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我々は何を間違え続けて来たか?1/3

· 講演録

2017年7月23日であざみ野で行った講演会の模様です。日本は世界一のお金持ち国なのにも関わらず、その国の労働者たちが正当な労働の対価さえ受け取れず、300万人近くの子どもたちが貧困状態にあります。我々は何を間違えてしまったのか、その真相に迫ります。

(00:00:00)

大西 私が大西つねきといいます。フェア党代表、フェア党という新しい国政政党です。新たにゼロから政党を作って活動してます。今日は「我々は何を間違え続けて来たか?」という、この特に30年間の我々の経済、財政、金融の大きな間違い、根本的な勘違いとか、大きな政策の間違いについて皆さんにご説明したいと思います。これを説明すると、今までもやもやっと何かがおかしいなと思っていたことが本当にクリアに見えるようになります。それから、目からうろこが本当に落ちて、ものごとの考え方、見方、特に財政、金融、それから政治の見方が根本的に変わります。ですから、それをまず今日は皆さんにお話ししたいと思います。私の話を何回かお聞きくださってる方もいらっしゃいますが、基本的にはもう同じ話です。同じ話というか、本当に根本のところなので、本質的な話を何度も同じことを繰り返し言ってますので、その話聞いたという方も多いかもしれませんが、基本的には今日初めての方も結構いらっしゃるので、初めての方向けにわかりやすく説明したいと思います。今日、パイナップルジュース出してるんですけど、何でこれ出してるかというと、私、最近、去年の6月ぐらいから、横浜市青葉区の田奈高校という神奈川県のクリエイティブスクールでずっとボランティアをしてまして、何のボランティアをしてるかというと、校内カフェというかたちで、校内の図書館にぴっかりカフェっていう校内カフェを作っていて、そこに、私、ボランティアとして毎週行って、高校生といろんな話をしてると。田奈高校ってどういう高校かというと、県内のクリエイティブスクールという、クリエイティブという、その言い方が何でそういう言い方になったのか僕わからないんですが、基本的にはあまりうるさいこと言わないというか、そもそも入るときに試験も名前が書ければいいぐらいの感じの高校でして。なので、勉強は得意じゃない子たちがたくさん集まってると。それと連動するようにというか、やはりいろいろ話してると、母子家庭とか、貧困だったりとか、生活保護を受けてる家庭が多かったりとか、いろんなそういう厳しい現実っていうのが、そういう話を特にしてるわけじゃないんですけども、図書館で毎週、大体、午後12時ぐらいから4時ぐらいまでずっと図書館でカフェをやって、そんな話をしてると、そういういろんな話が、ちょっとした悩みだったりとか、そういう苦しさみたいのが垣間見えてくると。そういうものを見ていて、僕はもともと、何でこんな政治をやってるかっていうと、金融の世界にずっといたもんですから、その金融が一般の人たちにどういう影響を及ぼしてるかということがマクロで見えてると。そして、そういう現場に行くと、そういう本当に苦しんでる、子どもたちなんか自分たちが生まれてくる家庭なんて選べませんから、その中でさらにそれが連鎖していくと、貧困はさらに連鎖していくという、そういう仕組みが本当にできあがっていて。僕はもともと金融がわかってる、それを何とかしなきゃいけないって思いがありながら、さらにそういう現場を見て、さらに本当にそういう思いを強くしてると。話長くなりましたが、そのパイナップルジュースというのは(笑)、毎週、私がそのぴっかりカフェに何かしらちょっと作って持ってくんですよ。パイナップルジュースが余ったのは、パイナップルとココナッツのスムージーを作って、それがちょっと今回はたまたま余りましたと。なかなか、彼ら、あまり口にしたことのないものを食べるの結構いろいろ抵抗があるもんで、去年の6月から、本当にガスパチョだったりとかヴィシソワーズとか、いろんなもの作って持ってくんですけど、ガスパチョなんかは本当に大惨敗して、ほとんど飲まれなかった(笑)。その代わりケーキとか、そういうのはもうすごい勢いで出てくみたいなことがあって。それも一つの文化的体験として、なかなかその文化的体験っていうのは、やっぱりある程度お金に余裕がないとできないもんですから、先週は浴衣パーティーみたいなんもやって、みんなで浴衣を着て、それで写真撮ったりみたいなことをして。それもある程度余裕がないと浴衣なんて着られないもんですから、そういうことをなるべく我々の手で、何かそういう文化的体験だったりとか、そういったものをしてほしいなっていうんで、そんなことやっていて。で、今週はパイナップルジュースが余り、そして夏休みに入ったということで、もうそれを消費しようがないっていうことで皆さんに召し上がっていただいて(笑)、

会場 (笑)

大西 そういうかたちで今日は皆さんにパイナップルジュースを召し上がっていただくと。随分長くなりましたが。でも、そういう本当に高校生たち、子どもたちにしわ寄せがいってる。なぜそうやってしわ寄せがいってるかっていうのは、これは明確な理由があります。それは本当に皆さんにちゃんとわかってほしいんですね。それをわかれば、それを直せば、そういった問題は解決できるっていうふうに希望が見えてくると思いますので、ぜひ今日はそういった問題について皆さんに理解していただきたいと思います。

(00:05:33)

