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2019.2.25「日本病の正体(3)~土地問題」

大西つねきの週刊動画コラムvol.66

· 週刊動画コラム

皆さん、こんにちは。大西つねきの週刊動画コラム、本日2月25日の週刊動画コラムは福岡県福岡市のホテルからお送りしております。昨日、福岡市で講演がございまして、それから1泊して、今日ホテルの中で収録ということで、月曜日ですので、毎週欠かさず上げるということで、こちらからお送りしております。今日のテーマはやはり「日本病の正体(3)」なんですけれども、前回の動画で次はじゃあどうしたらよかったかについて話すというふうに言ったか、どっかに書いたかしたんですが、ちょっと予定を変えてもう一つ大事なことを言ってなかったなと思っているので、それについてお話ししたいと思います。大事なことというのは土地の問題についてです。ですから、今日のテーマは土地の問題について。

日本の土地の問題っていうのは本当に根深く、大きな大きな問題です。あまりこのことについて言ってる人はいません。特に政治家で土地の問題、もちろんバブルが起きて、バブルが崩壊してっていうときは言っていたかもしれませんが、本質的に何が問題なのか、そして、私大西つねき、フェア党は土地の私有制度、個人とか企業が土地を所有するという、その制度そのものが問題の根本であるということを言ってます。おそらくこんなことを言ってる政治家、政党、ほかにはいないでしょう。しかし、今の日本の問題を本当に本質的に突き詰めると、必ずこの問題に行き着くんですね。この問題を抜きにして本当に我々が直面してるたくさんの問題、特に経済的な問題、金融の問題、それから世代間格差の問題、若い人なんかは生きるのすら、部屋を借りる、アパート借りるとかマンションを借りるとか、それでもう本当に高いものを払わされます。昔は敷金、礼金なんかも当たり前でしたし、最近それはだいぶ減ってるみたいですけれども、それでも、保証金、敷金、最近、保証会社みたいのも入りまして、とにかく家主、それから地主さん、そういうほうばっかり保護して守って。で、若者たちは社会に出た瞬間に何も持たされずに、まずは高い敷金、礼金、家賃、保証金、そういったものを払わされて、本当に生きるのだけでもう精いっぱいの状態。基本的に、家賃はさすがに建物を建ててるんで完全に不労所得っていうんではないんですが、地代収入、土地を持ってるだけで収入が挙がる地代収入とか、それから金利収入、どちらも不労所得です。社会で、日本の場合は特に土地の値段が高いですから、経済で売り買いされるすべてのものに必ずその土地の値段が含まれます。土地なしでできる商売なんてないんですね。それから、もちろん、この動画をご覧の皆さんはわかってると思いますけれども、すべてのお金を借金で発行するということイコール、すべてのお金には必ず金利がつくということです。ですから、我々は何かにお金を払うたんびに、何かを買うたんびに、その値段に含まれるかなりの部分、かなりの割合の金利と地代、利息と地代という不労所得を我々が払い続けることによって、それがそういうただお金を持ってる人、土地を持ってる人のところに納められていくという仕組みで生きてます。かなりの部分なので、そういう不労所得の割合が、値段の中に占められる割合が大きければ大きいほど、労働所得、要するに本当に働いてる人たちに払われる所得っていうのは少なくなります。これは本当に僕は由々しき問題だと思っていて、社会で労働者がちゃんと正当な対価を受けられないとか、それから評価されない、金銭的な意味で、それはとても問題だと思います。そもそも土地を持ってるだけとかお金を持ってるだけの人たち、その人たちは、今、日本の社会では、大体おおむねご高齢の資産のある方々とか、土地なんか特に、ある時期に生まれて、それを取得したという方々しかもう持てなくなってます。若い人たちはあとから生まれてきて、いまだに土地の値段もちろん安くないです。坪、本当に100万とか当たり前の話ですね。そういった土地をあとから若者たちが買えるのかというと、もちろんなかなか買える話じゃないですし、そういう高い土地の値段をベースにした家賃とか地代ももちろん払えないっていうことは、若い人たちは土地を使えないっていうことですね。若者たちが何か自分のアイデアを実現するのに、どんな商売をするんでも何をするにも必ず土地が要ります。そういう土地を若者たちは使えないっていう、これは本当に日本の社会を活性化させるという意味でも大きな障害になってます。

