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2019.6.27 「投資って何だ?」

大西つねきの週刊B面動画コラムvol.8

· B面動画コラム

皆さん、こんにちは。大西つねきの週刊B面動画コラム、本日6月27日のB面動画コラムのテーマは「投資って何だ?」というテーマでお話をしたいと思います。

これ今週の月曜日に話をした「お金で考えてはいけない」の延長線上になっちゃうんですけど、本当にいまだに、いまだにっていうか、今の社会とか経済では当たり前なのかもしれないですけど、多くの人が本当にお金でばっかりものを考えるんですね。何でこの話をまたしようと思ったのかというと、またこれ、どうでもいいニュースって言ったらあれなんですけど、ニュースで農林漁業成長産業化支援機構で300億、成長戦略で出資して、3億円ぐらい開業予定が立たない居酒屋に出資したがどうのこうのみたいな、まあちっちゃいニュースですけどね、そんなニュースが流れて、それをちょっと僕が目にして。これも結局、3億円とか300億円とか、出資したお金が無駄だみたいな話になってるんですけど、本当に考え方が違っていて。仮に、例えば3億円出資して開業の見込みが立たなかったとする。もちろんお金の使い道としては多分、間違ってるというか、まあそんなことしていてはだめだとは思うんですけど、ただ、3億円っていうのは結局、使ってしまったら必ず経済の中を流れていきます。だから、使い道としては間違ってるかもしれないですけども、その3億円自体は決して失われることなく、経済の中をぐるぐるぐるぐる回っていきます。お金はお金で結局、本当に、実は何にも失われることがないんですね。よく僕はこの話をするときに、講演会でも話をするのは、1億円の穴掘り事業の事業です。1億円で穴を掘って埋めるだけの事業が無駄か無駄じゃないかと。もちろん無駄なんですけど、それが無駄なのは1億円も払うからなのか、それとも別の理由なのか。1億円っていうのは、お金っていうのは、それが1億円でも10億円での1000万円でも右から左に、決して失われることなく経済の中を回っていきます。だから、それを手にした人が何かほかの使い方をしていくと、より有効に使われる可能性もあるわけですよね、お金っていうのは。ただ僕が言ってるのは、本当に無駄なのは1億円なのではなくて、穴を掘って埋めるだけの全く無駄な事業に使われてしまった、要するに人の時間と労力と、それから貴重な地球の資源、これは一旦失われてしまうと二度と返ってきません。だから、本当に我々が真剣に、国家がコストとして考えなければいけないのは、人の時間と労力、それから貴重な地球の資源なんですね。これを本当に無駄にしてはいけない。これを本当に大事に使って、本当に意味あることのため、それから、未来の子どもたちのために使わなければいけないという、それが本来の意味での国家経営で、お金の使い道じゃないんですね。お金ばっかり考えるから、3億円も出資して無駄だとか、それで損だとかいう話になります。

この投資という考え方も実はとても間違ってるというか、今の仕組みの中ではとても偏ってるんですね。結局、投資っていうのは何かというと、投資で言うところの今の資本っていうのは、ほとんどお金で皆さん考えてます。その中での投資っていうことは、お金を何かに使って、そのお金が返ってくるかどうかっていう、それだけのことなんですね、投資っていうのは。どういうものが投資、リターンとして戻りやすいかというと、そのお金を投じて何かサービスとかものを作り出したとします。それを売ってお金に換わる、このサイクルが、結局、短い間にたくさん返ってくるものがもちろん投資効率がいいものとされます。だから、時間とそのサイクルのスピード、それと、あと、いかに大量に短い間に売れるかとか、そういうものがポイントになってくるんですけど、結局、そのサイクルを短くしたくても、もちろんすべてが短くなるものじゃないんですね。ていうか、そもそも短くなるものっていうのは、実体価値を持つものってなかなか難しいんですね。特に自然が絡むもの。例えば農業とか、ここでも、要するに農林漁業成長産業、農業とか林業とか、それから水産業もそうですけれども、こういったものっていうのはもちろん魚が育つのにも時間かかりますし、木が育つのにも時間かかります。もちろん農業だって作物が育つのに時間かかるんですね。そうすると、サイクルを早めるったって限界があるわけで。投資効率を高めようとするあまり、本当に短い間に生産量を増やそうとすると、例えば、だから、農業でもGMO(遺伝子組み換え作物)だったりとか農薬だったりという問題が発生するわけです。それは短い時間の中でいかにサイクル、早くたくさんのものを作り出すかっていう、そういう、これは実はお金の論理なんですね。お金っていうのは基本的に皆さんもご存じの方が多いと思います、私の動画を見てる方は。借金でお金を発行していて、そこにすべて金利がかかってるので、今のお金っていうのは時限爆弾みたいなもんですね。その時間の中に、より多くのお金を集めて返さないと破綻してしまう状況でみんなが経済を回してますから、とにかく短い時間の中でお金に換えてくっていうことをみんながやっていくわけですね。そのためには短時間の間にたくさん作って売ってっていうことをやると。当然、そういうことをやると農林水産業みたいなことは無理が生じます。当然、魚だって育つの時間かかりますし、ほかの農産物、林業、全部おんなじです。それを無理やりやろうとすると、結局、水産資源がなくなってしまったり、そもそもここにある農林漁業成長産業、こういう1次産業を成長産業にするって考えがそもそもいいのかどうかっていうこともちょっと考え直す必要があるんですね。農業、ある程度もちろん生産性は上がったほうがいいんですけど、上がり続けるっていうことは現実的かどうかって考えると、現実的なはずがないんですね。特に水産業なんかは、まあ養殖とかである程度育てられるかもしれませんけども、基本的には生態圏があっての話で、その中で増やし続ける、取り続けるなんてことが可能なはずがないんですよ。そうやって考えたときに、そもそも成長という考え方そのものがおかしいということですね。

