万円も最初から動いてないですね、そもそも。彼100万円持ってます。199万円に増えてるんですよ。さすがに僕はあんまり持ってる感はないです、自分で借りてるんで。借りて持ったお金なんで。だけど、これをB銀行の誰かに送金してしまえば、99万円を受け取った人は純粋に自分のお金だと思いますね、売り上げとか給料で受け取ってるんで。晴れて、めでたくこの人は99万円持ってると認識しますし、最初の嘉向徹の100万円も動いてないんで、彼も持ってます。199万円にお金増えてます。もちろん、新たに99万円を預かったB銀行はそのうちの1%を日銀に預けて、また残り98万100円を誰かに貸すことができます。貸すとまた預金が増えるんですね。これを使った人はC銀行にお金を送金して、この98万100円を受け取った誰かは純粋にそれを自分のお金として認識します。この時点で、99万円、98万100円、そして、もちろん最初の嘉向くんの100万円も動いてないんで、みんな預金として認識されて、いつの間にかお金300万円に増えてます。もちろん、新たにこの98万100円を預かったC銀行は1%の9801円を日銀に預けて、また残り97万299円貸すことができる。ずーっとぐるぐるぐるぐるやってると、だんだん貸せる金額減ってくんですけど、「もともとの現預金の100万円÷準備率ぶん0.01=1億円」まで作り出すことができる。これが信用創造という現代のお金の発行の仕組みです。こうやって銀行が誰かに、ないお金を作り出して貸し続けることによって、そのお金がぐるぐるぐるぐる回った結果、みんなが1000兆円のお金を持ってるというふうに誤解するに至ったんです。誤解です。だってないんだもん。みんなが1000兆円以上持ってるからって、その1000兆円みんなが銀行に下ろしに行ったら、紙幣100兆しかないんだから、ないんです。ないものをただ単に銀行が借金の裏返しとしてお金を作って、それをみんながぐるぐるぐるぐる回してるから、持ってると思ってるかもしれませんが、別にないです、お金は、そんなものは。これは何を意味するかっていうと、こうやってほとんどのお金はできてるっていうことは、結局すべてのお金は借金でできてる。銀行がお金を貸してお金が作られる。逆にお金を返すと何が起きるかっていうと、お金が消えるんです。さっき99万円、最初に僕が借りたときに99万円のお金を作ってますね。もしかしたらこれ返せないかもしれないと思ってすぐ返したとしますよね。そうすると、自分の99万円とその99万円の借金が相殺して消えます。借りたときにはお金作ってますね。それを使う権利も持ってます。使おうと思えば使って誰かに送金できます。でも返した瞬間にそのお金は消える。借金をすればお金が作られるし、借金を返せばお金が消えるっていう仕組みです。何とか僕が99万円借りきって、頑張って1年後に返そう、だから今使っちゃおう。使ったとしますね。そうすると、1年後には僕は世の中から何とかして99万円のお金を集めてきて返さないと、大変なことになりますね。そうします。99万一生懸命集めます。返します。そうすると、世の中から99万円のお金を消すことになりますね。これ、すぐ返してもあとで返してもおんなじです。借金を返すとお金が消えるんです。何でかっつうと、借金でお金を作ってるからですね。つまりこれ何を意味するかっていうと、ほとんどのお金がこうやってできてるってことは、みんなが借金を返しちゃいけないっていう仕組みです。みんなが借金を返したらお金がなくなっちゃうんだから、そもそも。しかも問題は、元本だけ返しゃいいんじゃないんですよ。99万円だけ返せばいいんじゃないんですよ。必ず利息がつきます。5%の利息がついたとすると、僕は99万円だけ1年後に集めればいいんじゃなくて、104万円集める必要がありますね。そうすると、104万円のお金を集めてきて消そうとしちゃうんですよ。みんながそれをやったら何が起きるか。お金が足んなくなります。そんなお金作られてないんですから。例えばここに100人いたとします。100人みんなが100万円ずつ借りてください。そうするとみんな預金口座に100万円が入るわけです、みんな借金抱えてるけどね。お金がそれで「100万円×100人ぶん」1億円生まれます。さあ、それでみんなで経済回してください。1人100万円ずつ持って、みんなでサービスを交換し合うんです。肩たたきとか、手もみとか、占いとか何でもいいです。さあ、じゃあ1年後に向けてみんな商売しよう。お金の奪い合いです、みんなが。で、めでたくみんな100万円ずつ平等に、最後、1年後に持ってみんなで100万円返したら何が起きるかっていうと、お金消えちゃうんです。

参加者 利息ぶんないな。

大西 そう、利息がないんです。5%の利息がかかったとすると、みんな1年後に105万円ずつ集めようとするんですよ。「100万円×100人ぶん」のお金しかないのに。これ巨大な椅子取りゲームになります。必ず誰かが破綻します。その人たちが破綻しないためにはいくら必要かっていうと、少なくともあと500万必要ですね。「5万円×100人ぶん」ね。500万どっから出てくるかっていうと、誰かが借金をしないと生まれないですね。もう5人、ここに100万円の借金する人たちが必要なんです。この500万円はみんなのとこに流れて、皆さんが105万円ずつ返したところで、お金は全部消えるっていう状態で、ここに借金だけぽっかり残ってるんですよ。この人たちが返すためにはさらに500万円必要で。で、元の状態に戻すのに、さらに100人向こうに必要だってことですね。1億円のお金の状態に、マネーストックの状態に戻すために。何を言ってるかっていうと、どんどんどんどん部屋と人数が増え続けてお金と借金が増え続けないと、この自転車操業は回んないよって話です。そういう仕組みなんですよ。これが戦後復興期とか高度経済成長、人口がぼんぼんぼんぼん増えて、お金を借りてくれる人がどんどんどんどん増えて、その人たちに必要な価値、サービスがどんどんどんどん売れていた状態はよかったですよ。戦後復興期みたいな、高度経済成長みたいなときは、それがずっとやり続けることができたんです。でもこれ、当然ずっと続くわけにいかないんですよ。もう既に日本は人口は頭打ち、そもそも人数が増えないわけですよ。人数が増えなかったらそんなに、1日3食しかみんな食わないのに、どんどんどんどん消費が増え続けるわけないです、そもそも。立ち行かないんです、お金と借金を増やし続けないと回んない金融経済って。もうとっくの昔に、1億3000万もいなくなって、今、もう人口は頭打ちで、その人たちにずーっとお金と借金を増やし続けるったって、誰がそんな借りてくれんの?誰がそんな借りたいの?結局、貸せる人も借りたい人も見つけらんなくなって、お金って、借金っていうのは増えなくなるんですよ。もう実際に実はそうなってるんですよ。そのデータを見せましょう。

(01:19:27)《実際のお金の量の推移》

大西 これはさっきのデータです。うちの息子の初任給と僕の初任給を比べたデータですね、1980年から2018年までの。さっき見せたのはこの青い線ですね。さっき説明したとおり、これはマネーストックM2です。これ、もちろん日銀のホームページから引っ張ってきたデータです。誰でも引っ張ってこれます。それが、1980年は200兆だったものが2018年は1000兆円超えてます。見事にそうなってますね。さっき、お金と借金増やし続けないと今の金融システム回りませんよって言ったんです。お金は見事に増え続けてますね、そのとおりに。真っすぐ右肩上がりに増えてます。これ当たり前なんです。何でかっていうと、このお金を作るために作った借金に利息がついて、その膨れ続ける借金を返すためにもっと多くのお金が毎年必要だからです、常に。当然こうなります。じゃあこのお金どうやって作ったかっていうと、もちろん一目瞭然で、この緑の線。これは何かというと、日本の銀行の民間に対する貸し出しの残高です。これももちろん日銀から取ってきたデータです。これを見ると、ここんとこ見てください、左側のところ。まあ見ればわかります。この緑の線(銀行貸出残高)が青い線(マネーストックM2)作ってきたのわかります?真っすぐ並行して上がってるでしょ。これ当たり前なんですよ。何でかっていうと、借金でお金を作ってるから、当然、並行して上がるに決まってるんですよ。そういう仕組みなんだから当たり前なんです。データはうそつかないです。で、あるときからこの緑の線(銀行貸出残高)が全く青い線(マネーストックM2)を支えきれなくなってるんですよ。何でかっていうと、GDPが全く伸びなくなったのね。経済成長がなかったら、借金増やし続けようったって、誰がそんな借りてくれんの?って話です。銀行が貸そうにも貸せないわけですよ。借りられる人、借りたい人もいないわけ。当然もちろん増えなくなるし、それから、バブルが崩壊して銀行は不良債権処理をして、貸し渋りをして、貸しはがしをして、借金減らしたんです。借金減らしたってことは、そのぶんのお金消してるんですよ。だけどお金全く減ってないです。じゃあ誰が借金をしたのか。