大西 長くなりました。自己紹介をやってる時間なんかなくなりましたが、私、大西つねき、生まれが東京オリンピックの年です。2月29日生まれなんで、誕生日は4年に1回しかないということで、昔、よくこのこと言われました、誕生日のこと。もう聞き飽きました。何歳?ってよく言われましたけども、13歳です。それで(笑)、上智の英語学科卒業してから、シアトル大学の政治理論、ポリティカルサイエンスなんで政治力学ですかね、当時から多分、政治には大変興味があったんだと思います。それで留学しまして、帰ってきてからはJPモルガンの資金為替部で、基本的には為替ディーラーとしてずっとやってました。そのあと、2カ所ぐらい銀行、やっぱりアメリカの銀行に引き抜かれていったりしてましたが、基本的にずっと国際金融の現場で働いてきてます。それで、銀行、ディーラーを辞めてから、自分でIT関係のインフォマニアという会社を作って、IT系の会社をやって。それから、両方とも、為替もITもバーチャルな仕事なんで、とてもリアルな仕事がしたくなって、やはりこの横浜市青葉区のすぐ近所なんですけれども、江田という場所で、うちのすぐ前でピッツェリア・マルターノというピザ屋を始めて。1年半ぐらい自分でピザを焼いたりもしてました。本当に、それこそいろんなお客様を相手にしたので、とても私としては勉強になりました。そうやって本当に小さなビジネスをしながら、いかにそういう金融の世界とか為替の動き、金利、そういったものが本当に人々の生活、商売、特に小さな中小企業ですね、僕も中小企業の社長だったんで、辞めてからは、そういうところにどんな影響を及ぼしてるかっていうことを本当に現場で見て、もう本当に絶対これは何とかしなきゃいけないっていうことで、震災っていう経験もすごく大きかったんですが、あのときに価値観が日本中、多分、がらっと変わったと思うんですよね。多くの人たちそうだと思うんですけども、私もやっぱりそれをきっかけに、本当にこれはもう、そこから根こそぎ、根本的に何かがおかしくなっている、お金がすべてを動かしてる、お金がないっていって、結局、被災地の人たちも何に苦しんでるかというとお金で苦しんでるという状況を何とかするために、やはりこれは金融、経済の仕組みから根こそぎ変えなきゃいけないっていうことで新しい政治団体を作って、2011年です。そのときはフェア党っていう名前じゃなかったんですが、政治団体そのものは2011年に設立して、それからずっと活動してます。去年の2月から次の衆議院解散があったときにはこのフェア党の旗を立てて、まずはどこかの衆議院の小選挙区からこのフェアの旗を持った国会議員を1人作り出して、ゼロから一切作って、そして、その中心にちゃんとした考えさえあれば、必ずそこに多くの人たちの支持が集まってくるという確信のもとにずっとやってます。去年の2月からもう1年、そろそろ半になりますけれども、ほぼ毎日、この田園都市線、横浜市青葉区、緑区の沿線のどこかで毎朝街頭演説をし、ひたすら街頭で、お金とか金融とか、そんな難しい話をしながら、そんな話誰が聞くんだと思いながらも、結構、でも聞いてる人もいます。で、頑張ってくれって声かけてくれる人もいますけども。そんなことをずっと続けて、次、衆議院解散総選挙があれば、この神奈川8区から出ていって。それで、神奈川8区から勝てば目立つので、現職はそれなりに強いし、名前もとおってるので、それを破って新しい政党を、その名前を出していくという、そういった戦略で動いてます。こんな話はそろそろこのぐらいにして。

(00:09:27)

大西 先ほども言いました「我々は何を間違え続けて来たか?」っていうのは今日のテーマなので、おっきな間違い、基本的に三つ挙げて今日は説明したいと思います。まずは本当に根本的に国家経営、何がそもそも国家経営なのかという、その根本が間違え続けてきたということですね。一言で言うと、我々は本当にこの72年間、ばかの一つ覚えみたいに戦後復興だけをやり続けてきたと、それがすべての問題の根源にあります。戦後復興期は確かによかったかもしれません。日本、戦争に負けて、資源もなくて、そして、それを輸入するための外貨もなかったので、まずは外貨を借りて、それで資源を輸入して、それを加工して、海外に輸出すると、貿易立国ってずーっとみんな習って、小学校で習って、覚え込まされて、そのためにずっと働き続けてきました。最初はそれでよかったんです。それで黒字を稼いで、黒字の中から戦後賠償を返し、そして借りた外貨を返すというかたちで戦後復興を成し遂げるしかなかったんで。それで、我々の先輩方はそれを見事にやり遂げて、大体、70年代から80年代に達した頃、戦後30年から40年たって、もう既に戦後賠償も返して、それ以上黒字を別に稼がなくてもよかったんですよ、実は。ただ、それをずっとやり続けたと。その結果何が起きたかというと、1985年のプラザ合意、これは本当に、ご存じない方、覚えてほしいんですけど、これが日本の本当に大きな大きなターニングポイントでした。1985年のプラザ合意。これは何かというと、為替合意です。ニューヨークのプラザホテルという場所で行われた為替合意。とにかくドル安の誘導をして、それから西ドイツのマルクと日本の円を高く誘導するという為替合意ですね。結局どういうことかというと、日本と西ドイツが黒字を稼ぎすぎたんですよね。両方とも戦後復興を、そうやって輸出主導型で成し遂げるしかなかったんで、ドイツも本当に戦後賠償もひどかったし借金もひどかったんで、それをやるしかなかった。日本もそれをやった。それを見事にやり遂げて、黒字を稼ぎすぎちゃったんで、今度、その反対側でアメリカが膨大な貿易赤字を膨らましたと。当時、双子の赤字って言われてましたね。財政赤字と貿易赤字両方膨らまして。それを何とかするためにドル安誘導をしようというのが1985年のプラザ合意です。この1985年のプラザ合意前夜は大体200円ぐらいまで、ドル円が200円ぐらいだったんですね。それが一気に円高に振れて、もう本当に、85年、プラザ合意直後は確か160円ぐらいまでいったんですよね。それからずーっといき続けて、僕は1986年に実はJPモルガンに入ってます。で、いきなり為替ディーリングに配属されて、それからずーっと為替やったんですけど、ほかの同期がローテーション、ほかの部署にする中、僕だけなぜか為替に張りつきでずっとそれをやってました。で、まさにドル円が200円台から一気に70円台までいったんですよ、最高値。そっからまたぼーんと上がって、本当に、大体、今、100円前後で落ち着いてますけども、当時は本当にすごい勢いで円高が進んでいたと。その中をまさにずっとやっていたんですけど、結局これ何かっていうと、国際社会からの明確なメッセージだったんですよね、もういつまでも黒字を稼ぎ続けてはいけないと。結局、国際収支ってどっかの黒字はどっかの赤字なわけですよ。どっかの国が稼ぎすぎると、どっかの国が必ず赤字になるわけですよ。基本的にこれ持続可能じゃないんですよ。特にアメリカが赤字になったんで、アメリカが怒ってっていうか、アメリカ力ありますから、そういうプラザ合意みたいなことで強引にそれをひっくり返そうとしたっていうのが、基本的には1985年のプラザ合意です。このときにそれまでの輸出一辺倒の、もう戦後復興をいつまでもやり続けてるんじゃなくて、内需拡大っていうふうに、当時、皆さん、大人だった方々覚えてらっしゃると思うんですけど、内需拡大、内需拡大って散々言われたんです、80年代の特に終わり頃は。内需拡大型の経済構造に変える必要があった、輸出一辺倒の経済構造から。だけれども、結局それ、我々はやらなかったんですよね。バブルの3年間だけはそれをやりました。バブルの3年間って何だったかというと、結局あのとき金融緩和をしたんですよ、国際社会のプレッシャーに従って。金融緩和をしたんでお金が発行されて、それを使ってバブルが起きたんですけど。でも、バブルって今から考えると本当悪いことだったように思えるかもしれませんけど、実は別にそんなに悪い政策ではなかったんです。一つだけ間違えたことがあって、それはあとで説明しますけど、それは銀行の融資のやり方、土地担保融資、まあ今答え言っちゃいますけど、土地担保融資が明確な間違いだったんですけど、それでバブルを作り出したっていうのが根本的な問題なんですが、それ以外のところはそこそこ、実はバブルの3年間っていうのはうまくいっていて、経済成長率も大体7%ぐらい、3年間、87年、8年、9年ぐらいは、90年はもうちょっと下がったかな。大体その3年間はそのぐらいで、インフレ率も2%ぐらい。為替のドル円のレートも120円ぐらいから160円ぐらいまで戻ってるんですよ。バブルの3年間って比較的実はうまくいってたんですね。ただ、銀行の融資、土地担保融資、根本的な間違いが一つあって、それでバブルが弾けて、で、景気が悪化したと。そのときに、結局、またどうしていいかわからなかった時の政権が何をやったかというと、元の戦後復興のやり方に戻ってしまったんですよね。とにかくGDPを拡大するためには輸出を拡大するんだ、黒字を拡大するんだっていう、また元のやり方に戻ってしまったおかげで、結局、1985年のプラザ合意からさらに30年以上黒字を稼ぎ続けましたと。その結果、世界一の、日本はお金持ち国になりましたと言っても、これを聞いてもほとんどの人が、日本は世界一のお金持ち国?何言ってんだって言われるんですよね。日本が借金まみれだというふうに勘違いしてる人たちがたくさんいるんで。しかし、これは紛れもなく事実で、日本っていうのは世界一のお金持ち国です。借金まみれなのは日本の政府です。日本の政府と日本国家っていうのは別です。日本の国家っていうのは政府も民間も全部合わせたもんで、日本の政府は確かに借金まみれです。中央政府で800兆以上、地方財政も合わせると、今、1100兆円ぐらいになってます。借金まみれになってますけど、日本の政府の借金はほぼすべて日本人の誰かが貸しています。日本の政府の国債の90%以上は日本人が持ってます。ですから、国際的に見れば国内の貸し借りにすぎないんですよ。国際的に見れば、全く、国内でチャラの話です。他人、ほかの国にとやかく言われる筋合いのことじゃないんですよ。国際的に見れば、国家として見れば、日本は紛れもなく世界一のお金持ち国です。実際、財務省のホームページいけばこういう数字出てます。国際比較、主要国の対外純資産、対外純資産ってどういうことかっていうと、日本が世界に貸してる金額から、日本が世界中から借りてる金額、借りてるっていうのは、例えば日本の国債とか日本の株式に投資を受けてるぶんですね。それを差っ引いたNET金額が差し引き世界一、366兆円ぶん世界に貸してると。要するに、我々は世界一、世界中に貸してると、差し引きNETで。国際的に見ると2位が中国、まあこれも大体わかりますよね。黒字を稼いでる国は全部そうなんですよ。中国、ドイツ、スイス、香港。で、一番ずーっと下にあるのがアメリカ合衆国です。アメリカ合衆国はもうだんトツのびりで、マイナス834兆円っていうことは、世界中から834兆円ぶん借りまくってる世界一の借金大国であるという、これはもう紛れもない事実です。よくホワイトカラーの生産性が低いとかいわれますよね、日本人は。うそです。もう全然うそです。皆さんも海外行って、日本の成田空港に着いた瞬間に、トイレ一つ取ってもすごいっていうのわかりますよね。(笑)。生産性なんか低いわけないんですよ。もう作り出してるものの質が全く違いますから。結局、日本っていうのは紛れもなく世界一生産性が高いっていうのは、実はこれが証明してるんです。生産性って、よくいわれてるホワイトカラーの生産性っていうのは全く意味がない数字なんで、もう忘れてしまって結構です。あれはただ単にホワイトカラーの給料を為替換算して国際比較してるだけの話です。アメリカは世界中からお金を借りまくって、借金で自分たちのホワイトカラーに高い給料を払ってるだけの話なんですよ。国家の生産性っていうのはどうやって見るかっていうと、日本は366兆円、30年間にわたって世界一の黒字を稼いだから、世界一お金を貸してる結果になってるんですけど。つまり、それだけ日本はこの30年間で、自分たちが消費する、国家として、ないものは外から買ってきて消費しますよね。それを全部使って何かを作って海外に売って、その対価として黒字がたまるんですよ。だから、消費よりも圧倒的に生産性が大きいってことですね。だから、その生産の対価として世界一の黒字がたまってるわけです。アメリカっていうのは逆で、自分たちが生産するよりもはるかに多くの価値を消費し続けてるわけです。それを自分たちでまかなえなんです、買えないんです。だから、世界一の借金を負ってそれを買って、消費し続けてる。だから、アメリカっていうのは紛れもなく世界一生産性低いんです。もちろん個人として見れば、生産性が高い、才能あふれる人たちがたくさん住んでるかもしれませんけれども、根本的な彼らの問題は、本質的に破壊行為でしかない軍事行為に、あまりに多くの人たちの時間と労力と才能をつぎ込みすぎてるということ。その結果、本質的な生産活動にそれを使えないので、結果的に世界一の借金を負ってるということですね。