そもそも土地の問題っていうのはそれだけではなくて、金融的にも実は大きな問題を引き起こしてるんですね。バブルについてちょっとお話ししたいと思うんですけど、バブルというのは、皆さんご存じのとおり、高度経済成長を経て、土地神話と、要するに土地を持ってればもうかるとか、土地を買っておけば間違いないと。逆にマイホームの夢っていうのは皆さんあると思うんですけども、最近はもうないのかな、昔は確かにありました。僕なんかも本当に家族を持ったら家を持ってみたいなことも考えてましたし。要するに、家というのは人間の生活の基盤ですし、すてきなマイホームを持つっていうことは人生の質を大きく上げることにもなると思うので、それを望むっていうのはとても自然な気持ちだと思うんですね。高度経済成長から土地の値段が上がり続けることによって、買っとけば間違いないし、早く買わないと値段が上がってしまうしということで、多くの人たちがマイホームローンを組んで家を買ってったわけです。バブルの話にちょっと戻しますと、バブルというかたちで土地の値段、家の値段がものすごい上がったあとにバブルが崩壊しました。バブルが崩壊したとはいっても、実はバブルっていうのは崩壊していないんですね。何を言ってるのかと思うかもしれませんが、確かに土地の値段は一時期よりかなり下がって、そういった意味で言うと、土地の市場、住宅市場は、まあそこのバブルは崩壊しました。でもバブルの本質は何かというと、その土地の売買に発行された膨大なお金なんですね。日本の銀行というのは土地の売買に融資をします。この動画をご覧の皆様はわかってると思いますけれども、お金を銀行は誰かに貸すっていうことは、そのぶんのお金を作ってるってことですね。信用創造というかたちでお金を作り出します。例えば1億の土地建物があったとして、そこに銀行っていうのは、土地を担保に、それから建物を担保に、両方に貸しますね。1億円全部貸してくれるかどうかわかりませんが、仮に1億の土地建物に対して銀行が1億の融資をしたとします。土地の部分5000万、もうちょっとかな、まあ土地の部分5000万、建物5000万、だいぶ高い家ですけど、まあざっくりと。そうすると、建物の部分の5000万にはそのぶんのお金を作っても、確かにそのぶんの新しい価値というのをこの世に生み出します。だから、5000万ぶんの仕事も作り出しますし、5000万分の価値も作り出すっていうことで、それに対して建物ぶんの融資5000万、それによって銀行が5000万のお金を作るっていうことは、それなりに理にかなってるんですね。しかし土地の部分、単に土地を売買する5000万の土地売買の部分に対しても土地を担保に銀行が5000万の融資をします。そうすると、これはもう全く何も作り出さない、ただの所有権の移転にすぎないんですね。何も価値を作り出さないにもかかわらず、銀行が5000万円ぶんのお金を作り出してしまっている。バブルの時期はこういったことが横行しました。要するに土地転がしみたいな、ただ単に土地を買うだけのために銀行が融資をして、お金を作り出して、そして、そのお金を使って土地を買って。で、それ上がるので、またおんなじことをやろうとする人たちがほかにもいっぱい出てきて、結局、銀行が土地にどんどんどんどん融資をすることによって、全く何も作り出さない土地の売買という所有権の移転に対して膨大なお金が生まれました。これがバブルの本質です。本当の意味でのバブルっていうのはお金なんですね。何の実体も生まない、何の実体の裏づけもないお金を膨大に銀行が借金で生み出している。バブル、住宅市場、土地の市場は、そちらのバブルは崩壊しましたけれども、膨大な発行されたお金っていうのは基本的には全くそれ以降なくなっていません。その問題全く解決していないんですね。例えばこのマネーストックのグラフを見ればわかるんですけれども、80年代、90年代、もう右肩上がりに、マネーストック、これは皆さんの現金、預貯金を全部足したものです。バブルが崩壊してからちょっと減速しました。もちろん銀行が不良債権処理とかして、不良債権を処理すれば借金を消すわけですから、そのぶんのお金は消えるわけですね。しかし、ちょっと減速したものの、そのあともう一気にまた元に戻るっていうか、本当に上がり続けて、お金は増え続けてます。要するに、バブルのときに作り出された膨大なお金っていうのは結局それから消えることなく、この日本社会、日本経済、日本の金融システムの中にずっとあって、それがまたさらに、もちろん借金ですからそれにも金利がついて、お金にも金利がついて、お金はずっと増え続けてるという状態です。これは、先ほど言った、社会全体の借金が増えればそこにかかる利息額も増えます。これも結局すべてのものの値段に含まれていくわけですね。