参加者 政府。

大西 そうです。その答えがこれです。日本の政府がお金を借金で作り続けてきた。この赤い線が日本の政府の国債の残高です。まさにこの緑の線(日銀貸出残高)が青い線(マネーストックM2)を支えきれなくなってから、急激に上がってますね。今やここ見ると一目瞭然です。この赤い線(国債残高)が青い線(マネーストックM2)作ってんのわかります?並行して上がってんだから。日本の政府の借金が皆さんの、日本人のお金を作ってきたっていうことです。これ事実。データはうそつかないです。そういうふうにやってっから、そういうふうにもちろんそうなってますってことです。今やその結果、日本に1000兆円以上のお金があるけど、政府の借金が900兆ぐらいってことです。じゃあ、その政府の900兆の借金を皆さんのお金から税金で返すと何が起きるか。皆さんのお金が1000兆しかないんですよ。で、日本の政府の借金900兆ですね。政府の借金900兆返すためにはいくらの税金が必要かというと、900兆ですね。お金が1000兆しかないんですよ。何が起きちゃうかっていうと、お金なくなっちゃいますよね。だから、この赤い線(国債残高)が一番下のゼロまでいくってことは、この青い線(マネーストックM2)もほぼゼロまでいくってことです。日本の政府の借金を税金で返したら、皆さんのお金が消えるってことです。これ紛れもない事実なんですよ、残念ながら。だから、今さら何を言ってるかというと、MMT(現代貨幣理論)みたいなもんが出てきたんです。要するに、借金でお金を作り続けなければいけない金融システムをやってると、最終的に何が起きるかっていうと、いくら民間だからといって貸し続けることも借り続けることもできなくて、必ずそれは頭打ちになるんです。頭打ちになったときに、その金融システムを維持するためにどういう論理的な帰結が起きるかというと、政府が借金をし続けてお金を発行し続けていかないと、この金融システムは破綻するって話です。だからそうすりゃいいんじゃないかっていうことをアメリカから言いだしてんのがMMTです。だけど、もちろん僕はそれが解決策だと思いませんよ。ちょっとここでもう少し追加の説明しますね。皆さん、もしかしたら聞き流してるかもしれないけど、政府の借金でお金を作ったってどういう意味?って。政府の借金で何でお金が作られるの?って思ったでしょ。説明しますね。どうやるかっていうと、今の日本の政府の一般会計の税収っていうのは年間約50兆円です。つまり、僕が政府、皆さんが国民だったとすると、50兆円ぶんの税金を僕が集めるときに何が起きるかというと、皆さんのお金が50兆円まず減りますね、お金取っちゃうんだから。それに対して、もし僕が50兆円ぶんの予算を組んだとします。そうすると、政府の支出っていうのは公務員の給料とか政府事業の支出ってかたちで皆さんのところに流れますね。民間に行くんですよ。だから、50兆の税収に対して50兆の予算を組むと何が起きるかっていうと、50兆まず減ってから50兆戻ってくるんです。行って来いになるんです。同じ人とは限りません。こっちから取ってこっちに使うかもしれない。で、こっちの人は怒るかもしれない、ふざけんなって。だけど経済全体として見れば、このお金はぐるぐるぐるぐる回ってるわけですね。だから全体として見れば行って来い、差し引きゼロです。もし僕が70兆の予算を組んだとします。50兆の税収で70兆の予算、最初、皆さんのお金は50兆減ります、税金を払ったときね。で、70兆の予算を組むと20兆円足んないわけです。何とかしなきゃいけない。どうするかっていうと、僕は借用書を書きます。これは国債です。それを銀行に買わせます。銀行はその20兆円ぶん国債を買って、20兆こっちによこしてくれるんですね。じゃあ、その20兆どっから来たかっていうと、皆さんの預金です、基本的にね。皆さんの預金を使って20兆円ぶんの政府の国債買ったときに、皆さんの預金はどうなるか。1円も減らないですよね。減ったら怒るでしょ。政府の借金20兆円ぶん国債買うんで、すいません、預金が半分になりますとか、なくなりますとかいったら暴動になりますよね。おととい、それでも暴動になんないって言った人がいます。いや、暴動にしてください、そういうときはね。

会場 (笑)

大西 そんなことは起きないですけど。でも、結局何でそんなことができるか。実は銀行は20兆円ぶん皆さんの預金で買ってんじゃないです。お金作って貸してるんですよ。最初の100万円、嘉向徹が銀行に預けて、僕が99万円借りに行ったときに、借りても嘉向徹の100万円は1円も減らないですね、預金。何でかっていうと、99万円銀行が作って僕に貸してんですよ。銀行っていうのはそういう商売してるとこなんです。だから、20兆円ぶん余計にお金を作って、僕は、要するに政府は70兆円ぶん、税収の50兆と、政府の借金で新たに作った20兆を手にして、70兆円ぶん使うと何が起きるかっていうと、最初50兆円減ったあと、皆さん70兆円ぶん戻ってくるんですよ。差し引き20兆円ぶん増えてるんです。何でかって、足りないぶん、予算余計に組んだぶん、そのぶん借金して皆さんにお金を渡してるからです。だから、政府の借金20兆円増えるのと、皆さんの預金が20兆円増えるのは偶然でも何でもなくて、政府が借金でお金を作って皆さんに渡してるっていう、それだけのことです。だから、政府の借金900兆、皆さんのお金1000兆に対してほとんど貸されちゃってるんですよ。みんな貸した覚えないって思うでしょ?政府にそんなお金貸した覚えない。違うんです。逆なんです。政府が借金をして皆さんのお金を作ってきたんです。皆さんが政府に貸したんじゃないんです。じゃあ政府の借金、税金で返しちゃったら何が起きるか。逆です。税収70兆に僕がするんですよ。で、予算50兆しか組まないです。そうすると、皆さんのお金が70兆減っちゃいますよね。で、50兆しか使わないから50兆しか戻ってこないんです。差し引き20兆、皆さんのお金は減っちゃうんですね。その20兆どこ行ったかというと、僕の黒字です。僕の黒字で、自分の借金を返したらお金と借金相殺で、20兆円ぶんの自分の借金消えるけど、そのお金も消えてます。だから、皆さんのお金20兆円減って、政府の借金も20兆減って、ずーっとやってると政府の借金全部返せますよ。でもそのときに何が起きるかっていうと、お金1000兆しかなくて、借金900兆全部消すと、お金がなくなっちゃうんです。これ、一気にやっても長々やっても一緒です。長々やるとむしろ利息がかかるぶん、もっとなくなっちゃいますね。もう政府の借金を税金で返すなんていう選択肢は全く存在しないんです。もうあれは世迷言でしかないんです。その世迷言を財務省が平気で垂れ流し続けていて、大手新聞が平気で垂れ流し続けていて、財政金融が全くわかってない人たちが国会の予算議論をしてるんですよ。これ本当に、無免許ドライバーが皆さんをバスに乗せてF1走ってるようなもんなんです。

会場 (笑)

大西 恐ろしい話。全くわかってない人たちがずーっとやり続けてきたんです。そろそろ本当にこういう世迷言を止めなきゃいけない。今回の選挙がそのチャンスなんです。どうやって?大西つねきを国会に送ることによって、こういった議論を、

会場 (拍手)

大西 ありがとうございます。多くの人たちが聞くことによって、あ、何?太陽が回ってんじゃなくて地球が回ってたの?って、

会場 (笑)

大西 気がつくんです。そのぐらいの、今、おっきな変化が起きようとしてます。これ最終的に、だからさっき言ったみたいに、MMTみたいなものが出てきたのは、これを理解すると政府の借金返せないよねってなるんですよ、当然。今頃気づいたかって話なんです。その現状追認なんです。僕はもちろんMMT論者じゃないです。MMTなんて何にも解決しないから。ずーっとこの仕組み続けたって意味ないんです。何が問題なのか。火を見るよりも明らかで、誰かが借金をしないとお金が生まれない仕組みがおかしいに決まってんじゃないですか。何でそんなことをやってんのか。多分、昔はそれが意味を持っていた時代があったんです。借金でお金を作ることによって、基本的にお金っていうのは実体がないですね。何の意味もないんです。それで交換できる実体価値があって初めて意味があるわけ。だから、誰かが借金をしてお金を作った瞬間はその裏づけってない状態なんです、借金があるだけで。お金が生まれたって。借金を負わせることによって、そのお金を借りた人は何をするかっていうと、それを使って生産活動をして、何かこの世に価値を生み出して、それを売ってお金を取り戻さないと返せないですね。それをやることによって、その作ったお金に見合うだけの実体価値を世の中に生み出してきたのね。そのためのもんだったんですよ、おそらく。ただ、それをみんながやれていた時代はよかったかもしれない。それによって、新しく作ったお金をベースに実体価値を作って、それがちゃんと売れてっていう時代はよかったかもしれないけど、それ当然どっかの時点で止まりますよね。ずーっとお金と借金を増やし続けて、それに見合う実体価値を生み出し続けようったって、地球1個しかないんだから、経済成長無限に続くはずがないんだから、これ必ずもう止まるんです。もう既に止まってます、日本の場合。とっくの昔に止まってるんです。