(00:19:47)

大西 こういう大局を見たうえで、踏まえたうえで、我々は何を間違え続けたかっていうと、まず、これ稼いだのはいいんですけど、それすごいいいことかっていうと、そうでもないです。これ、稼ぎすぎると本当に実はよくないことが起きるんですよ。366兆円、世界一のお金持ち国になったっていっても、そして、これを黒字で稼いだといっても、366兆円を皆さんが受け取れたわけではないですからね。基本的にこれ全部外貨でたまってくので。国際決済、基本的に外貨で行われるので、輸入の代金は外貨で支払いますね。要するにオイルとかそういったもん全部、鉄鉱石とか全部ドルで払って、今度、それを使って何かを作って海外に売ったときに、また代金もドルでもらうと。だから、黒字がたまるということは差し引き黒字がどんどんたまっていくっていうことで、これは全部財務省のホームページから取ってるんですね。財務省の世界主要国の対外純資産っていうページ、これ多分、ググるとこのまま出てくると思います。これは財務省なので円換算してるんですよ(笑)、それをただ単に。縁換算して表にしてるだけの話。日本の官僚の資料ですから。実際はこれ、約3兆ドルなんです。で、これが約7兆ドルなんです。日本が3兆ドルぶんの黒字を稼いだっていう、この30年間で。しかし、問題はそれを黒字で稼いじゃったことなんですよね。結局、稼いだ黒字はどこいくかっていうと、日本国内には入ってこないんですよ。稼いでも日本で使えないし、運用もできないんで、すべて海外に貸しっ放しになってます。じゃあその3兆ドル、ドル売って円買やいいじゃないかってみんな思うんですよ。一般の人たちは自分が持ってるドルを売れば、誰かがそのぶん円をくれると思ってんですけど、日本人全体で3兆ドル、366、それこそGDPの5分の4ぐらいの黒字を日本人で全体で持っていたとして、ドルを売って、円を売ってくださいって誰に言うんでしょう?って。日本人以外の誰が円を持ってるの?366兆円も。誰も持ってやしないんですよ。だから、結局外貨でたまるだけなんです。国際収支ってそういうもんで、黒字は外貨でたまってくだけなんです。結局、全部海外に貸しっ放しで、3兆ドル持っていながら、結局、1兆ドルは実際に日本の政府がアメリカの政府に貸しっ放しですよね。それから、そういう黒字を稼ぐ過程で利益を挙げた大手輸出企業みたいなところが、海外に、全部資産として運用してます。工場を持ってたりとかね。それは日本の雇用をまた流出させたりもしてますね。結局何かっていうと、日本の労働者はこの30年間で必死になって3兆ドルもの世界一の黒字を稼いだのにもかかわらず、それは全く受け取れていないし、自分たちのためには使われていないんです。(笑)、使われていないどころか、さらにそれを、例えばトランプが就任して、安倍首相がアメリカにすっ飛んでいって、アメリカのインフラに投資するみたいなこと言いだしてますけど、それで投資して利益が挙がったところで、また利益はドルで挙がるので、また再投資アメリカにされることになって、結局全く我々のとこには返ってこないです、そんなことなれば。だから、本当にばかげたことを実はやってると。