それからもう一つ、資本、投資っていう考え方も、そうやってお金を投じて、それでお金が返ってくるって意味で言うと、すぐにお金に換わる価値じゃないと投資対象にはならないんですね。何を言ってるかというと、例えばすぐにお金に換わらないことってあります。僕はその最たるものっていうのは、とてもおっきな部分っていうのは教育だと思います。子どもたちの教育っていうのは、国家50年とか100年の体系で、すぐにそれがお金に換わるってことはあり得ないんですね。そこに大量に投資っていうかお金、お金じゃないんですよ、本当はね。人の時間と労力です。要するに、子どもたちの教育に多くの人たちの時間、先生たちの時間、労力を割くということ、それはとっても大事なのにもかかわらず、それをしたところで、お金として返ってくるのはもう何十年後かわかんないし、実際に返ってくるのかどうかももう定かではないと。ただ、結局お金の本質って何かっていうと、我々人間が生む価値なわけですね、実体価値なわけですね。そうやって考えると、当然、子どもたちに教育をかけるということは、あとで必ずそういう価値を生み出すという意味で、お金を生むんじゃなくて価値を生み出すという意味で、それが富の本質だという意味で言うと、とても大事なことです。ただ、今のとても短いサイクルの中でお金を得ないといけない金融システム、それはすべてのお金に金利がついて、すべてのお金が借金として発行されていて、そのお金を使って何でも買うというふうになってくると、そういう短期的に投資リターンがあるようなものではない教育とか、それから、例えば教育だけじゃなくて環境保全みたいな、これから僕はとても大事だと思いますけれども、環境保全っていうのも結局、環境を保全するために我々は、多分、本当に我々の時間と労力を、今、割かなきゃいけないと思うんですね。でもそれを割いたところで、それが投資リターンとして返ってくるまで何十年、何百年かかるかはわからないんですね。これだけ本当に短い期間に我々が環境を壊してしまったと。それを直すべきだっていうふうに考えたときに、それをやるんですけど、やったところでその投資リターンがどのくらいの間にどのくらい返ってくるか全くわからない。こういったものっていうのは、もう投資とかいう考えでやるもんじゃないんですよ。それは結局、それをやるべきかどうかという我々の真理の目で見通して、これはやるべきなんだと、やるべきであらば、それはお金が返ってくる返ってこないじゃなくて、お金なんて作ってそこに投入して、それをすることによって何が起きるかというと、人の時間と労力がそっちにいくということですね。要するに、それは今、我々の時間と労力の使い方として、子どもたちに対する教育だったりとか環境保全っていうのは絶対やるべきことであると。それが投資リターンとして返ってくるかどうかなんていうのは、もちろん今の経済学でちゃんと計算できません。今の経済学とか経営学っていうのはとても不完全です。不完全で、もう学問とはいえないほど一元的というか一面的です。例えば、この話も僕よくしますけれども、今、我々が考えてるコストっていうのは基本的に人間が動くコストしか入れてないんですね。例えば、魚をがさっと一気に関係ないのも含めて取るほうが安いっていうのは、我々人間がそのほうが楽だっていう話ですし、鉱物とか石炭とか石油とかを掘り出すのも、結局、我々人間の動くコストしか入ってないんですね。そういう生物の多様性だったりとか、それから鉱物とか原油とか、そういったものがそういう状態に存在し得るまでにかかった何十万年っていう時間は一切入ってないです。そういったことっていうのは結局、今のお金では換算できないようになっていて、お金でばっかり考えるとそういう本当に大事なことを見失っていくんですね。残念ながら、本当に、今週の月曜日も言いましたけど、お金でばっかり考えるようになっていて、こういったニュースが出ても、結局その3億円がもったいないとかいう話になるんですけど、問題は3億円なんじゃなくて、要するに、300億円を農林漁業成長産業化支援機構が出資することによって、本当にやるべきことに人の時間と労力が使われるかどうかってことなんですよ。どぶろく居酒屋が損したか、開業したかしないかっていうんじゃなくて、どぶろく居酒屋をやることによって世の中がどれだけよくなるかっていうだけの話なんですね。それが利益を生むかどうかっていうことじゃなくてね。利益を生むかどうかっていうだけを考えるから、例えばカジノ産業みたいなことも平気で考えられるんですよ。カジノ産業なんて別にできたところで、利益が挙がったところで、結局、人の時間と労力の使い方としては無駄としか言いようがないです。そんなことに、今、人の時間と労力を使ってる場合ではないんですよ。だけどそんなことを、金で考えるから我々はそういうことをやろうとしてしまう。本当にこれはもう、みんながそういうお金で考える癖をつけてしまっていて、もう本当に大事なことを忘れてしまってるんですね。