(01:31:33)《政府通貨を発行する》

大西 それからもう一つ。政府の借金って、もちろん借金なんで利息がつきます。どのくらいの利息がついてるかっていうと、年間9兆円ぐらいの利息がついてます。ていうことは、利息って何かっていうと、お金持ちがもっとお金持ちになるための仕組みですよね。お金を持ってる人が貸して、お金をもっと増やすっていう仕組みですよね。年間9兆円もの利息が大体お金を持ってる人たちのとこに行ってるってことですね。この30年間で300兆円以上の日本の政府の国債の利息が発生してます。つまりこの30年間で300兆円もの、おおむねお金を持ってる人たちのとこに富が移転してるってことです。これ巨大な格差拡大マシーンなんです。何でみんなが使うべき公共のお金というものを生み出すのにわざわざ借金を作って、そこに、すべてに利息をかけて格差を拡大させなきゃいけないの?根本的に考え方がもうおかしいんですよ。唯一の解決策はもう、一つだけです。誰の借金でもないお金を政府が責任を持って発行すればいいんです。それ以外の結論はないです。どうやるかっていうと、政府通貨を作ればいいんです。誰の借金でもないお金を、政府が責任を持って。さっき皆さんに100万円ずつ配ると言いました。全部で約130兆円。政府が130兆作るときには1兆円紙幣を130枚作ればいいんです。こんなもんですよ、本当に。大したもんじゃないです、本当に、130枚なんで。財務大臣のはんこか何か押すのかな。多分、ものの数分で終わります。それを日銀に預ける。そうすると、日銀は銀行なんでそれを金庫に入れて、それを預金通帳に書きます。政府の預金通帳に130兆って書く。書くだけです。終わりです。これで1人100万円ずつみんなに送金すればいいんですよ。そうすると、預金口座が50万だった人の口座が150万になります。それを使うときには今までどおりの送金をすればいいんですね。引き出すときには今までどおりの1万円で引き出して使えばいいんです。何にも変わんないです。つまり、政府通貨で、政府紙幣でお金を作ったとしても、今までの1万円札と混同するからだめだみたいな話はなりません。何でかっていうと、日銀の金庫に入ったきり二度と出てこないです、これ。だから1兆円紙幣でいいんです。スペースが、そのほうが、

会場 (笑)

大西 取らないでしょ。万が一流出してもこれは使えないんですよ。誰もお釣り持ってないから、1兆円紙幣のお釣りは。

会場 (笑)

大西 だから1兆円紙幣でいいです。政府の借金を返すときもおんなじです。900兆の政府の借金を返すためには、1兆円紙幣を900枚作りゃいいんです。それを日銀に預ける。日銀はそれを金庫に入れて、政府の口座に900兆って書くだけです。あとはこれを、お金を貸してくれる、ほぼほぼこれ銀行なんです、日本の場合。で、返せばいいです。銀行が国債をいっぱい持ってます。山ほど持ってるんですよ。その銀行に返せばいい。今、アベノミクスの異次元の金融緩和で面白いことが起きていて、日銀が銀行から国債いっぱい買ってるんです。山ほど買ってるんです。半分ぐらい買っちゃってるんです、400兆から500兆ぐらい。何にも起きてないでしょ、金融的に。インフレにもなってないし、生活的に何も変わってないですね。苦しいまんまですよね。だったら全部買っちゃえばいいんですよ、900兆。何が起きるか。もちろん銀行は大変ですよ。銀行は今ですらもう青息吐息なんです。何でかっていうと、さっき言ったみたいに、政府の借金にも利息がつきます。銀行はそれを持ってて、大もうけしてたんですよ。それが日銀に買われちゃうと現金に変わっちゃうわけですよ。それを貸せ貸せ貸せって言われるわけですよ。現金に換わっちゃうから、銀行はそれを貸さないと収益落ちちゃいます。でも、貸そうにも貸す相手が見つかんないわけです。誰にそんな貸したらいいんだ?1億3000万、人数増えないのに、誰にそうやって貸し続けてお金を増やし続けんだ?っつったって、無理なんです。無理なんです、そもそも。大困りしてるから、もし全部買ってしまったら、銀行は本当に多分つぶれるでしょう。かなりつぶれるでしょう。だから一気にやってはいけないんだけど、そういったことも対策を考えながらなんですが、900兆買ってしまうと、全部買ってしまうと何が起きるかっていうと、これは面白いんですよ。日銀の中に、金庫の中に政府の借金が900兆円ぶんあるんです。これ政府に貸してる金額です。で、政府に900兆預かってるんです、預金で。これ政府から借りてる金額です、日銀が。両サイドあるんですよ、左右。相殺して消しちゃえばいいんです。きれいになくなります。これをやっても、多分、皆さん何にも感じないです。銀行員の奥さんは大変かもしれないね。(笑)。夫が職がなくなったとかね。

会場 (笑)

大西 そういう、まあ多少あるかもしれないけど、基本的には何にも変わらないのは、税収も変わらない、政府支出も変わらなかったら普通あんま変わんないです、何にも。だけど、おっきな変化をそのうち感じるようになります。年間9兆円ぶんの利息がなくなるんですよ。それだけの所得の移転っていうのがなくなるんですね。結局、日本の政府の国債って誰が持ってるかっていうと、銀行とか、生命保険とか、損害保険とか、年金運用基金とか、一般個人よりも機関投資家がほとんど持ってます。機関投資家は皆さんから資産を集めて運用してるところですね。そういうところが間接的に年間9兆円ぶんの利息を受け取ってるってことは、そういう機関投資家に資産を持ってるような、おおむね、どちらかというとお金を持ってる人たちがそれを得てるってことです。それがなくなるわけです。だんだんひっくり返っていきます、そうするとね、世の中が。ということをまずやったほうがいい。もちろんこれは、今、れいわ新選組の政策ではないですよ、

会場 (笑)