(00:23:09)

大西 これが本当にどれだけひどい間違いかというと、先ほどんとこ戻りますけど、まず、日本は借金まみれ?借金まみれじゃないです、これもう本当に、日本政府の話なんで。300兆円から600兆円ぶんの、実はただ働きをさせられてるのと等しいんですよ。3兆ドルの世界一の黒字を稼いだんですけど、実はこれ、稼ぐのは本当に大変なことで、特に1985年のプラザ合意で、それまで200円以上だったドル円の為替レートが一時は70円台までなってんですよ。3倍近く円高になってんです。今のこの時点だって、当時から言えば2倍の円高になってんですよ。2倍の円高になったときに、それまで200円で作ってたものが、海外に持ってったときに200円だったら1ドルで売れたんですよね。でも、為替レートが100円なると、200円で作っていると、海外に持っていくと2ドルになっちゃうんですね。要するに、為替レートが、円高が2倍になれば輸出価格が2倍になるってことです。それで結局、要するに、それは国際社会からの、それだから、もうそろそろ輸出を減らして輸入を増やして、黒字を減らしていきなさいよっていう、そういうメッセージだったのにもかかわらず、それをやらずに頑張っちゃったんですよね、必死になってコストを削って。200円で作ったものが2ドルになっちゃうから、じゃあ100円で作りゃあいいじゃないかっていう発想になってしまったんですよ。必死になってコストを削るとどういうことになるかっていうと、当然、コストというのは誰かの売り上げ、または給料ですね。それを30年間も日本は国を挙げて削り続けたんですよ。だから、国内にはお金は回らなくなるし、当然、そうするとデフレになるんです。そういう病的なコストカット体質が国中に染みつきます。皆さんも胸に手を当てて考えてみればよくわかるはずで、もう世界一のお金持ち国ですよ、ちなみに。世界一のお金持ち国で、その国の労働者たちが正当な労働の対価さえもはや受け取れないと。世界で類を見ないような、あり得ないようなサービス残業みたいな、低賃金長時間労働が当たり前になって、それが常態化していて、それが普通だとみんな思い込んでしまっている。こんなばかげたことあり得ない話で。これは世界の最貧国の話じゃないです。世界一のお金持ち国の労働者が自分たちの正当な労働の対価さえ受け取れない、自分たちの身を削んなきゃ生きられない状況、世界一のお金持ち国で、300万人近くの子どもたち、さっき田奈高の話もしましたけども、7人に1人の子どもたちが、今、貧困状態にある。これはもう世界の最貧国の話じゃなくて、世界一のお金持ち国での話です。こんなことあり得ないんです、普通に国家経営をまともにしたらね。結局どういうことかっていうと、我々は3兆ドルぶん、要するに、本来受け取るべき労働の対価を受け取らずに、自分たちの身を削って、コストを削ったから、海外に売り続けて、3兆ドルの黒字を稼げたようなもんです。だから、3兆ドルぶん本当に身を削ったんですよ。ただ働きをしてる。つまり、ドル円が200円だったことも考えると、300兆円から600兆円ぶん、年間の日本のGDP全部ぶんぐらいのただ働きを、日本の労働者はこの30年間でずっとさせられ続けてきたということです。これがまず真実、事実として、ちゃんとそろそろみんなが理解する必要がある。いかにひどい国家経営の間違いを、特に今の自民党与党は犯し続けてきたかということを、ちゃんとみんなが知る必要がある。そういうどうしようもないことをやってる連中がいまだに政権を取ってるっていうことに対して、そろそろ怒ったほうがいいです。ただし怒り方っていうのがあって、残念ながら、今の野党どうやって怒ってるかというと、何かしょうもないことで怒ってるんですけど、そんなことじゃないんです。大事なことはそんなことじゃないってみんなわかってるんです。もっと本当におっきな問題があるってみんなわかってるから、そういう怒り方には全く乗れないんですね。でも、こういう本当にちゃんとした説明をしていけば、多分、もっとみんなは怒れると思うんですね、深く大きく怒れると思う。それを何とか変えようと。それを変えるための具体策さえ示せば、じゃあ、おまえら、それをやれというふうに、気持ちとか、そういったものが集まってくると思ってるんで、我々はまずこういった当たり前の説明をすると。しつつ、じゃあこれをどうやって解決していけばいいかっていうことを説明しながら、そういった考えをまず広げるということを中心にやってます。ここまでがまずこの30年間の国家経営の間違いの第一部っていうか、国家経営についてはあとでもう一度話します。単純にひどい間違いを、今、指摘したところで、じゃあ本来の国家経営って何なの?っていう話はあとでしますので。その中でもやっぱり間違ってた部分があるんで、そこのところで、国家経営の間違いについてはもう一度あとで、違う部分をあとで説明しますけど。まず一つ、国家経営の間違いとして、根本的に30年間我々は間違え続けてきた。まず間違えの一つですね。

(00:28:11)