ですから、この土地の問題と、それから、もともと私がずっと言ってる借金でお金を発行する問題、そこに利息がついて、金利がついて、その金利とか、それから土地の利用料、地代とか、そういった不労所得が我々の経済の中にどこにでも実は入り込んでいて、すべてのものの値段にはそれが織り込まれていて、我々は何かにお金を払うたんびにそれを払い続けて、そして、それはごく一部の人たち、たまたまその時期に生まれて土地を持つことができた人とか、それから企業はとても大きいですね。高度経済成長期に企業が、例えば電鉄事業をやってるような企業があまり価値のない土地を買って、そこに電車を通して、駅を造って、その周りにバスを走らせて、住宅開発をして。それも全面的に悪いというわけではないです。それによって人々の街ができたりとかっていうのはありますけれども、ただ、街を作ってるのも、土地の値段を上げたのも、基本的にはそういう企業とか政府の投資っていうのはあるんですけど、やっぱり結局人なんですよ。皆さんが一生懸命働いて国の生産性を上げたから土地の値段は上がってる。だから、その時代に一生懸命働いた人たちのみんなの実は成果で、それをごく一部の人たちが土地を買うことによって利益を得てるという状況、特にそういう企業みたいなものが本当に大規模な土地を持っていて、いまだにそれをベースに商売をしてます。これはもう本当にフェアなのかっていうことを考え直す必要があります。土地というのは国民みんなが使えなきゃ意味がないと思います。ほんのいっとき我々がこの世に生まれ出て、生きてる間に土地なんか使えればいいんですよ。ですから、土地なんか別に私有する必要はないと思ってます。個人とか企業が土地を私有する、自分のものとする、所有権を主張して、で、場合によってはこの狭い国土を使いにくくしている。今やその結果、九州より広い範囲内の土地が持ち主不明なんてこともいわれてます。根本的に我々はこれ考え直す必要があると思います。こんなことを言ってる政治家とか政党ほかにはいないと思うんですけども、基本的に僕はそういう今までの経緯も含めて、土地の私有制度、根本的に考え直す時期にきてると思ってます。それから、今、外国人投資家が日本の土地を買ったりもしています。合法的に日本の国土を、占領されてるって言い方はちょっと過激ですけれども、合法的に土地を買われることによって、その土地を何に使うかとかどうするかっていう、その決定権を外国人に委ねているということは、そんなことがどんどんどんどん続いていけば、我々は自分たちの国土を自分たちの使いたいように使えなくなります。本当にこれも由々しき問題で、根本的に土地の問題っていうのは、あまり誰も言いませんけれども、日本病の正体という意味で言うと、もしかしたら本当の意味での正体かもしれません。僕がずっと言い続けてるお金の発行の問題も、バブルの時期に銀行が単なる土地の売買という所有権の移転に膨大な裏づけのないお金を発行したがために、それがずっと尾を引いて残ってる。どうやって残るかっていうと、要するに、基本的にずっとこの動画とか講演会とか散々僕言ってますけれども、借金でお金を発行するっていうことは、お金と借金を減らせないんです。とにかく増やし続けなきゃいけない。銀行がバブルで痛い思いをして、それで不良債権処理したり、それから、基本的に日本の銀行っていうのはほとんど貸出残高って増やしてないんですね。ただ、そのときに膨らましてしまったお金と借金は、やっぱりとにかく誰かが借金を続けてお金を増やし続けないと、どんどん借金自体も利息がついて膨れ続けるわけですから、結局誰かが借金をする必要がある。誰が借金をすることになったかっていうと、結局、政府が借金をしてお金を発行してきた。だから、要するに今の政府の借金の問題、日本の政府の財政の問題も実はそこに大きな原因ときっかけがあったといえます。これもグラフを見せてると思いますが、要するにバブル崩壊して銀行が貸出残高を増やせなくなってから、日本の政府が借金でお金を発行し続けてきた。急激にそのあと日本の政府の借金っていうのは伸びてます。例えば、これはもう皆さん覚えてらっしゃると思いますが、公的資金注入みたいなこともして銀行を助けて、それはやっぱり結局、赤字財政の政府が借金をしてお金を作って、公的資金を銀行に注入したみたいなこともやりました。そろそろ僕は、日本の土地の問題っていうのは、部屋の中のゾウという、そういう英語の言い回しがありますけれども、誰もが実は気づいてるんだけれども、誰も言い出さないようなおっきな問題ということですけれども、そういった大きな問題だと思います。なので今回は、今日は、日本病の正体、あ、そうだ、土地のことをそういえばあまり講演会でも言ってないなと思って、これは言っとかなきゃと思って、今日はそのお話をしました。

ということで、大西つねきの週刊動画コラム、今日はこの辺にしたいと思います。これからまたいろいろ講演会とか、講演会ツアーとか、北海道ツアー、3月の頭、来週ですかね、もう、行きます。そういう告知とかもしたいんですけれども、今日はあまり時間がなかったので、私のイベントスケジュールを公開するようにしてるんで、そのスケジュールのカレンダーへのリンクを張って、そちらのほうでご覧くださいとうことで、これからしばらくこのリンクは張ろうと思いますんで、この辺に出るのかな、こっちかな、(笑)、わかんないですけど、出そうと思います。そちらをご覧になって、ぜひお近くの方は足をお運びください。ということで、大西つねきの週刊動画コラム、本日は「日本病の正体(3)」について福岡県福岡市のホテルの中からお送りしました。来週もお楽しみに。

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