大西 公約でもないです、言っときますけど。でも、こういう考えのやつをれいわ新選組を通じて国会に送り込むと、パラダイムが変わってくるっていうことですね。

(01:38:07)《本物の国家経営》

大西 こういう考え方をすると、本物の国家経営ができるようになる。今までの国家経営は国家経営じゃないんですよ。わかってないんだから、国家経営の何たるかが。本物の国家経営をする。もう根本的にすべてが変わりますね。例えば税金の考え方も根本的に変わります。税金っていうのは、皆さん、今まで使うために集めるというふうに思ってるんですよ。要するに、集めないとないと思ってるんですね。さっきも言ったとおり、お金なんて別に集めなくたって作れるんです、借金で。ずーっとそれをやり続けてきたわけでしょ。最初から税金ゼロにしたって、借金で作り続けてお金を使うことはできる。お金は集めないとないから集めるんじゃないんです、そもそも、だから。それから、さっき言ったみたいに、政府が政府通貨を、誰の借金でもないお金を作って使えちゃうんだったら、それこそ別に税金なんか集めなくたって、全部、お金を作って政府の支出まかなえばいいです。できちゃいますよ。日本という国は無税国家できるんです、その気になれば。世界で一番無税国家に近い国です。何でかっていうと、世界一黒字を稼いでためてる国だから。もし無税国家にしたら何が起きるかというと、皆さん、税金がなくなるんで少し楽になりますね、お金がね。じゃあちょっとパートを辞めようかとか、働くの辞めるでしょ。そういう余裕が出たぶん、ちょっと遊んだりとか休んだり。100万円を配ったときと同じことが起きます。みんなが生産を減らして輸入を増やす。だから、輸出が減って輸入が増えて、赤字になっちゃうかもしれません。でも、世界一赤字にしていい国なんですよ。もしそれを、無税国家にして赤字になんなかったら、ずーっとできちゃいます、それで。だから世界一、実は無税国家に近い国なんです。何でかっていうと、皆さんそれだけ働いて、働きすぎたってことです、今まで。ただ、だからといって、僕、大西つねきは税金をゼロにしなきゃいけないとは思ってないです。税金にはとても大事な意味があるから。それは何かっていうと、税金っていうのは思想の反映、国家のかたちを作るという、本当にそういう大事な意義があります。どういうことかっていうと、税金っていろんな税金ありますけど、例えば累進課税ってありますね。累進課税っていうのはたくさん稼いでる人から余計にもらう、そうじゃない人たちに流していく。これは富の再配分っていう思想のもとにやるわけですね。稼いでる人たちとそうじゃない人たち、あんまり差が開かないように、ある程度それを平準化させるっていうね。これ、やったらいいのか、やんないほうがいいのか、別にどっちも正解ないですよ。皆さんどっちがいいですかって話です。みんな同じ税率にして、稼いでるやつもそうじゃない人たちも同じ税率にするのがいいのか、今みたいな累進課税にするのがいいのか、皆さんの考えしだいです。それによって決めてけばいいですね。それから、例えば相続税。これもとても思想的な税制で、0%にするか100%にするかによって、おっきく変わりますよね。0%にしたら、金持ちの子どもは金持ちで、その孫も金持ちで、ずーっと富の格差は世代を越えていきますね。もし100%にしたら、もう金持ちの子どもも、そうじゃないのも、その1代でばさっと切るんで、富の格差を世代を越えさせないように、これはそういう思想ですね。どっちがいいとかいう話じゃなくて、どっちにしたいですかって話です。どんな社会とか国家に住みたいですか。それによって税制を決めてけばいいんです。それが税制の根本的な役割ですね。そういう税制によって国家のかたちを作るんです。ところが今の税制っていうのは、足りないから課税する、足りないから消費税を上げるっていう継ぎはぎ税制になって、思想もへったくれもなくなってるんです。全部、金、金、金になってるんですよ。大事な思想が失われてしまっていて、だから本当におかしな税制になってます。例えば分離課税。皆さんご存じだと思います。株式の売買とか株式の配当でもうけていくら課税されてるかというと、分離課税、一律20%だけです。いくら株の売買とか配当でもうけたって2割しか取られないっていうことですね。平成25年までは10%に減税されてたんです。ところが所得税の最高税率は45%です。もし地方税も払ったら55%、半分以上取られちゃいます。所得税っていうのは基本的に、自分で何か価値を作り出して所得をもらってる人たちが払う税金ですね。そういう人たちが55%の税金を払うのにもかかわらず、全く何も作り出さずに、ただ株式を売買して、お金と株券を右から左に動かして、他人のふんどしで相撲を取って、何にも作ってない人たちが20%しか払わないんですよ。一時は10%しか払ってないです。これ何を言ってるかっていうと、みんな汗水垂らして自分で何か価値を作り出して働くんじゃなくて、ただ株券とかお金を右から左に動かして市場でもうけたほうが得ですから、そうしてくださいっていうふうに国家がメッセージを発してるんです。じゃあわかりました、みんながそれでいいんだねと、そっちのほうが得なんだっつって、みんなが株の売買を始めると何が起きるかっていうと、国が滅びます。何でかというと、誰も何にも作り出さなくなるから、価値が生まれないんです。株が上がるのは、その株式会社で実体価値を作り出してる人たちが働いてるから株が上がるんです。みんなが何の実体価値も作り出さずに株式の売買だけやったら、もう国が、もちろん会社も、もうつぶれるに決まってるんですよ。それでいいですよっていうメッセージを我々の税制は発してるんです。我々がそれを受け入れて、一時は10%まで減税されてたんだから。そういうことをやってる。これも全部政治の話です。我々自身が、いや、その税制おかしいだろって言いださないと変わんないんですよ。その結果何が起きてるかっていうと、これも国税庁が出してますね。これは国税庁が出しているデータで、所得によっていくらぐらいの税負担があるかっていうデータですね。これを見ると、一番左側が250万円までの人で、一番右が100億円超え、100億円プレーヤーですね。一番払ってるのがこの中央値、1億円稼いでる人たちが一番払ってます。ピーク。そっから下がっていくんですね、負担率が。100億円以上稼いでる人が、上の実線と下の点線何が違うかっていうと、さっき言ったみたいに、平成25年までは10%に分離課税は減税されてたんですよ。その頃、この人たちは11%しか払ってなかったってことです。今でも17%しか払ってません。100億円以上稼いでる人たちがですよ。何でかっていうと、この人たちはわかってるんです、そのほうが得だよねって。所得税なんて払ってたらとんでもない金額取られるから、そんな所得は得ないんですよ、基本的には。そっちのほうが得だってわかってるから。何かが根本的におかしい。人によっては、この分離課税やめて所得税と一体化して累進課税かければいいんじゃないかっていう、そう言う人もいます。でも僕なんか全然違う考えです。むしろ分離課税は分離課税のまんまにすりゃあいいじゃないか。その代わり思いっ切り課税してやれば。例えば1年未満の株式の保有に対してもうかった利益、それに対して99%の税金かければいいんです。だってそんなもの要らないじゃない。1年以内に株を売買してもうける人っていうのはこの世の何のためになってんの?誰のためになってんの?自分がお金もうけたいだけでしょ。そんな人別に要らないですよ。やんなくていい、そもそも。例えば1年から3年の株式の売買、それでもうけた利益に対しては85%、3年から5年で80%、75%、5年以上持って初めて7割とかね。どこまでいっても所得税の最高税率よりは低くなんないようにするっていうふうにしたら何が起きるかっていうと、外国人投資家が裸足で逃げ出します。

会場 (笑)