大西 それから二つ目、これはもっと本当に根源的な深ーい話になります。お金の発行の仕組みは根本的に間違ってる。これは日本だけじゃないんです、実は。もう世界中でお金の発行の仕組みは間違ってます。ですからフェア党が、我々はお金の発行の仕組みを変えるって、今、街頭でもよく言ってますけど、これは日本を単に変える話じゃなくて、世界を変える話だって言ってます。なぜなら、本当にお金の発行の仕組みを日本で変えてしまえば、それは世界中をひっくり返すような大きな大変革になる。必ず本当にそれは日本でやってただよかったなで済む話じゃなくて、世界中にひっくり返す話になります。でも、これは絶対にやらなきゃいけないことだっていうことを、その説明をこれからしますね。まず日本のところから、日本の財政のところから話を始めますけども、まずお金の発行の仕組み何かっていうことを知らなきゃいけないんですね。それも説明します。それより前に、今の政府の借金、先ほどもちょっと話題になりましたけれども、日本の政府の借金、中央政府で、今、800、900兆近いのかな、刻一刻と増えてるんで(笑)、私も追いきれないんですけど。で、地方財政も合わせると1100兆円ぐらいの借金があります。何で?っていう話ですね。よく政府の借金が大変だから税金を上げなきゃいけないとか、政府の無駄遣いが悪いとか、税収が足りないからとかいいますけど、全部うそです。政府の借金は政府の無駄遣いのせいでもないし、税収が足りないせいでもないです。今のお金の発行の仕組みの当然の帰結です。そして、もちろん日本だけの話ではなくて、これは万国共通です。世界中の政府が必ず財政難に陥ります。これは当然の帰結として、論理的帰結として必ずなるということです。それがどうしてそうなるかっていう説明をしますね。まずそれを知るには、我々はお金の発行の仕組みはどうなってるかということを知らなければいけないっていうことですね。大抵の人がお金の発行の仕組みちゃんと説明できません。日銀が発行してるんだろうとか、政府が発行してるんだろうかとか、今、実質的に政府が発行してるような部分はあるんですが、どうやってっていう部分をちゃんと説明できる人はほとんどいません。だから、我々がだまされ続けるんですね。2019年にまた消費税再増税っていう話になってます。こないだも朝日新聞のアンケート、1カ月ぐらい前ですかね、読んだんですけど、朝日新聞社が全国の主要100社にアンケートを取ると、消費税、2019年の再増税はすべきかどうかっていうアンケートに対して、100社中の66社が上げる必要があるというふうに答えてるんですね。その理由が財政健全化とかプライマリーバランス、そんなことを言ってます。日本のトップの、トップかどうかわかんないですけど、主要100社の経営者がそれだけわかってないってことです。本当にお金の発行の仕組みから経済の仕組み、金融の仕組みそのものがわかっていなくて、わかってる範囲内でものを考えてるという、本当にこれ由々しき事態です。そういう人たちすらわかっていません。本当にこれを理解すれば、そんなプライマリーバランスとか財政再建っていうことが全くもう幻想にすぎないっていうことがよくわかると思います。

(00:31:41)

大西 お金の発行の仕組みを説明しますね。まず、そもそもお金って何かっていうことですよね。お金っていうとみんな、1万円札、1000円札、あれがお金だって思ってますけど、日銀券っていうのは実はお金のうちの、お金の本質ではないです、あれは。ただ単に記憶媒体です。日本中のお金を、実は皆さんの現金、預貯金全部合わせると、今、郵便貯金と農協も全部合わせると、大体1300兆円ぐらいになってます。それをマネーストックM3っていうんですけど、マネーストックM2はそっからゆうちょと農協のお金を引いたぶん、それが大体900兆ぐらいですかね、今。それに対して日本中の現金、日銀券全部かき集めても100兆円ぐらいしかないです。つまり、お金っていうのはあれじゃないんです。お札って何かっていうと、お金はもう実は皆さん預金として持ってる、電子情報として持ってるにすぎないんですよ。その情報を現実世界に引き出すときに、情報だけ引き出せないですよね。記憶媒体が必要なんですよ。日銀券っていうのは1万円っていう記憶媒体なんです。1万円っていう購買力とか、1万円っていうお金の概念を1万円っていうお札に入れて引き出してるだけなんです。だから結局、お金刷れ、お金刷れって、日銀券をいくら増やしても意味ないんですね。結局、皆さん、100万円預金持ってても、大体、現金として持ってんのが1万円、2万円とか、全部なんか持たないですね。大体、そもそも皆さんの現金、預貯金、全部で1300兆もあるのに100兆円の現金で済んでるのは、そんなにみんな引き出さないからですね。で、いくらお札刷ったって意味がないんです、そんな引き出しやしないから。その刷ったお札は全部銀行の金庫の中で眠るだけなんで。だから、1300兆円のみんなのお金があるからって、1300兆円ぶん紙幣刷ったところで、1200兆円ぶんは銀行の中に眠るだけなんで、じゃまでしょうがないんです。だから、そんなことやっても意味がないんですよ。要するにお金の本質って何かっていうと、これなんです。お金ってただの実は貸し借り情報にすぎないってことなんですね。

(00:34:11)

大西 お金の発行の仕組み簡単に説明すると、まず、例えば私が100万円の預金をA銀行に預けたとしますよね。今の預金準備制度っていうのは、銀行は預かったお金を貸すことができるという仕組み、預金準備制度っていうのは、それに対して預金準備率に相当するある一定率を日銀に預けなさいっていう、そういう決まりです。つまり、それ以外は貸していいってことです。仮に預金準備率1%とすると、100万円の預金を銀行が預かったとすると、1万円だけ日銀に預けて、残りの99万円は誰かに貸すことができるっていう、そういう仕組みです。で、これ貸しますよね。貸したときに何が起きるかっていうと、僕の100万円はなくなりはしないです。あると思ってるし、実際にあります。引き出せば引き出せるはずです。借りた人は、当然、銀行がお金を貸すときにはうちの口座を作ってくださいと。そこに預金口座を作らせて、99万円貸したら99万円って書き込むだけですね。その人は99万円の借金を受けたときに何が起きるかというと、自分の口座に99万円のお金が書き込まれて、99万円の借金を背負いますと。預金は99万円あるんですよ、お金としてね。僕の100万円はもうあるんですよ。もうこの時点で既に199万円になってるわけですね。借りた人は当然それを使いますので、それを使って誰かに振り込む、B銀行に振り込むと。借りた人はもうないですけど、受け取った人はその99万円受け取りますね。で、B銀行に預けますと。するとB銀行はまたこれを、9900円、1%日銀に預けて、残り98万100円を誰かに貸すことができる。貸すとまた同じことが起きる。この瞬間に、99万円受け取った人は自分で預金持ってるだけですから、ありますよね。僕も100万円持ってんです。で、借りた人の口座の中でまた今度98万100円が生まれることになるんで、いつの間にかこの時点で300万円になってるんですよ。またそれを使うと、今度、C銀行に98万100円を振り込むと、またC銀行はそのうちの9801円を日銀に預けて、残り97万299円をまた誰かに貸すことができる。つまり、ぐるぐるぐるぐる回ってると、お金と借金がどんどんどんどん増え続けるっていうのわかります?預金準備制度っていうのはどういう制度かっていうと、例えば預金準備率が、この場合は1%として計算してます。その場合は「100万円÷0.01」で、100万円の元の預金から1億円作り出せるってことですね。これが今のお金の発行の仕組みなんです。こうやって、今、お金っていうのは発行されてますっていうことです。まずこれをちゃんと皆さんが知る必要がある。これ、普通の人が聞くと、何かおかしいよねって思いますよね。お金と借金ただ増やし続けてるだけなんです。何でそんなことができるの?って思いますよね。何でそんなことができるのか(笑)、僕もわかんないんですけど、そういう仕組みになってます、長いこと。かつてはこれが機能していた時代はあったんですけど、経済成長があった時代は。ただ、これが今のお金の発行の仕組み、実際、預金準備率っていうのは1%よりもっと低いです。預金の種類によって、普通預金とか定期預金とか、預金の種類によってパーセンテージが違うので、一概に何%とは言えないんですけど、全体で何%っていうのは平均取れないんで。ですが、1%よりはよっぽど低いです。なので、もっと本当に多くのお金が作り出されてるってことですね。結局、要するにどういうことかっていうと、先ほど言った1300兆円の皆さんのお金、日本中の現金、預貯金ってほとんど借金だってことです、誰かの。その借金が回り回ってきて、自分はそのお金を持ってると思ってるだけの話で、皆さんが預金に持って、この中に借金がない人はどれだけいるかわかんないですけど、自分は借金がないと。でも、その借金は誰かが持ってんですよ。その借金で作り出されたお金がたまたま自分のとこに回ってきて、幸運な人はその借金、あ、考えてみりゃ借金を持っていない人なんてこの世には1人もいないんだ。何でかっていうと、全部、例えば日本で言うと、後払いの税金になってるんで(笑)。あとで国に返さなきゃいけないって話になってるんですよね。でも、逆にそれは自分たちの資産でもある。ちょっと今の一言でわかんなくなっちゃうかもしれないですけど。要するに、結局お金ってどういうことかっていうと、必ずそれは誰かの借金が回り回ってきたもので、そのすべてには必ず借り手がいて、そのすべてには必ず金利がついて、借りた人はそのお金をどんどん返さなきゃいけないんですけど。