だから、繰り返しになってしまうんですけど、お金で考えるのをやめるということ。投資っていうのも結局、お金の投資で考えてはいけないということですね。これは今いる人たちの時間の労力と使い道として、今、何に使わなければいけないのか。それは投資リターンみたいなお金で考えるんじゃなくて、自分たちの真理の目で見抜いて、それから、何が大事なのかというその本質でちゃんと見て、皆さんの時間と労力を使っていくと。国家経営っていうのは本来そのためのもんです。国家経営っていうのは我々の社会とか経済とか国はどうあるべきか、そういう考えに従って、だから何をしなければいけないのか。お金で考えた瞬間に本質を見失います。お金で考えるんじゃなくて、どうあるべきなのか。そのためには、今、皆さんの時間と労力を、貴重な時間と労力です。すべて有限なんで、それを何に使うかですね。結局、投資っていうのもお金でみんな考えてるんですよ。投資の資本っていうのはお金だとみんな思ってます。それは結局、高度に市場化されているんで、何でもお金で買えるからお金だと思ってますけど、資本の本質っていうのはお金じゃないです。お金全く何の意味もないんで。結局それはやっぱり土地だったりとか、人の労働力だったりとか、全部実体なんですね。だから、それを何に使うかだし、そもそも投資して資本が増えるみたいな考え方をしてんのも、金だから増えると思ってるんですけど、本来の意味での資本っていう意味で言うと、実体価値、例えば土地だったりとか、日本もそうだし、地球も1個しかないわけですよ。それから資源なんかも、要するに、かなり、資源なんかももともと有限なわけですね。投資したから資本が増えるって、地球が2個、3個に増えるわけじゃなくて、1個のまんまですよ。結局、実体、本当の意味での資本っていうのは増えないんですね、かたちを変えるだけで。だから、投資をして資本が増えるって考え方も実は、我々がお金に頭をやられてしまったその証拠だと思います。そろそろ僕は、こういう話をすると、あまりにも荒唐無稽とか、ちょっとぶっ飛んだ考え方っていうふうに言われるかもしれませんけども、そういう本当に本質に立ち戻ったほうがいいと思うんですよ。必ずそっちに僕はいくと思ってます。何でかっていうと、それが本質で真理だからですね。真理は否定できないんですよ。だから必ずそこに戻っていくし、やがてみんながそれに気づいて、おかしくなった社会とか経済、金融を直していこうというふうに必ず動きだすと思ってるんで、僕がひたすら皆さんに伝えてるのはそういう真理とか本質ですね。それが多分、皆さん自身の中にあるもので、多分わかってることです。ただそれを忘れてるだけで、言われて思い出せば、そりゃそのとおりだよねって思うと思うので、それを僕はやってるにすぎません。

ということで、すいません、のどが、ちょっと僕、(笑)、風邪なんですかね、若干。あんまり、今日聞きづらかったかもしれませんが。大西つねきの週刊B面動画コラム、今日のテーマは「投資って何だ?」と、皆さんの投資の概念をちょっとひっくり返してみました。ということで、また来週もお楽しみに。

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