大西 要らないんです、そもそも外国人投資家は、日本には。何でかっていうと、最初に説明したとおり、世界一お金を日本は貸してる国です。借りる必要は、投資を受ける必要は何もないんです。だから全然いなくなってもらって構わないんです。日本に入ってきて、もうけたいだけの外国企業は入ってこなくていいです、別に。要らないんだから。もちろん、これをやろうとなると本気でけんかする必要がありますよ、そういう連中と。皆さんも覚悟は求められます、そういう政権を作るんだったら。でも、そろそろそういう本当のこと、本当に我々が望む社会にするために、本気のけんかを、今回、れいわ新選組ずっと言いますよ、ガチのけんか、ガチの政治、もうそろそろ始める必要があるんです。皆さんもその覚悟をそろそろ持つ必要があるってことですね。あと、税金の考え方も変われば、予算の考え方も根本的に変わります。予算って、また、もう今までの常識からすると、予算委員会なんか全部そうなんですけど、集めたお金の使い道だって言います。集めないとない。集めないとないし、集めたお金をどう使うかって金で考えてるんですけど、そもそも何が違うかっていうと、集める必要ないです。別に集めなくたってお金はあるんですよ。じゃあ何でお金を集めてたの?今まで。年貢米からずーっとくると、最初に集めるもんだと思ってるのかもしんないね。でも、お金ってそうじゃない。集める意味って実は、僕はこう考えてるんですよ。かつて、これは例えば20世紀です。昭和の時代とかね。需要が圧倒的に供給より高かった、生産能力より高かった時代があるんです。特に戦後復興期。焼け野原で、みんな物が欲しい。需要はいっぱいある。でも生産能力がなかったんですよ、インフラがなかったから。そういうときには何をするかっていうと、お金を集めるんです。税金を集める、みんなが貯金する、そうすると購買力が落ちますね、みんなお金最初に払うんだからね。みんなの購買力を抑えて、集めたお金を投資するんです、国家が。例えば税金集めてインフラを作るのに、日本焼け野原だったから、道路造る、橋造る、港湾造る、鉄道造る。そうすると何が起きるかっていうと、生産能力が飛躍的に上がったんですよ。こいつ(需要)を一旦抑えてから生産能力を上げるっていう、そのサイクルをずっとやってきたわけです。その結果、生産が増えれば、需要もあるんでどんどん売れてった。これ、いわゆる昔で言うところのサプライサイドエコノミーっていうんです。要するに供給、いかに供給を増やすか、生産能力を上げるか。何でかっつうと、上げれば上げるほど売れていた時代の発想なんです。それをずーっとやり続けてきたんだけど、当然、国家が成熟すると続きません。何でかっていうと、みんなもの持っちゃってるからね。クーラーとかカラーテレビとかみんな持ったら、別にそれ以上必要ないわけですよ。こっち(需要)必ず細ります。供給能力は、いろんなインフラができるにしたがって十分になっちゃってるんですよ。今何が起きてるかっていうと逆です。供給能力がでかすぎる。生産能力。需要は全くないのは何でかっていうと、皆さんのところにお金を渡さなくなっちゃったんです。どんどんどんどん資本家ばっかりが吸い上げてしまって。今、発想の転換が必要なんです。今までどおりいかに供給を上げるかとか、それから、お金を集めちゃいけないんです。税金集めちゃいけないんです。もう年金が足んないからって2000万なんてためちゃいけないんです。何にも動かなくなっちゃうんです。だから集める必要はないんですよ。そもそも価値を作るんだったらお金作りゃいい、要するに。お金があるないじゃなくて、お金っていうのは実体価値の裏づけです。つまり、価値が増えるんだったら最初にお金を作っちゃえばいいってことです。例えば、介護産業にもうこれからものすごい人員が必要、そこがどんどんどんどん大きくなんなきゃいけない。だけど何が起きてるかっていうと、お金がないから、給料が安いから、それをやりたいって若者たちがそこにいけないんです、お金払えないから。いやいや、おかしいでしょ。お金作って、思いっきりそこにぶち込めばいいです。関係ない、そんなもん。だって価値を生むんだから、その結果。思いっ切りお金をぶち込んで、若者たちがその産業にいくことによって、動いて、実際の価値生まれるんでしょ?人が動くことによって。お金がないから働けずに(実体価値が)生まれないんでしょ?お金ぶち込んで(実体価値を)生めば、そのぶんのお金っていうのはちゃんと見合うわけですよ。そうやって考えなきゃいけないし、お金で考えるから根本的に本質を失います。今、国家が考えなきゃいけないのは、そういう価値って何なの?っていう、しかも中長期的に。短期的な価値なんていうのは民間企業に任せときゃいいんです。短期的にお金を投じてお金がもうかるみたいなものは民間企業がやってればいいんですけど、今、政府がやんなきゃいけないのは、中長期的に見てどんな価値を作り出すか。中長期的に見ないといけない価値。それは例えば子どもたちの教育だったりとか自然環境の保護とか。これは結局、短期的に見ても全然、利益挙がるはずないんですよ。だって子どもたちが育つのに20年、30年、結果が出るまでもしかしたら50年ぐらいかかるわけですよ。そのぐらいのスパンで誰が投資できるかっていうと、政府しかないんですよ。それはお金で考えるんじゃなくて、お金が足りるか足りないかじゃなくて、関係ないです。お金なんか足りなかったら作って投じればいいんです。そうすると何が起きるかっていうと、その子たちが教育を受けて、能力を得て、価値を生み出すんですよ。それが富なんですね。その価値を、今、いかに政府がそういう本質を見通して作り出すかっていう。それから、もちろん自然環境の保護みたいなものもあとで必ずでっかい価値を生み出します。でも、それ、短期的な今のお金の尺度では測れないですね。それやることによっていくらもうかる?なんて誰も答え出せないです。だから、ちゃんと本質を見る目に従って、そういう中長期的な価値をしっかりと政府が作っていくんだったら、そのぶんのお金は作って投じればいいっていうことです。お金で考えるから本質を失うんです、金ばっかりで。結局、お金が大事なんじゃなくて、何が大事かっていうと、人の時間と労力と資源、これが国家にとって最も大事なものです。国が持ってるもんってこれだけなんですよ、実は。国民の時間と労力と国内にある資源、それしか国は持ってません。あと外貨もあるけど、お金なんて別に全然関係ないです。国家経営って何なのかっていうと、皆さんの、国民の貴重な時間と労力と国にある資源をいかに大事に使って、本当に意味あることのために役立てるかっていうのは国家経営の本質です。例えば今オリンピックやるっていうことが、これ、金がいくら動くかとか、もうかるっていう話じゃなくて、皆さんの貴重な時間と労力の使い道として、それは本当に意味があるのか、子どもたちの未来のためになるのかどうかっていうことです。我々が今そこに投じた我々の時間と労力が本当に意味をなすのかっていうことです。例えばリニアモーターカーみたいなものは、そこに大量の人の時間と労力を投じることによってどんな価値を作り出すんだ?って話です。それが見合わないと思ったらやるべきではないんです。本当に我々が考えなきゃいけないのは、どうやって自分たちの時間と労力を本当に意味あることのために役立てるか。そして意味あることとは何なのかという、それは我々自身の価値観の話なんですね。その話を今しなきゃいけない。お金で考えちゃだめです。お金で考えるから本当におかしなことになります。この話をするときに、僕よく話をするのが、例を挙げるのが1億円の穴掘り事業の話です。1億円で穴を掘って埋めるだけの事業、これは無駄でしょうかって言うと、みんな無駄だって言います。1億円もかけちゃうからって言うんですよ。でもそれ、1億円もかけちゃうからじゃないんですよ。1億円でも1000万円でも10億円でも大して変わらないです、穴の大きさが変わらなければ。お金なんて別に右から左に流れるだけで、何にも失われないじゃないですか。1億円使ったら、その1億円はまたほかの誰かのとこに行って、ぐるぐるぐるぐる回るだけです。問題はその1億円が回る間に人が何をするかです。そのお金で何をさせられるかです。穴を掘って埋めるだけの全く意味のない事業を1億円でさせらえるってことは、何が無駄になるかっていうと、そういう全く意味のない事業に使われてしまった人の時間と労力と貴重な地球の資源は、一旦使われたら二度と戻ってこないってことです。金を回すがためにおかしなことをやりだすと、本当に我々の時間と労力が無駄になるんです。そうやって考えたときに、何をするかっていうのはとても大事なんです。お金じゃないです。我々の時間と労力を使って何をするか、それが国家経営の本質です。もう一つ我々が考えなきゃいけないのは、そんなに皆さんの時間と労力が大事なのであれば、それを無駄にする障害は最大限削ってかなきゃいけない。無駄にしちゃいけないんです。その障害を取り除く。だけど、この国にはその障害はたくさんあります。例えば高速道路は有料です。あり得ない話です。あんなもん無料が当たり前ですよ。何でかっていうと、高速道路なんて造った時点でコストは確定です。コストっていうのは何かっていうと、皆さんの時間と労力と資源は使ってしまったら二度と戻ってこないってことです。それが本当のコストです。それが返ってくると思うのはお金で考えるからです。課金すればお金が返ってくるって考えるんだけど、課金なんかしたら何が起きちゃうかっていうと、高いから使えない。何なら下道走るとか言いだします。何でかっつうと、もうそもそも、それは皆さんの時間と労力をセーブするために造ったんでしょ?高速道路って。それを使わなくなっちゃったら、そっから先、皆さんの時間と労力がさらに無駄になるってことです。そうやって考えなきゃいけないんです。そう考えると、それってもうあらゆることですよ。例えば公共の交通機関、全部もう一回公営化して、国営化して、JRじゃなくて国鉄に戻して、思いっ切り安くすればいい。もうけなくていいじゃないですか、別に国鉄なんて、JRなんて。それから、あらゆるインフラ、電気、ガス、水道、通信、もう全然、別にもうける必要ないですね。もうけるって何かっていうと、皆さんから余計に取るっていうことですよね。皆さんの生活に必要なものに対して余計にお金をかけるってことは、要するに皆さんの活動がしにくくなるわけでしょ、お金余計に払わされるんだから。活動は低下しちゃいますね。でも活動が低下したところで、皆さんの人生の長さは変わりませんね。それによって皆さんの貴重な時間が無為に過ごされちゃいます。何で消費税がだめなのか。皆さんの生活が苦しいっていうこともありますけど、消費税をかけることによって皆さんが活動しにくくなるんですよ。余計にお金払わされるわけでしょ。そうすると、皆さんの活動が低下するけど、皆さんの人生の長さは変わらないと。本当に貴重な時間が無為に過ごされるんですよ。国家としてこれ以上の損失があると思います?あるわけないんですよ。何でかっていうと、国家が本当に持ってるのは皆さんの貴重な時間と労力だけだからです。それを無駄にするっていうのは国家経営として落第なんです。だから、全くその国家経営の本質がわかってない人が動かしてるから、そんなおかしな、ばかなことをやってるんですね。もうそれこそ要らないそういうものをどんどん削ってく必要がある。もう一つ大事なのは、僕は、無駄なものを削るだけではなくて、明確な方向性だと思ってます。本来、国家経営って何かっていうと、国家としてどうしても皆さんの時間と労力を借りてやらなければいけないことがあります。それは食料の自給、エネルギーの自給、それから国にないものを買ってくる十分な外貨を稼ぐこと、この三つがないと国家としてやっていけません。自立できないんです。日本の場合、残念ながら、食料の自給、エネルギーの自給は圧倒的に遅れちまってます。もちろん何とかしなきゃいけないですよ。だけど、それでも国にないものを買ってくるだけの十分な黒字は稼いでるわけですね、最初に見たとおり。稼ぎすぎちゃってるんです。だから、それを皆さんに返すってことを言ってんですね。皆さんそのぶん働くのちょっとやめて、時間を返して、皆さん好きにしてください。って言っても、いや、ちょっとそんなこと言われても、ちょっと働きたいし、誰かのために役立ちたいしって、多分、思っちゃう人たちがいっぱいこの国には住んでるんですよ。働くの好きなんでしょうかね。わかりました。だったら、おんなじ働くんだったら本当にもっと新しい使命を帯びていただきましょう。それは何かっていうと、日本の戦後復興っていうのは、そのためにみんなが一生懸命働いたという一つの大きな目標だったんですよね。焼け野原の状態で日本を復興させるってことで先輩方が一生懸命働いた。その目標を達成したあと、多分、我々は目標を失ってしまったんですよね。失ったまま、ひたすら今までどおりの黒字を稼ぐとか、目先の利益とか売り上げとか、そんなことのためにずっと働き続けてきてしまった結果、多分、我々は何のために働いてんのか、生きてんのかわかんなくなっちゃったんですよ。だから、ひたすら漫然とそれをやり続けてんだけど、全然ちっとも幸せになった気はしないし、そういう大人たちを見て、若者たちは何をこいつらやってんだ?と思ってるんですよ。だから全くワクワクもしないし、その中に入って何をやるっていうの全く見えてこないから、残念ながら若者たちの死因のトップがみんな10代、20代、30代、自殺になっちまってるんですよ。大人が、何のために生きてんだとか働いてんだっていうの、多分、それを示せてないから、若者たちもそれを見て、わかんないまんまなんですよ。ここでもう一度我々は、何のために生きてんの?何のために働いてんの?っていう明確な意義、意味を持つ必要があると思うんです。そのときに僕がやっぱり示さなければいけないと思ってんのは、そういう明確な方向性です。国家として何のために我々は働くのか。日本みたいな世界一の黒字を稼ぐぐらいな生産性を持ってる国だったら、もう既に自分たちの国益とか、自分たちのためにもうそんなに働く必要ないんです。何でかっていうと、世界一もう稼いじゃってるから。もうちょっと、多分、ほかの目的、世界の最貧国のために働くとか、世界の問題解決、環境問題を解決、そのために日本がそういうモデル型の社会を作る、超循環型社会を作るとか、すべてを自然に還す、そういった思想のもとに、全部、日本の経済、それからインフラも作り直すっていうふうに、そういう明確な方向性を示したときに、皆さんの、多分、生き方とか働き方も変わってくると思うんですよ。そういう大きな方向性が日本の方向性だと思ったときに、じゃあそのおっきな方向性の中で、自分の仕事とか自分の会社っていうのは本当その役に立ってるのかどうか。多分、そういうことをみんなが共有しだすと考えだすようになるでしょう。そんときに、この仕事、俺、あんまり意味ないなとか、この事業はどうかなと思ったときに、そういうところから、多分、人が離れだします。そういうふうにしたときに、我々の時間の使い方がもう本当に意味のあるものになるんですね。余計なことに時間を使わなくなる、そういうところから人が離れるようになる、要らない事業とか多分なくなる。今さら例えばカジノ産業なんてやってお金を回す必要ないわけですよ。基本的にその事業って何も作り出さないわけでしょ。賭博産業でしょ。本質的に何も作り出さない事業に、ただお金っていう、お金を回すとか、お金を稼ぐっていうだけのために人の時間と労力を使ってしまったら、膨大な無駄なんです。そういうものはなくなるだろうし、例えばパチンコ産業なんてなくなったっていいです。そういう本当に大きな方向性のもとに、自分たちの事業とか仕事を見直したときに、要らない仕事とか、いろんな無駄なものありますよ。何でいちいち仕事するのにこんなはんこ押さなきゃいけないのかって、多分、みんな思ってますよ。要らないでしょ、これ、皆さんの時間と労力が無駄だから。そういうのをみんなが削ってったときに、本当に有効な時間の使い方でもって、本当に皆さんのため、皆さんのためだけじゃなくて、世界中のあらゆる人たちのために働く日本っていうのができると思うし、そういう明確な方向性を示すのが今の日本の政治の役割だと思ってます。ここまでが、僕が日本で何をしたいかっていう日本の政治の話ですね。