(00:39:16)

大西 しかし問題は、借金を返すってことはどういうことかっていうと、これ、借金でお金を作り出してるからお金どんどん増えてんですよね。借金を返すってことは、この逆回しが起きるってことですよ。これ、赤い部分が借金なんですよ。99万円借りた人が、99万円、まあ使ってしまったんだけど、99万円返そうと思うと、どっかから99万円を引っ張ってくるわけですね。引っ張ってきて、借金を返した瞬間に、その99万円ぶんのお金は忽然と消えるわけですよ。わかります?97万299円借りてる人がこれを返そうと思ったら、これも使ってしまったら自分の手元にはないですけど、例えば、それで何か生産活動して、お金を集めて稼いで、これを返した瞬間に、この借金と集めてきたお金は同時に相殺されて消えるわけですね。だから、この逆回しが起きると、今度、借金をみんながどんどん返すってことは、お金がどんどん消えてくってことなんですよ。借金って必ず金利がつくので、元本99万円借りた人は99万円返せばいい話じゃないんですね。これよりもっと多分返さざるを得ないんです。例えば100万円とか105万円、最終的には全部集めてきて返さなきゃいけなくなるわけですよ。これ、借りた人がみんなそうなわけですよ。世の中、お金、こうやって借金で発行されてるんで、最初の元本ぶんのお金しか発行されてないんですよ。で、それ以上のお金を返そうとすると足りないわけですよ。もっとお金が増えていかないと。つまり、時間とともに、どんどんお金を返していくと同時にお金自体も増えていかないと全然回んないんですよ、この仕組み。当たり前の話で。つまり何が起きるかっていうと、この仕組みって、とにかくお金と借金がぐるぐるぐるぐる回り続けて、お金と借金がずーっと増え続けないと、これは立ち行かない仕組みなんですよ、絶対に。これ日本だけじゃなくて、世界中そうです。皆さんもちょっと考えてみりゃわかるんですけど、要するに、永遠にお金と借金が増え続ける金融経済ってことですよ。そんなことがあり得るのかって、ちょっと考えてみれば、あり得るはずがないって、そんなに難しい話じゃないんですよ、普通に考えれば。永遠にですよ、無限にですよ、お金と借金が増え続けるなんてあり得るはずがないんですよ。当然、経済成長が止まれば、お金貸してんの全部銀行ですけど、銀行お金貸さなくなりますよね。貸せなくなるし、借りたい人も減るし。だから、ずっと続くはずがないんですよ。

(00:42:09)

大西 結局、実際、ま、それは理論上ね。で、どうなったかというと、これもう理論上じゃなくて歴史の授業です。一番向こう、皆さん、プリントアウトしたものがグラフが小さいんで、ちょっと書き込んでいただきたいんですけど、一番向こうが1980年、こっちが、一番右が2014年です。この30年間の推移です。一番上の青い線はマネーストックM2っていって、皆さんの現金、預貯金。先ほどM3、それは郵便貯金、農協のぶんも合わせた金額ですけど、それを抜いた金額です。要するに、これ、皆さんの現金、預貯金って思ってください、大体。何でM2を取るかっていうと、これ、一番データの継続性がある。昔は「M2+CD」っていわれていて、ずっと日銀が同じ数字を出してくれているんで、この数字を取りました。一番上が皆さんの現金、預貯金の総額です。一番下の水色は銀行貸出残高です。これは日本の銀行がどれだけお金を貸してるかっていう数字ですね。ここのあたり、ここが1990年。要するに、バブルが崩壊してからがーんと下がってんですね。ピーク500兆円以上あったものが、一時は400兆円切れまで下がってます。要するに、日本の民間銀行はお金を貸し続けて増やし続けるどころか、100兆円以上バブル崩壊とともに減らしてるんですよ。不良債権処理とかいっぱいしましたよね。だから要するに、借金を減らし、お金を減らしてるんです。ただ、さっきも言ったように、借金を返すってことはお金がそのぶん消えるってことですから、このぶんのお金消えちゃってるんですよ。一番上のお金の総額見てもらうとわかるように、先ほども言ったとおり、1980年から、これ2014年なんですけど、間違いなく右肩上がりでお金増えてますよね。これは必ずそうならざるを得ない仕組みだからそうなってるんです。お金と借金はとにかく増え続けないと今の金融経済は成り立たたないんです。しかし、なのにもかかわらず、民間の銀行の貸出残高っていうのはバブル崩壊とともに減って、二度と増えてないんですよ。でも、お金はとにかく誰かが借金をし続けて、お金を増やし続けなきゃいけない。ちなみに赤い線がGDPですね。GDPは、だからバブル崩壊とともに全く増えてないんです。当然これとともに民間の、要するに、GDPと民間の貸出残高っていうのはある程度符合してるというか、パラレルに動いてんのわかりますよね。要するに、経済成長がなかったら銀行は貸せないんですよ、返してくんないんで、銀行破綻しちゃうんで。で、じゃあ誰が貸せるの?って話です。銀行が貸せなくなったときに、誰が借金を増やして、誰がお金を増やせるのかっていう話になったときに、ここに答えがあるんです、この黄緑の線。これは日本の国債の残高です。要するに、誰かが借金をし続ける、誰かが借金をしないとお金が増えないっていう、そういう仕組みの中で、誰かが借金とお金を増やし続けなきゃいけないっていう、そういう仕組みの中で、民間の銀行がそれをやらなくなったときに、最終的に誰がやれるかっていうと、日本の政府以外誰もやれない、日本だけじゃないです。政府以外誰もそれはやれないんです。それをやらないと今の金融システムは破綻するから、政府が借金をしてお金を発行し続け、20年間発行し続けたからお金が増え続けて、同時にもちろん政府の借金も増え続けた。政府の借金の根本的な原因はこの仕組みにあるんです。別に税収が足りないせいでも無駄遣いのせいでもないんです。今の金融システムの当然の帰結なんです。必ず絶対にこうなるんです。これは日本だけじゃなくて、世界中の政府が必ずこうなるんです。結局、政府の借金が大変だから、税金でその借金を返さなきゃいけないっていうのは全部うそなんですよ。何でかっていうと、税金で返すとどうなるかっていうと、これ(マネーストックM2、国債残高)が全部減るってことです。この政府の借金が全部なくなるってことは、これ(マネーストックM2)がそのまんまなくなるってことなんです。もしこのぶん、これ(国債残高)がここまで下がると、これ(マネーストックM2)もここまで下がるってことなんですよ。日本中のお金がほぼすべて消えるってことなんです。絶対にあり得ない話なんです。

(00:47:24)

大西 政府の借金でお金を発行して、それを逆をやるとお金が減るっていう話を、もうちょっと本当に具体的にわかりやすく話を。政府の借金でお金を発行し続けて、どうやって?って、それ言われてもぴんとこない人がいるので、実際にどうやるかっていうことを説明すると、今、日本の財政って税収が50兆に対して予算100兆円平気で組んでんですよ。まあ平気で組んでますよ。一般家庭だと多分怒られますよね(笑)、奥さんに。もう許されないです、こんなのは。税収が50兆で予算100兆円組んでる。足りないのは50兆ぶんなんで、どうなってるかっていうと、要するに50兆円ぶん借りてくるわけですね。2014年末です、これは。国債残高880兆円なのが50兆円増えて、930兆円に増えますよと。結局、税収50兆円ってどういうことかっていうと、税収っていうのは皆さんのお金から、現金、預貯金から徴収しますと。つまり、マネーストックM2が50兆円ぶん減るってことですね。皆さんのお金が50兆円まず減りますと。それに対して、今度、政府予算が100兆円組まれるっていうことは、政府予算って基本的には民間に払われるんですね、政府内部じゃなくて。例えば公務員の給料とか政府事業のお金とか、そうやったかたちで、結局、予算使われたぶんは民間に戻っていくんで、皆さんのお金、現金、預貯金にまた戻ってくるんですよ。つまり、50兆円、皆さんの現金、預貯金が消えてから、それが政府支出で戻ってくる。もちろん、公務員の方とか政府事業受け取ってる方でなければそれを直接的に受け取ることはないですけど、それが経済の中に戻ってきて、それが回り回って自分のもとにも回ってくるという意味で戻ってきてるんですよ。つまり、ここで50兆円作り出して、50兆円皆さんのお金がなくなって、そこにさらに予算100兆で、100兆円増えることによって、差し引き50兆円が増えてる。マネーストック893兆円だったのが943兆円に増えるわけです。この増えた50兆円ぶんはどっから出てるかっていうと、結局こっから出てるんです、こうやって。わかります?要するに、政府の借金を税金で返すってことはどういうことかっていうと、この逆なんですよね、当然。税収100兆にして予算50兆にすれば、50兆円余って、返済、50兆円返せますと。そうすると、880兆円だった国債の残高が830兆円なって、だけど、結局皆さんのお金が100兆円消えて、50兆円しか戻ってこないもんだから、皆さんの現金、預貯金は893兆から843兆円に減るわけです。これ毎年やってけば20年ぐらいで、多分、全部、もうちょっと早いか、返せるんですけど。要するに、これとこれが同時進行で、さっきは増えていきましたけど、同時進行で減っていくので、結局、830兆円の政府の借金がなくなる頃には、皆さんのお金がほぼすべて消えてしまうっていうことなんです。これがあり得るかっていう話で、あり得るはずがないんです。唯一あり得る方法って実はあるんですよ。それは、要するに、マネーストック893兆円が全部政府の借金とともに消える間に、900兆ぐらいのお金が別の方法で発行されれば、実はこれは可能なんですよ。別の方法っていうのは、今までどおり、例えば民間の銀行が900兆円ぐらいのお金を貸し続けて世の中にお金を作り続ければ、確かにこれは可能なんですけど、そもそもバブル崩壊以来、500兆円だった貸出残高を400兆円切れまで一回減らして、それ以降ほとんど増やし続けていない銀行が900兆円の借金を作り出せるかっていうと、絶対にあり得ないんです。絶対って言っちゃいけないかもしれないですけど、普通に考えれば絶対あり得ないんです。そもそもそのベースになってる、何で銀行が貸すかっていうと、経済成長があるっていう前提。経済成長はもうそんなにこれから続くのかっていう答えに対しては、もちろんノーと言うしかないんですよ。そもそもどういうことかっていうと、この仕組みそのものが実は根本的に破綻してるってことなんですよ。

(00:52:21)