(02:03:46)《金融資本主義の正体》

大西 僕は、最初に言ったとおり、もっと見てんのは世界です。日本だけじゃなくて。日本っていうのは日本人だけのためではなくて、日本人が本当にそういう方向性を持ったときに、日本から世界を変えるっていうことを、最初に言ったとおり思ってます。だから、そろそろ世界も変えてく必要があって、今の経済っていうのは世界的にもう狂気になってます。今の世界経済はほぼ狂気です。日本だけじゃないです。何でかっていうと、我々はすっかり本来の経済の役割を忘れてしまってるんですよ。経済って、そもそも価値の生産と価値の交換です。皆さんに必要な価値があります。それを作り出して交換するのが経済です。必要じゃなかったら作んなくていいです。売らなくていいです。でも逆に今の経済、お金をやり取りするための言い訳になってしまって、お金をもらうための経済になってます。今、どこの会社入ってどの仕事をしたって何を言われるかっていうと、売れ売れ売れって言われるんですよ。お金をもらえって言われてるんです。そっちじゃないんです、そもそも。みんなに必要な価値をどれだけ作り出して、どれだけ提供するか。要らないもんは作んなくていい。何でこんなことになるかっていうと、そもそも借金でお金を作ってる。さっき説明したみたいに、100万円ずつ100人借りて、そこに利息が5%かかると、みんなが105万円ずつ集めようとする。巨大な椅子取りゲームになるんです。お金の奪い合いになるんです。お金を返さなきゃいけないっていうのが先にきちゃうから。それで提供する肩たたきとか手もみが必要とされるかどうか、誰かを幸せにするか、そういう話じゃないです。お金をもらうゲームになってるんですよ。今の金融システムがそうさせるんです。例えば、すべてのお金が借金で発行されていて、その中で僕が借金100万円1年で10%で借りて、それで利息10万円を払わなきゃいけない状態で商売をしたとすると、元手が100万なんで、1万円で100個作って、それを1万1500円で100個売って、15%、15万円もうけようとします。何でこういうふうにするかっていうと、もともと僕10%で借りてるので、15%以上もらわないと何にももうかんないです。これ全部の、今のお金がすべて借金で発行されていて、そこに10%利息がかかってるっていうことは、みんながそれ以上、商売する以上もうけようとしますね。毎年15%以上お金と借金が増えてる間はいいですよ。お金がそのぶんなくならないからね。でもそれ、当然止まりますよね、続かないんだから。15%ずつお金が増える世界って何かっていうと、それに対応する価値もそのぐらい増え続けるってことですね。高度経済成長でもなければ、そんなこと起きないわけですよ。とっくの昔に日本は止まってます。そうすると、当然、これ、みんなのお金が、お金が増えなくなるからお金が足んなくなるわけ、未来のお金が足んなくなるわけですね。縮こまっていくわけですよ、お金が足んないんだから。そうするとコストカットに走るし、9000円で100個作って、1万円で100個売って、10万円、10%。もっといくと、8000円で120個。で、8500円で120個売って、6万円で6%。もうどんどん縮こまっていくしかないんです。今、世界的な低金利になってます。世界的に、金利、要するにお金が時間とともに増えるという概念が絶滅寸前なんです。何で?当たり前だからです。お金が増え続けても意味がないからです。お金っていうのはそれ以外の、それで交換する実体価値があって初めて意味があります。だけど、その実体価値が増え続けられるかっていうと、無理に決まってんじゃないですか、地球1個しかないんだから。どんだけ価値を増やし続ければそれが続くのか。続かないんです。だから、当然お金が増えるっていう概念ももう本当に限界を迎えていて、だから世界的な低金利になってます。もういいかげん日本人高いから使うのやめて、海外で5000円で200個作って、で、5400円で200個売って、で、8万円。しっかり利幅取って、8%。何で5000円で200個も作るかっていうと、この5000円で作ったものっていうのは、1万円で作ったものの半分ももたないんですよ。そうすると同じ期間の間に2回買ってもらえるでしょ。頭いいっしょ。(笑)。頭よくないです、本当はね。この中で言うと頭いいんですけど、本質的にとても間違ってるんです。安かろう悪かろうを作って、捨ててもらう、壊してもらう。そうするとまた買ってもらえる。何でかっつうと、今の金融経済っていうのはお金をもらうゲームで、いかに単位時間内にいっぱい買ってもらえるかっていう、そういう競争をやってるんです。みんながお金を稼ぐゲームやってるんです。何のためにやってるかっていうと、当然お金のためにやってるんですね、これね。でも経済って、さっきも言ったみたいに、こっちです。価値の生産と価値の交換なんです。どれだけみんなに必要なものを、どんなものをどれだけ作り出すか、それを提供するか。そんなに必要じゃなかったら作んなくていい、もう売らなくていい。でも、そうなのにもかかわらず、我々は売り続けてもうけ続けることを強いられ続けていて、自分たちの時間をすり減らし続けてるんです。もうおかしいでしょ、完全に。そんなことやり続けた結果、我々は何をやってるかっていうと、当然こうなりますよね。だって、作って売ったら捨ててもらわなきゃ困るし、壊れてもらわないと新たに買ってもらえないんだもん。経済じゃなくなってるんです。これ完全にお金もらいゲームになってるんです。今の金融システムがそれを強制するんです。本当にそろそろ我々はこの狂気から脱却しなきゃいけない、そういう時期にきてます。日本だけじゃなくて世界中がこの狂気にはまってるってことです。当たり前としてそれをやり続けてるってことです。こういうことを言うと、そんなばかなとか、そんな荒唐無稽なっていうふうに言う人がいます。いやいや、荒唐無稽なんじゃなくて、今の当たり前とされてる経済とか経営学が全く未発達で不完全だっていうことです。偉そうな人が偉そうに言ってますけど、じゃあ君らの言うコストって何なのか。基本的には人間の動いたコストしか入ってないんです。例えば魚を取るときに、関係ない魚も含めてみんながーっと一気に取ります。何でかっていうと、そのほうがコストが安いから。で、要らない魚どんどん捨ててくんです。コストって結局、人間が動くコスト、人間が楽っていうだけの話です。でも、そういう関係ない魚が捨てられることによって、多種多様な魚が、どんどん種が絶滅してって、そういう多種多様な魚がそこに存在するに至った、それにかかった長い時間って一切入ってないですね。それから、例えば石炭とか石油とか、あらゆる鉱物。コストって結局、人間が動くコストしか入れてなくて、その鉱物とか石炭とか原油がその状態になるまでにかかった長い年月、何十万年っていう年月は全く何も入ってないです、今の経済の中に。これ何かっていうと、愚かなだけなんです。今までそうだったから当たり前って言ってる人は荒唐無稽って言うかもしれませんが、どっちが間違ってるかっていうと、仕組みがもう間違ってるんです、我々の考え方が。そろそろ我々はこの狂気から脱却する、僕はそういうおっきなムーブメントがもう始まってるんだと思ってます。資本主義みたいな考え方、もうそろそろ我々は考え直す必要がある。皆さん当たり前としてやってきました。資本主義って資本家が利益を挙げていいんだ。企業は利益を挙げるもんだ。いつの間に当たり前になってますけど、いや、何で?何で企業って利益を挙げなきゃいけないの?利益ってどうやって生まれるかっていうと、資本家が労働者を安く使って、高く売りつける。労働者と消費者一緒ですからね。利益ってこうやってでしか生まれませんよ。労働者を安く使って高く売りつけるっていうことをずーっとやってる。世界中の企業がそれをやってます。これをずーっと続けてると何が起きるかっていうと、当たり前の話で、ぐるぐるぐるぐる回ってるうちに、どんどんどんどんここに集まってきますね、資本家のところに、お金が。その結果、世界で最も裕福な8人とか、まあ26人とかいう人たちが、世界で最も貧しい、半分の36億人の人たちとおんなじだけの資産を持ってるっていう、そんな状況が生まれてるんですね。で、常に10億人ぐらいの人たちが餓死寸前の状態に置かれてるっつうのは、それが今の現状です。それが金融資本主義の正体です。それが作り出した現実です。それがいいのか。いいはずがないでしょ。もう発達した文明社会としてあり得ない話なんですよ。それを我々が当たり前として容認してる。そろそろ根本的に考え直す必要がある。もうまさにその時期にきていて、それをもうそろそろやろうと。何でかっつうと、もうこのまま子どもたちにはとても渡せません。子どもたちに申し訳なくて、とてもこんなばかげた仕組みを続けられません。お金なんてそもそも全く意味がないんです。それで交換する実体価値があって初めてお金は意味を持つ。実体価値は時間とともに腐ったり壊れたりして、必ず減っていきます。これ絶対、普通に考えたら減るんです。だけど、こっち(お金)は金利とともに増えてくってなったら、バランス取れないに決まってんじゃないですか。こっち(お金)だけ増えてって、向こう(実体価値)が減ってくんだったら。それを無理やりやろうとして、ひたすら我々は作って売って消費してっていうことを続けてきたんですよ、これ(お金)に合わせるために。それがある程度続いた時代はよかったんですよ。経済成長があって、みんながものを欲しくてっていう時代はよかったけど、もう今度それが続かなくなって、バランスが崩れ始めて、しかも、それをやり続けることによってどんどん環境が悪化したら、もうこのまんま続けるわけにはいけないです。子どもたちは本当とんでもない目に遭います。あともう一つ、我々が忘れちゃならないのはこっち(借金)の部分です。ほとんどの人がこっち(借金)のこと知らないんです。すべてのお金の裏側には借金があります。何でかって、この借金でお金を作ってんだから。ほとんどの人はこれを知らないから、お金、その実体価値って思ってるんですけど、左側(お金と借金)、これ、何のことはない。この借金をこのお金で返すと何が起きるかっていうと、ゼロですね。全部お金消えちゃうんだから。ほぼ同額の借金があるんです、今あると思ってるお金の。つまり左側(お金と借金)はゼロだってことです。ゼロサムゲームだってことです。全部みんなで平等に分けたらみんながゼロになるってことです。だから、決して仲よく分けられないっていう、そういう金融経済です。みんながお金を奪い合って借金を押しつけ合うことになります。熾烈な競争社会が生まれますね、世界中が。国家間だっておんなじです。どっかの国の黒字はどっかの国の赤字です。当然、紛争もなくなりませんね。こんな金融システムを世界中が採用していて、世界平和が訪れるわけないんです。口では、お題目では言いますけど、このシステムを維持してる限り、みんながサバイバルのために必ず本当に奪い合う、そういう社会になります。で、ちょっとバランスを崩した瞬間に貧困に沈みます。何でかっていうと、必ず一定割合の人たちはマイナスになるんです。みんなが平等に、みんなが仲よく上に上がれることはないです。だって、この借金が存在しないとこのお金が存在しないんですから。そもそもこの金融システムは最初から相対的格差が組み込まれてるってことです。この相対的格差がないとお金っていうのは存在し得ないっていうことです。そろそろこんなばかげた仕組みをやめましょうっていうのが、僕がずっと2011年から言い続けてきてることです。

(02:15:29)《今、本当にすべき政治とは》

大西 今、本当に、だから、しなければいけない政治っていうのは、この金融資本主義の仕組みを根本から変えることです。お金の発行の仕組みから根こそぎ変える以外の、本当にこれ以上大事な政治課題は、僕はないと思ってます。残念ながら日本の政治シーンで、それはおっきな政治課題として今まで語られることはなかったです。でも、もし今回の参議院選でこの大西つねきを国会に送り込んでいただければ、多くの人がこの言葉を聞きだせば、そこに本当の真実があるっていうふうに気づくようになると思います。今は本当にそのチャンスだと思ってます。これは地球規模の大転換。もう地球もたないんだから、そもそも。マザーシップがなくなってしまったら、もう消費税が5%とか8%の話じゃないんですよ、そもそもが。日本っていうのは世界一の黒字を稼いでる国だからこそやれることがあると思ってるし、本当にそれを促進するための政治、日本経営だと思ってるんですよ。日本が政府通貨を、多分、一番発行できる位置にいます。世界一の黒字を稼いでるから。それでお金を配っても一番大丈夫な国だから。日本がその範を、お手本を示すことが大事だと思っていて、そのための日本政治だと思ってます。そういう全く違う次元の新しい政党を作るしかないんですが、残念ながら今の政界にはそんなかけらもないです。だから、外で作って入っていくしかないんですよ。でも外で作って入るのはとても大変なことなんです、今まで誰もやってこなかったから。だから、突破口は開きそうだなと思ったら、みんなで大挙してそこに突っ込んでいく必要があるんです。今回、僕がれいわ新選組に乗ったのは、その突破口が開ける可能性があると信じたから、僕もそこに突っ込んでくことにしたんです。僕が突っ込んでいくことによって、もしかしたら多くの人たちがそこに突っ込みたくなるかもしれないと思ったからやってます。ただ、これで仮に大西つねきがとおりました。れいわ新選組がもしかしたら5議席ぐらい取りましたってなったところで、まだ世界は変わりません、おそらく。それだけじゃ変わんないんです。ただ何か新しい勢力が出てきた。僕は本当に変えなきゃいけないものは何だと思ってるかというと、皆さんの頭の中です。結局、すべて皆さんの頭の中から生まれてます。お金をあると勘違いしてんのは皆さんです。お金なんて本当はないのに。お金はあると思ってるっていうのは幻想なんですよ。皆さんお金あると思ってるかもしれませんけど、人間の頭の中にしかお金はないです。人間が勝手に、紙切れを見て、紙幣を見てお金だと思ってるだけなんです。ヤギから見たらそれはただの紙で、餌でしかないですね。おいしくない餌です、ただの。でも人間だけがその紙切れを見て、これはお金である、1万円札、これは価値のあるもの。価値なんか何もないですよ、別に。だけど人間の頭、人間の概念がそれを作ってるんです。あと、お金を持ってる人が所有してます。持ってる。人のものは取っちゃいけない。でも、所有の概念だって人間の頭の中しかないんですよ。ほかの動物は生まれて、生きて、死ぬだけですね。あるもんを食って死ぬだけです。この世のすべてのものは借りもんです。人間だって動物なんですよ。基本的にこの世のすべてのものは借りもんなんです。だけど、その生きてる間だけ自分の欲、強欲、そういったもので、所有したい、そういうものを持ってる。それはとても人間的なことで、否定すべきことではないかもしれませんが、いつか脱却する日がくるかもしれない。それから、支配っていう概念も所有から生まれてます。所有してる人たちが偉い、所有してる人たちの言うことを聞かなきゃいけない。今の資本主義もそういう所有主義です。資本家がお金を持ってる、株も持ってる、株式を持ってる、だからその人たちの言うことを聞かなきゃいけない。何で?偉いの?その人たち。我々みんな平等にそれぞれの時間と体を持って生まれてきてます。その時間と自分の体の使い道は皆さん一人一人、自分たちだけのものです。誰の言うことも聞く必要ないんです。社会のシステムが誰かの言うことを聞かなきゃいけないっていったら、社会のシステムがおかしいんです。そういう本当に本質的なところに立ち返ると、我々の社会の、世界のおかしさがわかります。人間っていうのはすごい力を持っていて、自分の頭の中にしかない、自分たちの頭の中にしかない概念でもって世界を一変させるぐらいのものすごい変化を地球に起こしてしまったんですよ。ていうことは、それだけの力があるんだったら逆も真なりです。もし我々の頭の中にはまってるこういうわけのわからない思い込み、お金はあるんだとか、所有してるとか、支配とか、そういうわけのわかんない思い込みをはずした瞬間に、はっと我に返るときがきます。その新しい気づきに従って世界を見回してみたときに、何とおかしな世界を作ってしまったんだというふうに気づく日が必ずきます。そしたら、その新しい気づきに従って、もうその世界を本当に元の状態に、あるべき状態に戻そうという、そういう力を皆さん一人一人が持ってるから、本当に世界を変えていくためには、やっぱり皆さんの頭の中を変えなきゃいけないと思ってます。僕は何をやってるかっていうと、それを基本的にやっていて、何で政治家になるかっていうと、もちろん法律を変えなきゃいけないっていうのもあります。国会で多数を取んなきゃそれもできないっていうのもあります。でも、そういうことをやりながらも、そういう立場に立って、そういう方向性を政治家として示すことによって、皆さんどうなんですかっていうことを突きつけ続けて、で、皆さん自身に考えてもらって、そういう本当におっきな変化を皆さん主導で起こそうと思ってるんですよ。僕はそのための政治家になろうと思ってます。