大西 もうちょっと本質的な話をすると、別の角度からこれを見てみるとどういうことかっていうと、お金って普通はこう見るんですよ。大体皆さんお金は見えてるんです。お金って何かっていうと、昔は金本位制で、金という裏づけがあったんですけど、そんなものはとっくの昔に、1970年代になくなりましたね。ブレトンウッズ体制っていうのがあって、金とドルの交換制が担保されていた時代があって、そして、そのドルに固定相場で、円だったら360円っていう、ひもづけがされてる時代があった。つまり、どんな通貨も結局それで金と交換できるという、その交換制が担保されていたから、お金が裏づけ、あるとされていたんですよ。でも、そのブレトンウッズ体制が崩壊して、ニクソンショックで、ニクソンがドルと金の交換制を停止して以来、その裏づけはなくなったんですよ。今のお金の裏づけって何かっていうと、結局、まあ一言で言ってしまや、別に何にもないです、裏づけは。信用だけです。信用ってどっから出てくるかっていうと、そのお金で常にこういった実態価値を交換できるという、それでしかないんですよ。そのお金の価値、信用を保つために何が必要かというと、お金とこの実物価値のバランスが大事なわけですよね。お金ばっかり増えすぎても、これが足んなくなったらお金の価値ってなくなりますよね、下がっていくんで。このバランスが大事なんですけど、そもそもこれはずっと金利と借金で増え続けて、これが増え続けるかっていうと、これももう、多分、無理筋なんですよ。有限な地球でこれが増え続けるはずがないんです。これはずっと増え続ける仕組みなんで。これだけでもおかしいのに、実は本当にもっとおかしいのは、皆さんこっちの部分見てなさすぎなんです、借金の部分って。みんなお金ばっかり、お金はあると見えますけど、借金は見えませんよね。誰かが現金を持ってるのは見えるけど、その人が100万円の札束を持ってたとしても、1億の借金背負ってるかどうかなんか誰にも見えないですよね(笑)。ほとんど見てないです、こっちの部分は。でも、先ほども言ったとおりに、お金と借金が同時に生まれるっていうことは、必ず表裏一体であるってことです。これわかります?皆さんが持ってると思ってるお金すべて、要するに1300兆みんながお金を持ってると思ったら、そのぶんの借金が必ずどっかに存在するってことです。さっきも言ったように、1300兆みんなのお金で1100兆円ぶんの地方財政の借金があるってどういうことだと思います?表裏一体だってことですよね、要するに。どういうことかっていうと、必ず表裏一体で、今の金融システムは何がばかげてるかっていうと、これ、プラマイゼロなんです。ZERO-SUM(ゼロサム)なんです、今のお金っていうのは必ず。ZERO-SUMなんで、みんなで平等に仲よく分け合うことは絶対にもうできない仕組みなんですね。これは仲よく平等に分けることはできます。実態価値っていうのはどんなにちっちゃくなってもプラスなんですよ。これはどうやってもゼロなんですよ、みんなで平等に分ければ分けるほど。結局何が起きるかっていうと、こういう金融システムを維持してると、もう仲がいい社会とか世界はできっこないんです。他人を蹴落として、自分がプラスを集めて、マイナスを誰かに押しつけていかないと生きられないんだから。結局また、例えばこないだもちょっと話題になりましたが、生活保護を不正受給してるとか、いろんなねたみややっかみとか、人間性の問題とかあるかもしれないですけど、基本的に、もしかしたらこれを本能的に皆さんわかってんのかもしれない。つまり、誰かがお金を得るっていうことは、そのぶんのマイナスを誰かが押しつけられてるってことなんですよ。だから必ずプラマイゼロ、ZERO-SUM、必ず誰かの勝ちは自分の負けなんですよ、そういう意味で言うと。これ、国際間でも一緒で、社会ん中でも、すべての国中でもそうだし、国際間でもどっかの国の借金はどっかの国の資産なんですよ。これもプラマイゼロなんです。差し引きゼロなんです。だから、国際紛争だってなくなるわけないんですよ。結局、今、貿易協定とかいろんなことやってますけど、いかに自分たちがプラスを集めてマイナスをどっかの国に押しつけるかっていう、そういう話です。こんなばかげた仕組みをやってる限りは世界平和も絶対訪れないんです。どっかの社会の中でも本当にみんなで仲よく暮らせる社会なんてできっこないんです。しかも、これはもうどんなひどいことが起きるかというと、結局、それでも生きてる人たちはとにかくプラスのお金を、今、食っていかないと生きられないんで、生活保障でも何でも、とにかくどんな借金まみれの人も、短期的にはこのプラスのお金を手に入れて、それを実態価値に変えて食わないと生きられないじゃないですか。何が起きるかっていうと、プラスのお金、こっちの部分っていうのは今生きてる人たちがどんどん先食いしてっちゃうんです。マイナスは誰に押しつけられるかっていうと、今生きていない人たちなんです。いくら押しつけたって死なないから、生きてないから、生まれてないから。子どもたちに押しつけてるんです。だから、この金融システムの当然の結果として、世界中の政府が必ず借金まみれになって、それを後払いの税金として子どもたちに押しつけてくんです。こういう仕組みになってるんです。子どもたちは本当に二重、三重の意味でこのどうしようもない金融システムのツケを負わされるっていうのは、まず、そうやって後払いの税金としてマイナス部分を押しつけられていく。プラスの部分はどんどん今生きてる人間が先食いしてってしまう。で、生まれてくる人たちが、生まれてもいない人たちがそれを押しつけられる。まず一つ。それから、当然、これが膨れ続けるっていう部分は、これを膨れさせ続けなければ立ち行かないっていう、そういう連鎖を生むので、結局、無理やりな経済成長を続けていかないと、あれが回り続けることができないっていうことになれば、結局、無理やりな経済成長をもう世界中の国々がしのぎを削ってそれをやり続けると。その結果、環境は破壊されて、あとでぼろぼろになった地球を子どもたちは渡されると。どうしようもない、このツケを子どもたちは負わされていくという。だから、これは本当に、この部分に関して言えば、日本だけの話じゃなくて、世界がもう何十年も間違え続けてきた大きな根本的な間違いの一つであると。本当に、今、我々がやらなければいけないのは、この仕組みを本当に変えることです。政治が本当に今やらなければいけないのは、国益とかそんなことを越えて、そういう話をグローバルでしていかないとだめな状況になってます。だから、今、どの政党も政治家も本当に経済成長とか身を切る改革とか、そんなこと言ってますけど、そんな場合じゃないです。もうそんなレベルの政治家を我々が排出してる限りは、結局こういう大きな問題はほったらかしになったままです。そろそろ我々の側が意識を変えて、今、本当に何をしなきゃいけないかっていうことを知っていけば、選ぶべき政治家っていうのも見えてきます。なんで、本当に今、過渡期にきてるという。これは今言ったような話ですね。結局、世界的に間違ってるんです。世界中の子どもたちの未来を我々は破壊し続けて。実は日本で、私が何でこんな政治を日本でやって、まあ日本人で日本に生まれたっていうのたまたまなんでしょうけど、日本だからこそ本当にできることがあるんですよ。日本だからこそできる金融政策、独自の財政金融政策がある。先ほども言ったように、日本は世界一のお金持ち国で、世界中から全く借りてないんです。世界中に貸してるんです。だから、日本が日本国内だけで使う円をどんな方法で発行しようが、ほかの国の誰に何を言われることでもないんですよ。それによって世界中からの投資が1円もなくなったとしても屁でもない。何でかっていうと、我々は借りる必要が全くないから、貸してるばっかりで。だから、日本に対する投資も必要ないんです。むしろ投資がなくなってくれればこっちのもんなんです。やつらは日本で投資したくてしょうがないんです。日本の国債、日本の株、日本の土地、持ちたくてしょうがないんです。何でかっていうと、日本が世界最強の生産性を誇る国だから。だから、やつらがみんないなくなってくれれば、全然もうこっちのもんなんです、むしろ。だからこそ本当にそれをやればいいんですけど、ここの話をすると、本当、日本の独立、何でそもそも独立できないのかという、そんな話になって、安全保障とか、そんな話にもいかざるを得ないので、今日はその話をする暇がないので財政金融の話に特化しますけれども、日本だからこそこれはできるというふうに考えて、だからこそ日本で僕が政治をやってるっていうのも、まあたまたまなのか何かわかんないですけど。でも、たまたま生まれてこの状況を見回したときに、日本がやれば先世界は変わるというふうに思ってるんで、こんなことをやってます。ちょっと一旦ここで休憩入れますね。後半ちょっと土地の話しますが、5分ほど休憩入れます。

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