(02:21:08)《一緒に世界を変えにいこう!》

大西 もうそろそろ本当に一緒に世界変えにいきましょう。もう最初に言ったとおり、僕は世界を変えるための日本チームを作るために政治やってます。右とか左とか上とか下とか分断してる場合じゃないんです。与党も野党も本当は敵じゃないんです。みんな本当は仲間なんです。そういう方向性をちゃんと示していけば、僕は一緒に世界を変えていけると思って、もう何をばかなことを、でっかいことを言ってんのかと思ってるかもしれませんが、もうできるできないじゃないです、もう本当に。もう生きてる間に、人間なんて、まあ人間だけじゃなくて、何をするかっていうだけの話です。だから、もう生きてる間にやりたいことやるだけです。変えたかったら変えよって。変わんなかったとしても、生きてる間にその努力をずっとして、変わんなかったとしてもそれをやり続ける我々がいて、その次の世代がそれを継いでくれたら、いつか変わるでしょ。もうどんな遠くだろうが、それを今生きてる間に我々がやんなかったら何も起きないまんまですよね。やるしかないんですよ。本当に絶対変えられるってことです。今、何でこの参議院選、こんなことを、僕、本当に散々がなってるかというと、もう時がきた、今だと思ってるんです。本当にその割れ目が見えた気がしてます。だから、絶対に妥協せずに欲しいものを取る。もう我々が本当に目指す、本当にいい状態の、日本だけじゃなくて、地球とか世界とかっていうことを我々がイメージして、そこに突っ込んでけば僕は必ずできると思うし、それが日本だからこそやるべきこと、できることっていうふうに思ってます。そのための日本政治だと思ってます。もう右でも左でもなく、地球を救う日本チーム。さっきも言ったみたいに、それをどうやって作るかっていうのが、僕は日本の政治のあるべき姿だというふうに思ってます。

(02:22:51)《皆さんにお願いしたいこと》

大西 これをやるために皆さんにお願いしたいこと。まず、いきなり卑近な感じになっちゃいますけど、比例区で大西つねきと書くと。

会場 (笑)

大西 まずそれはできます。

会場 (拍手)

大西 それから、大西つねき知らせてください。圧倒的に、僕、無名です。でも、知っていただいて僕の言葉を聞いていただければ、多分、皆さんがもやもやってしたことに何となく答えが出たりとか、腑に落ちたりとかすると思うんです。そういう気持ちってすごく大事で、それによってワクワクしちゃったりとか、楽しくなっちゃったり、希望を持てちゃったりするっていうのあると思って、僕はそれが変えていくと思うんですね。特に僕がやってるのは言葉を伝えることなんですよ。言葉を伝えることによって、変えるんじゃなくて、変わってしまった皆さんにその言葉を聞いてもらうことによって、それを認識してもらう、意識してもらう。僕はもう既に世界は変わってると思ってます。皆さん一人一人の中で変わっていて、ただ、それがもやもやっとして形を持ってないから、言葉というかたちでそれを受け取ると、それがはっきりしてくる。それをするための、こういう動画とか著書っていう言葉を発しつつ、それから演説会みたいなものを、もちろん選挙戦に入る前から講演会とかお話し会をずっとやり続けてきました。だから、もうおんなじです、選挙中も。で、選挙終わったあとも基本的におんなじです。こうやって生で話を聞いてもらうことによって、動画とか著書では伝わらなかった何かが伝わると思ってるんで、それをぜひ伝えたいと思ってます。あと、選挙はがき。(笑)。選挙はがきって、もうようやくできました。今日、選挙はがき配れるんですよ。ようやく昨日刷り上がって、今日急いで送ってもらって。今回の選挙って、もう僕は直前になって決まったんですよ。本当に7月2日に電話かかってきたぐらいなんで、何の準備もできてないんです。だからチラシは捨てました。チラシはもう配ってもしょうがないんで捨てて、はがきだけ作りました。このはがき、印刷物これしかないです。このはがきどうやって使うかっていうと、こういった、10枚一組になっていて、こういう封筒の中に10枚のはがきがあります。これを、ま、これは僕のはがきです。今回のれいわ新選組のチームの中で、多分、はがきを作ってるのは僕と山本太郎氏ぐらいだと思います。もうみんなが時間がなくてね。これ、大西つねきを知らせようと思う方は、ぜひ、お知り合いとかご友人の名前と住所をここに書いてほしいんですね。宛名を書いてほしいんです。ただ、それをそのまま送ってはだめなんです。切手貼って自分で送っちゃだめです。これをまた封筒の中に入れて、返信用のれいわ新選組のこの封筒に入れて、送り返してほしいんです。それで初めて、れいわ新選組からこれを郵便局に持ってって送るっていうかたちです。あと、これをこのまま、決して配ってはだめです。選挙期間中っていうのは、法定ビラ、要するに証紙を貼ったA4のビラしか配っちゃいけないことになってます。しかも本人のいないとこで配っちゃいけないんです。だから、これは絶対配っちゃだめです。だからどうしてほしいかっていうと、これを受け取って持ってってくれた人は自分の友達とか友人の名前と住所をここに書いて、あと、推薦のメッセージとか書くとより効果的だと思います。それをこの封筒の中に入れて、れいわ新選組事務所にそのまま送っていただく。そうすると、れいわ新選組事務所がそれを受け取ってから発送する。だから、これ、結構行ったり来たりするんで時間がかかるんですよ。もう時間があんまりないんですね。今、8日ですね。だから、今日持って帰ってもらったら、もう2、3日中に送り返してほしいんです。なんで、ぜひそれをやっていただいたら、ここに僕の著書だったりとか動画へのURLとかもありますんで、知っていただけるという、これしか今なくて。それ以外のところで言うと、ネットで動画とか著書のほうも拡散していただくという、そういうことしか今回なくて。ただ参議院選は意外に長いです、17日間あって。ずーっとやり続けてる間に、もちろん僕は毎日YouTube ライブをしてますし、この今の演説会もそのままYouTube ライブで流して、そのままアーカイブされてます。そういうものを見る人が増えれば増えるほど、本当に変わり始めたかもしれないって思う人たちが、多分、増えてくるような気がするんですよ。そしたら、ワクワク感、僕はこれすごい大事だと思っていて、それを伝えることが変える一番いい方法なんじゃないかと思ってんですよ。皆さん、もう本当、安倍政権がどうとか、もう今の自民党政権、もう何とか変えたいと思ってる気持ちはわかります。痛いほどわかります。僕もそう思います。ただ、それを変えるために誰かを説得したりとか、誰かを強制したりすると、また分断が生まれてぎすぎすしたりして、政治自体が嫌なもんになっちゃうんですよ。嫌なもんになっちゃうと、多分、人寄ってこないです。じゃなくて、もっと楽しいもの、ワクワクするもの、いいものにしていく必要があって、それはやっぱり、そういうワクワクして、希望を持ったりとか、楽しくなっちゃう自分を見せるのが一番効果的だと思ってるんです。人がそれを見て、あれ何かいいなと思って寄ってくる、まねするっていうのが大事だと思っていて、そういったかたちでおっきな数は作れると思ってるんですよ。だから、基本的に僕は人のことは変えちゃいけないと思うし、変えられないと思ってます。それをやろうとすると、多分、逆に政治は、逆効果になると思うんで、皆さんにはそういう、このはがき、何のために伝えるかっていうと、大西つねきをもちろん当選させたいって気持ちは、ちょっとひとまず抑えてっていうかね(笑)、それがあんまりがつがつ出ちゃうと嫌なもんになっちゃうんで。じゃなくて、いや、もうものすごい楽しいぜ、こいつの動画とか見てるとワクワクしちゃうっていう、そのワクワクを、いい知らせを知らせてください、皆さんにね。そういうつもりで知らせてくと、多分、ちょっと違ってくるんじゃないかっていうふうに思ってます。そういう気持ちが結構大事だというふうに思ってます。結局、だから本当に、無理やり変えようとしてもだめなんで、やれることっていうのは自分を変えること。結局、世界を変えたいって僕も思ってます。でも、世界は自分の以外の何かじゃないんです。世界って自分以外の何かじゃなくて自分そのものなんですよ。世界って自分でしかできてないじゃないですか。みんな自分自分なんです、一人一人。それの集まりなんですよ。人のこと変えられないと思ったら、世界のどこを変えるかっていうと、自分の中しかないです。でも、みんなが自分の中変えたら、世界がらっと変わるじゃないですか。それ、むちゃくちゃ本質なんですよ。今こそそういう本質に立ち返って政治をやる必要があると思っていて、普通の政治家とは、多分、考え方が違うと思うんです。でも、そういう政治家も、今、僕は必要だと思っていて、もし皆さんもそうだと思ったら、してください、本当に。本当に、今、そうやってみんなで一緒に変えましょ。これ、僕が変える話じゃなくて、れいわ新選組が変える話でもなくて、どっかの国会議員が変える話じゃないんです。本当に世界とか世の中を変えようと思ったら、皆さん自身が変わる話なんです。それを一緒にやりましょってことです。今ですよ。今、皆さんがやれること、それを考えてやることっていうのは、僕はとても大事だと思うんで、そういう呼びかけをして僕の話は大体終わりたいと思いますが。ちなみに、これ言ったの僕です。byつねきですね。

会場 (笑)

大西 (笑)。最後にいつも動画で、こっから皆さん、そろそろ、ネットの皆さんにはすいません。

 

(配信終了 02:30:59)

All Posts
×

Almost done…

We just sent you an email. Please click the link in the email to confirm your subscription!

OK